[登山記の目次に戻る]

 みんなの登山記2008−10
 投稿者:お杉さん

■2008年7月26日(土)〜27日(日) 河口湖口

いつも参考にしてます。
本当にありがとうございます。

一昨年は高山病との戦い
去年は快適に。
そして、今年は??
という事で、チャレンジしてきました。

今回は新宿からバスを利用して、去年同様、河口湖口からチャレンジ
去年の友人も一緒です。
そして飛び入りで初登山2名の女子!!

もしかしたら来ると友人から言われていたので、もし来る場合は、必ず「あっぱ れ!富士登山」のHPで勉強する事とは申しつけてましたが。
実際会って聞いたところ、あまり。。。おーーい。先が思いやられますが、 文句を言って仕方ありません。夜も21時を過ぎました。
装備を確認。。。はじめから全部着るな!等々やりとり。
とにかく、ゆっくり歩きましょうと言いながら、不安の登山開始。
やはりというか、途中6合目過ぎたころから友人と女子一人は高山病。
7合目、友人が30分以上たっても見あたらない。
先に行ったと思い8合目まで、高山病の子のペースで登り。
8合目から、高山病の子は、もっとゆっく行きたい。というので、
動悸が速いだけならば、まだ大丈夫。ご来光ラッシュになってるので、ゆっくり したペースだから、それになんとか合わせて歩いてみる事。
もし、途中、頭痛になったら、進まずに休む事。と申しつけて心苦しいのです
が、進みました。もう一人の女子は頂上ご来光にこだわってるようで、チャレン ジして単独行。。。
自分自身は、ゆっくりと息を吐く事、遠回りに確実にと呪文のように、下を向き ながらの登山。
たまに見上げる満点も星はきれいですが、単純に喜べない富士山、空気が薄いです。

9合目を過ぎ、だんだん雲も白けてきました。そして、ほぼ進まない状態のはじま ります。
須走口からの合流でしょうか?

進まない気持ちとご来光間近のあせる気持ちも解らないくはありませんが、ロー プを越して登る大馬鹿もの。。。
あのラッシュ時に落石があったら逃げ場もなく、大惨事です。
自分だけではない。という事を切に認識していただきたい行動です。

そして、今回も頂きからでありませんでしたが、なんとか来光を拝むことができ ました。
苦労が報われる瞬間と、これから下山の事を考えると。。。憂鬱になる瞬間でも あります。

なんとか5時には登頂。4人が揃ったのが、頂上の売店近く。7時30分過ぎでした。 待つこと2時間半!いくらガイド失格としても頭痛に悩まされながら、風に吹か れるのは辛いっす。

また、携帯電話の電源の消耗が古い携帯だからでしょうか?寒さに耐えられない ようで、 一人ほぼ新品の携帯電話をのぞき、残りの3人は全滅でした。 予備の電源をもっていく必要があるかもしれません。

もう一つ、疲労のためか記憶もぼんやりしてるようです。 頂上の鳥居のところに集合と申した単独行の女子はしっかり覚えてませんでした。 複数の人数での場合、はぐれた時の集合場所、タイムスケジュール的なものをメ モにして渡しておくと良いかもしれません。

今回は身体でなく、心が痛い登頂になりました。
よく無事に、全員が登れたと思います。
大いに反省することが多く、情けない報告ですが、他の方々への反省材料になれ ばと思いました。

また、言い訳?報告ですが、ほぼ一緒に出発した二人組は、6合目過ぎには高山 病で寝込んでいたり、8合目で休憩してる時には、下山したかったと口ケンカし てる若い女子たち。。。9合目付近からは、せっかくのご来光で陣取った?人た ちは寝込み状態。。。人の事は言えませんが、準備不足?の方々が多いのでわ? と感じました。
身内の恥で言えば、週末に富士山に行くが何か準備する事はあるか?という感覚 になってるくらい身近になりすぎてるのでしょうか?? (「あっぱれ!富士登山」というHPをみて勉強してから行け!と返事をしました。 おそらく行かなかったと思います。)

えーと。
帰りは御殿場口から、
女子二人は体力がないという事で、ゆっくり下山をしたいという事で、
あっぱれ〜の印字をしたのを渡し、砂走りは、難しいかもしれないから迂回路が あるので、利用した方がよいと助言?してお別れしました。

※後日報告があり、無事下山、時間は午後3時を回っていたそうで、6時間以上 かかってます。

高山病になったけれど、だいぶ落ち着いた友人と下山。
砂走り途中で、友人のシューズが壊れてしまい。ゆっくり下山。
ガムテープをもってくればと、ここでも後悔です。

なんとも苦い報告となってしまいした。
来年もチャレンジしたいのですが、今度は一人ゆっくりにと思いたいところです が、もしもと思うと。。。なかなか決断できません。

ながながと愚痴になってしまいましたが、いろんな事を抜いても富士山は日本一 の山だと思います。刻々と変わる風景や登ってそして降りて解る雄大さ、そして 人間のちっぽけさを優しく?教えてくれる場所だと思えました。

ながながと失礼しました。
来年もきっと登ることになるかと思います。
今後とも運営を続けてください。そして影ながら応援させてください。
それでは、失礼しました。

(管理人)
 ペースがバラバラなのでガイドとしては非常につらい状況。でも、全員登頂できてなによりでした。富士山では携帯電話のバッテリーの減りが速いです。寒さの他に電波の不安定さも影響しています。



BACK  TOP  NEXT

(08/8/5)