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 みんなの登山記2010−38
 投稿者:ミューすけ さん

■2010年8月16日(月)〜17日(火) 須走口

名古屋市在住の ミューすけ と申します。

去年バスツアーに参加するため、富士山について調べているときにこのサイトを見つけて それから、ずーっと参考に毎日のように登山記を読んでいました。

今回、名古屋から電車で行かれる方の少しでも参考なればと思い 去年のバスツアーの反省と一緒に報告させていただきます。

*去年の反省(吉田口ルート)

2009年8月16日名古屋を朝7時30分発のバスツアーに私(当時43歳女)と17歳16歳の子供と3人で参加 お盆の最終日でバス2台はそれぞれ満車状態。 奇数での参加で心配していたのですが、やはり1人参加の男性と相席で気詰まりなスタート・・・

吉田ルート5合目に到着したのは、午後3時30分頃で到着後自由行動で4時再集合。 歩き始めたのは登山ガイドさんの説明を聞いての15分後だったか?
順調なスタートと思ったのですが、7合目からの岩場の辺りで日は沈み、ヘットライトを頼りの登山になりました。 先も見えず、苦しい夜間登山が続きました。
宿泊の8合目白雲荘に着いたのが夜の9時近く。 そこから、慌ただしく夕食のカレーを食べて寝床に入ったのは10時でした。
仮眠を取れたのは2時間くらいで、白雲荘の出発時間は翌0時30分でした。
私はツアーのペースが早く、無理に登っていたため過呼吸になり心臓に負担がかかっていたためリタイア・・・ 息子もこれ以上は無理とのことでリタイア。結局娘が1人で山頂まで登りました。

バスツアーの悪い点
@バスの移動は長くて窮屈で行く前から疲れてしまったこと。
A団体行動はペースがあわない。
Bほぼ、登りは夜間登山になる名古屋からのバスツアー。

良い点
@料金が一律で安く登山が出来る。
A電車と違って乗り換えに焦ることなくバスに乗っていれば安心。
B帰りに温泉で汗を流せる。

今回は悪い点をすべてクリアーして山頂をめざすプランを考え 須走口で頂上を目指すべく実行にうつしました。


*今年のチャレンジ(須走口ルート)

2010年8月16日(去年と同じ日にちでのリベンジ) 登山者は私(44歳女)と18歳の娘。息子は不参加の2人登山。

行程
  名古屋発6時46分
  こだま630号自由席(名古屋始発なので指定席でなくても座れます。)〜 三島まで  99分 
  乗り換え9分
  三島から8時34分発 東海道本線(沼津行)で沼津へ   5分
  乗り換え6分
  沼津から8時45分発 御殿場線(国府津行)で御殿場へ   38分
  御殿場到着時間  9時23分
  御殿場から9時40分発 富士登山バスで須走口   1時間
  須走口5合目到着時間  10時40分

JR料金は片道 1人  7870円  所要時間 2時間37分
登山バスは往復 1人  2000円

5合目に到着してから、身体を高度に慣らすため早めの昼ごはん。 きのこいっぱいの、きのこうどんをいただきました。 出発は11時30分です。 去年と違ってマイペースの登山で順調なスタート。 娘のペースは少々早めなのか、どんどん登山者を抜きながら歩きます。

そのためか新6合目の長田山荘に到着したのは12時45分でした。 私の予定では途中休憩含めて13時30分予定だったのでかなりのハイペース。
6合目の瀬戸館にも30分程で到着。新7合目の大陽館には14時25分に到着しました。 この時点で私の予定より1時間も早い登山ペースでしたが、去年と比べて多少の運動の成果か まだまだ、余裕がありました。
ただ、そんな時間帯から下界は雲で見えなくなり下のほうで雷がゴロゴロと鳴り始めました。

本7合目の見晴館に15時10分着、8合目下江戸屋には15時50分に到着。
今晩の宿の、上江戸屋さんに到着したのは、16時20分でした。
素泊まりで予約を入れていたのですが、他の宿泊客はみなさん夕食付きとのことで 念のための確認をしてくれましたが、下界から菓子パンを持参して行ったので断りました。 ただ、素泊まりの私たちにはテーブルの用意が出来ないと丁寧に言ってくださり、 また、布団の上でも食べられないとのことで、山小屋のベンチに座って菓子パンとウイダーインゼリーを飲みました。

早い時間でしたがご来光のため5時過ぎ就寝。翌日は1時起床です。
1時30分頃山小屋を出発しましたが、早い時間のためか、それほどの渋滞はしておらず
休憩しながらゆっくり登ったにもかかわらず3時前に山頂に着いてしまいました。
日の出まで2時間もあり、山頂のすごい風のなか娘と二人で凍えながらご来光を待っていました。
途中で山頂の山小屋に明かりがつき交代でのぞきに行って400円もするココアの缶ジュースで暖をとり 残暑見舞いなどを書いておりました。
しばらくすると、吉田ルートからの団体客がぞくぞくと登ってきてお鉢巡りの参加者を募っていました。 私たちもお鉢巡りをするつもりでしたので、さりげなく団体さんの行動を盗み見ながら着いて行く事に・・。

4時54分日の出。去年は白雲荘で見ましたが、山頂からのご来光は格別でした。
ご来光前にお鉢巡りのスタートをしていたため南側に移動していたのでご来光の写真は何だか山の途中のようです。
剣が峰で写真も撮り展望台では、みごとな影富士も見ることが出来ました。

下山は7時20分、途中で左足の親指のまめがつぶれ痛みと戦いながら10時30分5合目へ
10時40分に登山バスが出るところでしたが、お土産を買わないとと思い乗りませんでした。 ただ、次のバスの出発時間が13時だったので待ち時間が長くて疲れました。 帰りはバスの時間で2パタンの時刻表を作成してメモして行ったので、タイムロスなく 名古屋に17時15分に到着しました。

*最後に、今回頂上で財布をなくしてしまうトラブルがありました。結局見つけられたから大事にはなりませんでした。 みなさんは常識かもしれませんが、リュックに別に2万円を入れていたので最悪の帰りの心配はしませんでした。 電車の場合帰りの時間がわからないので下山してからも交通費がかなり必要になります。

くれぐれも、帰りの交通費だけは別で確保しておくと安心ですよ。


(管理人)
問題点を洗い出して見事なリベンジでした。大阪、名古屋からの朝発のバスツアーは五合目到着が17時頃で、どうしても八合目の宿に着くのが遅くなります。



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(10/9/3)