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 みんなの登山記2010−18
 投稿者:清瀬の親子さん

■2010年8月2日(月)〜8月3日(火) 富士スバルライン

自分は十数回目の富士山。小3の息子は小1以来2回目の富士山。1度目は剣ヶ峰無しの13時間に及ぶ日帰り山行。今回は山小屋で1泊してご来光を見て、剣ヶ峰に行く予定。早々に3400mの上江戸屋に予約を取り、初日は5時間の予定。2日目は山小屋前でご来光を見てから、山頂及び剣ヶ峰に向けて出発。8時間の予定。

朝7:30分の時点で5合目駐車場が満車で1.2Km離れた路傍駐車場に車を停める。着替えて50分かけて、高地順応も兼ねてゆっくり歩く。今回は小屋に泊まるので余裕を持って歩ける。
9:10準備体操をして5合目を出発。じきに天候が悪化してくる。6合目の前でカッパ上下にザックカバーをする。
10:21 6合目着 かなりのスローペース。ここで1本入れる。息子がおにぎり1個とカロリー1本を食べる。45分出発。
7合目手前から岩場が始まる。ちょいとチキンな息子はビビリが入っている。が、このスローペースのおかげで、2年前は高山病になった息子も体調はばっちり。
天候は標高が上がるにつれ、本降りに。ただ風もない為、カッパを着ていれば苦にならない。
15:30 元祖室 この手前辺りから息子はかなり疲れてきている。道中、梅干、アミノ等採らせてきたがさすがに疲れが見える。ドライTシャツとカッパの間に長袖シャツを着せて体温保持に努める。

16:10 上江戸屋着 予定より1時間35分遅れで無事に到着。宿泊手続き、寝床の説明、あっという間に16:30に夕食。カレーライス美味い。が、私には足りない。息子もカップめんが食べたそう。シーフード600円を1個注文。半分残す。私は残りのカップめんとおにぎり1個を食べる。焼印200円。
小屋の兄さんが食事後すぐに横になると気分が悪くなる人が結構居るので気をつけましょう。と言っていたが、息子は早く横になりたいらしく、寝床へ。しかし、暑い、狭い、うるさい。中々寝付けない。私も食べすぎで横になるとつらい。20時を過ぎると、ツアー客も一段落。みな静か。寝たり起きたりを繰り返し、23:30息子が急に「気持ちが悪いから酸素を吸いたい。」と言う。取りに行っている間に吐かれては困るのでトイレに連れて行こうとした時に嘔吐。すぐに小屋の人に知らせる。嘔吐物のあるパジャマのズボンを脱がせ、大広間へ。気分のすぐれない子供2.3人大人も5.6人いた。息子を着替えさせ、2時過ぎまで広間にいた。
さすがに眠い。息子を連れて寝床へ。1時間後、気持ちが悪いと起こされる。
これを繰り返し、4時30分。寝不足と高山病で私も初めて頭が痛い。
2時過ぎまでは時折激しく降っていた雨も止んでいる。ご来光が見えそう。山頂まで行けるか分からないので、ご来光だけでも息子に見せたくて、起こす。快晴とまではいかないが見れて良かった。
息子は顔色も戻って、時折気持ちが悪くなる程度に回復したが、心が折れて、下山したいと。ご来光後は雨が降り出した。とりあえず、御来光館まで歩いて体調確認をして決めようと何とか説得。歩いてみると疲れはあるものの気分は悪くないと。
山頂目指して頑張るぞ!に気持ちが変わる。良かった。この辺りから快晴に。風も無く好条件。

7:40山頂に到着 焼印300円 お鉢めぐりは無理かと思っていたが、息子の方から「早く行こう」と休憩もそこそこに7:55お鉢めぐり開始。こんなに好条件は初めて。初めて海が見えた。超感動!!
8:45 念願の剣ヶ峰ついに来た。馬の背も風が無いのでただの急坂でした。
9:43 再び山頂 息子はその気は無かったが日付を刻印してくれるマグネット700円を記念に買って、ペプシ、お茶各500円で乾杯。4時までに帰宅出来れば、息子念願の外食に今日行けるので、(普段は外食はしない)時間が気になる様子。
10:05 下山開始 途中21分の休憩を挟むも驚異のタイム 2時間9分
12:14 5合目着 恒例のお土産 富士山メロンパン250円×4個を買う。息子にソフトクリーム350円。さすがに口の中が気持悪いらしく歯磨きをして1.2Km離れた車まで又歩く。さすがに疲れる。
13:23 車に到着後、着替えて5合目出発
15:35 無事に自宅到着 息子は車中でハイテンション。寝ることも無く帰りました。

その後、妹、弟も交えて家族みんなで念願の外食に出かけました。

あの頑張りは本人の財産になるといいです。

私としても非常に感動しました。息子の頑張りや景色に。
抱きしめて誉めたのと、ありがとうと息子に伝えました。

又、いつか行く気になるかな?

長文お付き合い有り難うございました。

(管理人)
雨、高山病の厳しい状況から一転して快晴、そしてお鉢巡りも成功。まさに9回裏、満塁ホームランで大逆転という感じです。良かったですねえ。下山時間は小3とは思えない、まさに驚異のタイムです。



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(10/8/9)