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 みんなの登山記2009−14
 投稿者:N.Mさん

■2009年7月31日(金) 須走口

結婚25周年を記念して夫婦登山を試みました。

実は昨年息子、娘を連れてやはり須走口から登頂を果たしましたが、妻は「自信がない」と同行しませんでした。今年3月頃から最低週3回1時間夫婦ウォーキングを始めました。最初はダイエットと健康のためでしたが、徐々に身体が引き締まってきたのを実感した妻は、成果を試したい気持ちになってきたようで、近所の軽い山をハイキング程度に登ったりしていました。いよいよ気を良くした妻は、「今なら富士山も有りか」と思っていたらしく、富士登山の誘いにやすやすと乗ってきました。結婚25年の記念に夫婦登山を決意したしだいです。

今年はどなた様も天候に苦慮されているようですね。未だに東海地方は梅雨明けしていない状況で、中部日本の上にはしっかり梅雨前線が居座ったまま。私もサラリーマンですから休みを自由に取れるわけもなく、お盆休みの混雑ピークに登るのは夫婦水入らずにはならないし、たぶん7月末には天候が落ち着くだろうとの根拠のない予測のもとに、7月30日、31日に休みをとったのが6月中旬のことでした。

それからインターネットで日々の気象情報のチェック。気圧配置から果ては海水温まで調査して天候予測。土壇場の7月29日静岡県に大雨洪水警報発令。それでも「30日の午前中は不安だが午後から31日は晴れる」と予測し、30日の深夜富士山須走口へ愛車で出発。

午前2時30分五合目着。歓声を上げたいくらいの美しい星空に夫婦で感動。仮眠をとって午前4時、いよいよ出発。登り始めて1時間30分かけて六合目に到着。妻はへとへと。「これは途中下山も覚悟しなけりゃ」と内心がっかりしつつも明るく妻を励まし、登山を続け、予定時間をオーバーしながらも何とか頂上に近づいていきました。

見晴館前後で雲の中を抜けるとき、にわか雨に見舞われ、いよいよ妻の気力は萎えたかに見えましたが、やめようとは言わず、少し妻を見直しました。11時間かけて頂上に立ちました。鳥居をくぐるとき、妻に握手を求められてしまいました。自分の力で成し遂げた偉業?に感動しているようでした。

多くの方がおっしゃっているように、登るより降りる方が足への負担が大きく、鍛え方が足りなかったと、夫婦で反省。帰宅してからも筋肉痛に2日間も悩まされました。なぜか、夫婦そろって、ここ数ヶ月で落した体重が一気に逆戻りして首をかしげています。来年は御殿場口に挑戦しようかとふたりで話しています。

(管理人)
とても良い結婚25周年記念になりました。日頃のウォーキングの成果です。



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(09/8/7)