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富士山の天気

天気予報、現在の天気については、「富士山なう」のページを見て下さい。



 (あたりまえのことですが)富士登山ではやはり晴れていてほしいです。曇っていてはせっかくの眺望がだいなしです。さらに、雷雨や強風ともなれば、生命の危険さえ生じてきます。天気予報に十分に注意してください。
 ただ、下界が雨でも富士山の上部は晴れていることもあります(※)。台風が直撃すると思って前日中止にしたら、予定進路からそれたこともありました。そういうことがあるから、私は、やや天気が悪いぐらいの状態なら、とりあえず五合目までは行ってみることにしています。ただし、もちろん現地に到着して悪天候なら絶対に無理しないという条件付きです。当日、台風が接近中ならもちろん行きません。私は横浜在住だから、比較的容易に富士山にやって来られるので順延するのも簡単なのですが、遠方からだったり、バスツアーだったりするとなかなかそうもいきません。その場合も無理をせずに行動するようにしてください。

(※)雨雲が低い場合は、下界は雨で富士山は晴れているということもありますが、通常の雨雲の高さですと、富士山も悪天候の場合の方が多いです。

天気の傾向

(注)あくまで傾向です。どの時期でも天気が崩れる可能性があるのは当然です。
時期 説明
7月上旬~7月中旬
 まだ梅雨の時期なので、天気が安定しません。
7月下旬~8月上旬  この頃がいちばん天候が安定していると言われています。登山マラソンや、登山駅伝がこの時期に行われるのは、そういう理由もあると思います。
8月中旬  雷が発生しやすくなります。雷雨はたいてい午後から夜半に起こるので、なるべく午前中に行動するのが安心です。
8月下旬~9月上旬  秋の気配。天気が崩れやすくなります。年によっては冠雪も。
9月中旬以降  富士登山は避けるのが賢明です。


 2000年のシーズンに雷雨の中の登山を経験しましたが、いやあ、怖い怖い。私の場合は、まだまだ雷鳴も遠かったのですが、とても登る気になれないので最寄りの山小屋に宿泊してしまいました。雷が起きそうな時は、山小屋が密集している道を選ぶべきです。携帯AMラジオがあれば、ノイズが入るのでわかりやすいです。

 雷には積乱雲などの予兆があります。すみやかに最寄りの山小屋に避難してください。山小屋の内部でも窓のそばは危険です。窓ガラスを突き破って雷が落ちることがあります。できるだけ部屋の奥に入りましょう。・・・・・とはいえ、現実には、落雷時に必ず山小屋内に入れてくれるとは限りません。宿泊者だけで満員で収容スペースがない場合などは、物理的にどうしようもありません。

 万が一、避難が間に合わなかった場合は、少しでも低い窪地に身を潜めるのが良いのですが、富士山の登山道にはそういう場所はあまりありません。金属類は頭や肩などの身体の上部には身につけないのが無難です。それよりも突起物が頭の上にある状態が非常に危険なので、ステッキなどはだらんと下げて引きずるように歩くようにするのが良いそうです。しかし、富士山では山頂部分がすっぽり雷雲の中に入ってしまうので、下界の場合とは危険度は比較になりません。やはりなによりも早めの避難を心がけてください。

 なお、雷はやはり午後から夕方にかけてが発生が多いですが、富士山では、まれに早朝でも起きることがあります。

強風

 7、8月の瞬間最大風速として昭和44年に秒速88mを記録しています。これは台風の影響ですが、そうでなくても天気が崩れると秒速30mぐらいはざらです。そのため狭い登山道から風で吹き飛ばされ、転落という事故が発生します。特に、山頂のお鉢めぐりはやめた方が無難です(実際に致命的な転落事故が発生しています)。風速が秒速20m(時速72キロ)以上だともう人間は風に向かって歩けません。

 せっかく来たのだからと、登頂をめざし、そしてお鉢めぐりを敢行してしまいがちですが、天候が悪化したら、たとえ九合五勺まで達していても引き返す勇気が必要です。


山と渓谷社のHPより。台風の影響です。ここまで風速がすさまじいともうどうにもなりません。13時には風速28.3 mを記録・

雲で観る天気

 富士山が帽子をかぶったような状態の笠雲になると、天気が悪化する可能性が大。また、富士山の東側にUFOのようなまとまった特徴的な形の吊し雲がかかっても、天気が悪くなる予兆です。


参考文献:富士山自然ハンドブック(自由国民社)、るるぶ富士山(JTB)

■4コママンガ
ショーちゃんの富士登山
親子登山の様子を描いた4コママンガです。富士登山の雰囲気が分かります。ぜひ、ご覧になって下さい。

■ルート別解説
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須走ルート
御殿場ルート
吉田ルート

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