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 みんなの登山記2007−33
 投稿者:でこさん

■2007年8月30日(木) 須走口

須走口より登ってきました。ワタクシ 38歳 女性 富士山の麓 御殿場市在住で す。
御殿場に住んで十年近く・・・毎日富士山を眺めてはいるものの、富士登山をしたこ とが無かったのです。で、同じように富士登山 未経験の友人を誘い、女性八名で初 めての富士登山にチャレンジする事になりました。 初心者故にコチラのサイトを参考にさせて頂きましたので、お礼のつもりで私の富士 山記を投稿させて頂きます。

【身に着けていたもの】
・吸汗速乾Tシャツ&長袖シャツ ・撥水加工済のウィンドブレーカー ・トレッキ ングタイツもどきスパッツ(ユニクロにて購入) ・ヤッケの素材のパンツ ・ キャップ ・ニット帽子 ・アクリルの軍手 ・トレッキングシューズ ・長めのタ オル(首に巻いてました) ・ヘッドライト ・ステッキ ・ビニールカッパ
【持って行ったもの】
《ザックに》
・フリースベスト ・薄手のウールセーター ・替えの吸汗Tシャツ ・タオル ・ フリース手袋 ・ビニール手袋(毛染めに付いていた物) ・バンダナ ・予備電池  ・ファーストエイドキット&薬 ・カイロ ・トイレットペーパー(芯抜き半分ぐ らい) ・食料 ・いなり寿司 6ケ ・水 500ml 1本 ・ゼリー飲料 3ケ  ・アクエリアス300mlビニールパック 2本凍らせて (食料は小さなクーラー バックに入れて)
《ウエストポーチに》
・地図 ・UV対策 ・携帯電話 ・財布(小銭タップリ) ・ウエットティッシュ  ・ティッシュ ・懐中電灯 ・キッチンタイマー ・食料 水 500ml 1本 ・ ゼリー飲料 2本 ・チョコレート ・塩ようかん ・キャラメル ・カロリーメイ ト ・アミノ酸クッキー

8月29日 夜発表の天気予報 静岡県・山梨県 富士山両サイドの降水確率70〜 80% 仲間八名で登山の予定でしたが、全員初心者・初登山の為、泣く泣く中止に しました。

8月30日 1:00am 仕事がようやく終わり外に出てみると、御殿場市内 雨が 止んでいます。未練がましく須走口まで行って見ることに・・・途中から濃霧が凄 かったが、富士あざみライン終点近くになったら、イキナリ晴れた。星空に月夜。 (^^) 1:40am 須走口 着 駐車車両は20台程。 登山に必要なものは全部車に積んで有ったので「行けるトコロまで登ってみるか!」 と、登山を決意!勢いで単独登山です。 車の中で30分仮眠  30分で荷造り・支度。計1時間 高度順応タイム。いつ雨 が降り出してもいい様にカッパまで着用した。

2:45am 登山開始。風が強いがキレイな月夜。(前日28日満月)古御嶽神社で 登山の安全を祈り、森の中の登山道へ。行く先々に登山道の看板があったので迷うこ となく登って行きます。但しさすがにこの時間、天候ですので私以外、誰一人登って いる人は居ません。ヘッドランプだけでは心細いので、予備の懐中電灯も手に持ち歩 きます。風が強く木々がざわめいていて、少し怖かったです。おかげで木々がなくな るまでは水分補給以外、ず〜っと歩いてしまいました。当初予定の30分毎の休憩な んてどこへやら・・・ さすが登り。五合目は寒かったのに、汗をかいてきました。厚着しすぎかな?でも風 は冷たいです。

山小屋の明かりと、こいのぼりが見えて来ました。3:50am 新六合目 長田山荘 着。外のベンチで小休止。4:00出発。

4:25am 六合目 瀬戸館着 トイレを拝借 4:35出発
うっすらと明るくなってきました。もうすぐ御来光です。時計と東の空(背後なんだ なぁ〜)を確認しつつ、少しでも上へと思い歩きます。 5:10am 七合目 大陽館着 と同時に御来光。眼下に雲海がひろがり、雲の切れ 間からオレンジ色の太陽がチラっと顔を出し、すぐに雲に隠れてしまいました。山小 屋に泊まっていた方も外に出て御来光を見ています。ケータイのカメラで一生懸命写 真を撮るが、強風でケータイが煽られカメラがブレる。 太陽が雲に隠れると、山の上から雲がさ〜〜〜っと降りてきて一瞬で霧雨の世界へ・ ・・急に寒くなったので、大陽館に休憩をお願いするも「休憩は9時からなんです」 と、バイトの女性に断られる。この時間は、宿泊客の朝食タイムだそうな・・・仕方 ないので上を目指して霧雨の中、気を取り直し歩きはじめる。5:25am 出発

