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 みんなの登山記2005−22須走口
 投稿者:ひかりの母さん

■2005年8月28日(日)

このHPに大変たいへんお世話になりました。おかげさまで家族5人(父40代、母30代、長女9歳、長男7歳、次女5歳)無事登頂することができました。

 第一回目チャレンジは8月19日富士宮口。7合目あたりで次女がもどし、長女も頭痛のため父と三人残して、長男と私(母)でアタック!天気も良く、思ったより早く登れましたが、下りの長かったこと!雨も降ってきて、最後には長男は半べそ状態でした。登り6時間半、下り5時間。家に帰ってから周りのみんなに良くやったと褒められる長男を見て「もう一回登ってみたい!」と長女。私が金沢庵さんの登山記を父に見せたところ、再度チャレンジ決定。

 8月28日。もう時期が遅く、小屋も閉まっているところがあるので、富士宮口は断念して須走口にしました。山小屋泊も考えましたが、子連れ故に日帰りにしました。今度は「家族5人が一緒に行動すること」がめあてです。前の週の台風の影響もあってか、駐車場は満車。路駐は路駐でも駐車場まで30分かかる所にしか駐められませんでした。

 車から出たのが0時30分、山頂に着いたのは16時。ゆっくり登ったせいか、吐き気も頭痛もきつく訴えることなく(眠気はひどいようでしたが)5人そろって登頂!小屋で栄養補給をし、日暮れが迫ってきたので慌てて下山。狐につままれたみたいに、砂走りに入る頃には周りには私たち以外誰もいなくなり・・・砂走りに突入。子供達は喜んで転げながらおりていましたが、大人にはきつかった〜。

 砂走りの出口で日没。霧のような小雨も降っていたので視界も全くなし。小さなヘッドライトと懐中電灯でどうにか下山道の看板を照らしながら歩きました。電池がなくなったら・道を間違えていたらと本当にこの時は怖かったです。下りは4時間。後半休憩も取らず(とれず)降りてきました。5合目菊屋のおばあちゃん達がとても親切にしてくださり、感謝感謝。長〜い、長〜い一日でした。子供達は車に乗るなり、靴も脱がずに熟睡。帰りに寄ろうと思っていた温泉も閉まっていて、夜ご飯に起きる気配もなかったので、そのまま途中のサービスエリアで仮眠し帰宅。朝4時過ぎにみんなで登山成功を祝ってカップ麺で乾杯しました。

 本当に長〜い一日(2日)でしたが、何よりも思い出に残る日を家族で過ごせて幸せです!二回富士山に登っても、その姿を眺められなかったので(一度目は雨、二度目は麓にいるときは夜)冬には富士山を眺めに行きました。「あそこに登ったね〜あのジグザグを歩いたね〜」と富士山を眺めながらの家族の会話は格別でした。      

 今年ももし登るなら・・・高所順応できれば富士宮口です。下りの足の負担がきついですが、距離が短いのと、登っている人がいい。上り下り同じルートだからかもしれませんが、挨拶したり励まし合ったり。愛知万博よりも多くの外国の方に会い身振り手振りで話しました。須走口は長かった〜。次女は砂走りが気に入って「次もここね。」と行っていましたが・・・。

・子供と一緒に登る時の必需品
「あっぱれ!で得られる情報」
「金剛杖」励みになります
「多種類のお菓子」次の小屋に着いたら何を食べようとテンション維持に
「酸素缶」気持ちの問題ですが・・・
そして何より「良い天気、大人の根性、諦める勇気」。

 本当に「あっぱれ!富士登山」にはお世話になりました!今度は是非家族でお鉢巡りをしたいと思っています。近々実現できるように、また「あっぱれ!」を日々のぞかせてもらいま〜す!

                                                ひかりの母より


  (管理人)
 登山時間15時間半、下りも休みなしで4時間。宿泊なしでこれだけの長丁場を子供達がよくがんばったですねえ。すごい!「多種類のお菓子」作戦はいいですね。




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(06/7/17)