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 みんなの登山記2004−6 富士宮口
 投稿者:Y.Iさん


■2004年7月26日(月) 富士宮口

 46歳男。横浜市在住。丹沢で練習を重ね、初めての富士山に単独で挑みました。このサイトを参考に日帰り登山の計画を立て、装備を一からそろえ、無事登頂することができました。管理人様には大変感謝しております。

@降雨:深夜に5合目駐車場に到着して仮眠。未明から雨が降り始めました。7時すぎに小止みになったので登山開始。しかし、すぐに雨脚が強くなり、結局、頂上まで間断なくしっかり降り続けました。天気予報では、降っても霧雨程度だったはずなのに誤算。レインコートは着ていたものの、帽子から手袋から全身びしょ濡れ。周囲はガス(雲)に覆われ、視界は20m程度。景色は全然見えず、わが身の不運を呪いながらただひたすら登るのみでした。登山時間はちょうど4時間(うち休憩20分)。頂上で小1時間休憩。雨風のため、測候所行きは断念しました。下山途中、一時的に晴れ間がのぞいたものの、またすぐに雨模様に。下山時間は2時間50分(うち休憩10分)。落雷がなかったのはせめてもの幸いでした。今度は晴れた日に登ります!

A閑散:夏休み中とはいえ、月曜日の早朝の駐車台数はわずか50台ぐらい。車は好きなところに止められました。道を行く登下山者の姿もまばら。人が少ないと完全にマイペースで登れる半面、コースを確認するためにいちいち顔を上げなければならないのは苦痛でした。渋滞を恐れて日を選んだのですが、あまりにガラガラなのも問題です。

B飲食:飲料水は念のため、500ccペットボトルを3本持参しましたが、雨天のため湿度はおそらく90%以上。気温は駐車場で10℃、頂上で4℃とあって、のどは全然渇かず。1本でお釣りが来るほどでした。おなかも減らず、頂上の茶屋のぬるいお汁粉で足りました。

C眼鏡:裸眼では日常生活が送れないぐらいの近視ですが、雨粒がびっしりとついた眼鏡は邪魔者。思い切ってはずしてみると、あら不思議。目の前がかえってはっきり。どうせ視界はないし、開き直って正解でした。

D高山病:5合目で6時間ほど過ごしてそれなりに高地順応。その後、ゆっくりと登ったのがよかったのか、頂上付近でもふだんどおりに動けました。一応、酸素缶は持参しましたが、無用の長物に終わりました。

Eドラマ:登山中、8合目で父親と小学生の男の子のグループに遭遇。子、立ち止まって苦しそう。父「きついか」子「(無言でうなずく)」父「もう、やめるか」子「・・・(無言でうなずく)」父「うん、ここまで良くがんばった。(子の肩を抱きながら)お前のように立派な子供がいて、本当に良かった」。おおー、心の中で拍手してしまいました。


  (管理人)
 残念ながら雨天でしたが、登山時間が休憩込みで4時間はかなり早いですね。丹沢で鍛錬を積まれた成果だと思います。


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(04/7/31)