6:10am 本七合目見晴館着  トイレを拝借しようと扉を開けたら強風で扉が外れて しまった!ビックリしながらも扉と格闘していると山小屋のご主人が助けに来てくれ ました。休憩できるか伺うと「OK」の返事。休憩代金¥2000也
 山小屋に入りザックを下ろし靴を脱いだら、何故かホッとしました。ビニールカッ パを着用していた為、汗でムレて着ていた物全てがシットリと濡れています。替えの Tシャツが有りましたので、上半身は一度全て脱いで着替えました。Tシャツ・セー ター・フリースベストを着用。下半身は替えが無かったのでそのまま・・・。脱いだ 衣類はストーブの側に掛けて乾かしました。
 豚汁¥400を注文。持参のいなり寿司とともに朝食タイム。先客がストーブの前 で寝ていたのでストーブにあたれずチョット寒かった。
人心地がついて外を見ると、真っ白で凄い風。一度小屋に入ってしまったら、また外 に出て行く勇気が中々出てこない・・・この山小屋のバイトの女性。本日で22日間 のバイト終了との事。この風雨の中、山を降りて行きました。すごい。  ココで結果二時間ぐらい休憩しましたが、ソレが後々の体力温存&高山病防止に繋 がったようです。
少し風雨が治まってきた様子なので出発準備を始める。
装備は・・吸汗Tシャツ・セーター・吸汗長袖シャツ・フリースベスト・ウィンドブ レーカー・ビニールカッパ  ザックの上からビニールポンチョ
 7:50am 出発  雨は霧雨 風はやっぱり強い。ポンチョは強風に煽られバタ バタとうるさいし、怖かったのですぐに脱ぐ。

 この辺りから、同じペースで登っている方々と必然的に声を掛け合うようになりま した。 大陽館で御来光を一緒に見た 東京の若いご夫婦。紫のカッパの大阪の男性。見晴館 で後から休憩した男性二人組。 ほとんど同じ時間帯、同じようなペース。山頂までほとんど一緒でした。

8:10am 八合目 江戸屋着 一瞬だが霧が晴れて下界の景色がハッキリ見える。 山中湖がキレイ。 東京の若夫婦の方に「生梅飴」いただく。コレが甘いけど最後に梅のジャム?が酸っ ぱくて美味い。登山向き!オススメです。
8:20am 出発
8:45am 本八合目 胸突江戸屋着 また雨が・・しかもミゾレまじりだった。 
8:55am 出発
9:10am 八合五勺 御来光館着 トイレ拝借 9:20am 頂上に向けて出発。 濃霧で何も見えず。
9:30am頃 鳥居が見えてきた。「山頂か!」と思ったら九合目だった。このあた りから岩場になり、傾斜がキツイ。そして寒い。大阪の男性とお互いに励ましながら 登る。 いましたよ!短パンの外人さん。スタスタと登っては座って休憩。私がエッ チラ登って追いつくと又、スタスタと登っていく。まるで鬼ごっこ(笑)そんな事を 繰り返していたら、狛犬が見えてきて、続いて鳥居も見えてきた。今度こそ頂上でし た。

10:00am 山頂到着!! ま〜〜〜白で何も景色見えず。久須志神社でお参り。 おみくじを引いたら「末吉」でした。 とにかく寒いので、山小屋 扇屋へ。ちょうど自衛官の団体さんが入ったばかりらし く大混雑。入り口で呆然と立ち尽くしていると、店の方が「奥にグイッと入って座っ ちゃいな」とアドバイス。座れました。(^^) とにかく暖かいものを・・で、レ モンティ ¥400注文 山頂まで一緒だった大阪の男性は カレーライス ¥12 00 注文。大阪の男性は青春18切符で来て、昨日は六合目にテント泊したそうな ・・・

10:50am お鉢めぐりスタート 右回りで行きました。が、誰も歩いていない・ ・・というか、真っ白で何も見えないし、凄い風。道標も無いし・・コレって遭難? ??などとクダラナイ事を考えながら歩く事約30分。霧の中からイキナリ建造物が 見えてきた。富士山測候所でした。実は測候所の職員の方に面識があり、「富士登山 に成功したら訪ねていく」と約束していたのです。元ドームのあった建物に特別に招 き入れてもらいました。「こんな悪天候の日によく登ったねぇ〜きょうは朝から凄い 風だったよ。下界の台風並みだよ」と言われました。暖かいお茶をご馳走になりなが ら、気象の話、富士山の話、登山者のマナーの話、いろんな話を聞かせていただきま した。
 伺った話をひとつ・・・
毎年、無理な登山で高山病になり、測候所に助けを求める登山者が、かなりの人数い るそうです。測候所の職員の方はもちろん仕事中ですので救助活動等は警察を呼ぶ事 になるそうです。そうなるともう遭難と同じですよね。皆さんも下山する勇気を忘れ ないで下さいね。自力で動けなくなったら、周りに人がいても遭難ですよ。間違って も測候所に駆け込まないように・・

12:00pm 測候所 出発 12:30pm お鉢めぐり終了。外のベンチで休憩。 いなり寿司2ケ アミノ酸クッキーでランチタイム。 トイレを済ませて 13:00pm 下山開始

下山道の道幅いっぱいを使ってジグザグにカカトから歩いていきます。「なんだ 楽 勝かな?」なんてまだ余裕。が、スパッツを着けていない事に気付き、本八合目 胸 突江戸屋まで行き外のベンチでスパッツ着用。途中でセーター、フリースを脱いで 体温調節。

14:20pm 七合目 大陽館着 トイレ拝借 14:30pm 出発 砂走りへ

遥か前方に女性が一人。あとは誰もいない。山頂から吹き降ろす雨の中、快調に下っ て行く。だが、単調ですぐに飽きる。勢いがついているので休憩のタイミングが取り にくい。コケるとそのまましゃがみ込み、水分・チョコレート補給。疲れもピークで 気持ちが何度も折れた。

15:15pm 砂払い五合目 吉野屋着 缶ジュース¥300 雨が止む。売店のワ ンコに癒される。薪ストーブの前から動かない犬だったけど(笑) 15:30pm  出発

古御嶽神社が見えてきた。無事の帰還をお礼と報告。 16:00pm 五合目到着!!疲れた〜膝が笑ってガクガクしてる。東富士山荘の方 に椎茸茶を頂くも、あまりにも砂まみれで店内に入る勇気ナシ。ごめんなさい。荷物 を下ろし靴を脱ぎたい一心で駐車場に直行。16:20pm 五合目出発 帰路へ。

【まとめ】
・勢いで登ってしまった富士山でしたが、事故も無く無事に終わって良かった。悪天 候で景色を見れなかったのが残念。来年 仲間とともにリトライします。
・アミノ酸を、登る前・朝食後・下山前・下山後・就寝前 に飲みました。風呂上り に「バンテリン」を両足に塗りました。翌日筋肉痛ナシ。
・やっぱり日本一の山でした。ナメちゃいけません。装備は大切!特に雨具は最重要 ! 今回、一度きりの登山に高い高性能のカッパは買えない。と、ビニールカッパを 用意しました。雨は防げても、汗で蒸れてインナーは濡れてしまい意味ナシでした。 高度が上がるとソレが冷えの原因になり冷えて辛かったです。透湿性防水素材が必 須。
・キャップ→ニット帽子→上着のフードと被っていました。ヒサシのお陰で顔がそれ ほど濡れなかったかも・・・
・食料は、水をとにかく小まめに飲みました。登りで・・水1L・ゼリー飲料2本   下りで・・アクエリアス600ML・ゼリー飲料3本  菓子類はチョコレート以外 ほとんど食べず。ゼリー飲料が一番良かったです。あと「生梅飴」は良かった。
・高山病対策として、「食べる酸素」を休憩の度に5粒ぐらい食べていた。水も酸素 水にしてみた。徹夜夜行日帰り登山だったので、高山病が一番の心配だった。駐車場 での1時間・七合目での2時間が、高度順応になった様子。
・寒かったです。汗で濡れた事もありますが・・・薄手のもので重ね着をオススメし ます。
・ずっと雨&霧雨でしたのでUV対策すっかり忘れていました。風呂上り鏡を見たらか なり日焼けしてました。要注意です。

今回おばさんパワーのいろんな工夫(?)をしてみました。笑えます。
・ビニール手袋 → 軍手の上から使用。軍手が濡れないので手が冷たくならずGOOD
・せんたくばさみ → 上着のフードを帽子に固定。強風にもビクともせず。紐で フードを締めないので視界もGOOD
・スパッツ → 古いスエットパンツで手作り。但し靴を脱がないと着用できない。
雨に濡れましたが、靴の中に砂は入りませんでした。これで十分GOOD
・メモ用紙 → 牛乳パックを切って持って行きました。ボールペンでちゃんと書け るし、雨に濡れても破れない。GOOD タイム記入した
・ジップロック袋 → ザックの中身はすべてこの袋に小分けにしました。地図もコ レに見たい所を出してからいれました。ザックカバー無しでもコレで十分GOOD
・キッチンタイマー → 登りって一生懸命でオーバーペースになりがち。ちゃんと 休憩を取れるようにタイマーをセットしようかと・・・一人で気ままに歩いたのと、 最初セットしたが森の中で鳴り、怖くて休憩できず。トホホ・・NG
・イルミネーションステック → アイドルのコンサートで使う蛍光の発光する棒。 ステッキにくくり付けてみました。2本も!(笑)照明としては全く効果無し。まあ 団体さんなら目印になるかも・・・NG

登り七時間 下り三時間 (共に休憩含む)
以上、沢山の反省点と共に私の初めての富士登山が終わりました。初心者故の失敗が 皆さんの参考になれば幸いです。

(管理人)
 濃霧で景色が見えなかったのは残念ですが測候所に入れたのは良かったですね。ビニール手袋とジップロックは私も推奨したいです。視界不良時の九合目の鳥居は確かに山頂と勘違いします。



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(07/9/8)