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 みんなの登山記2010−49
 投稿者:さん

■2010年8月26日(木)〜27日(金) 須走口

 親子3人(おやじ51歳、長男大学5年生、次男大学1年生)で登りました。

8月26日(木)
21時 須走口・5合目駐車場到着。駐車場は第2駐車場にまだ空きがある。出入口から15台くらいの場所に駐車(「あっぱれ富士登山」のみんなの登山記に、出入り口に近すぎて音がうるさくて眠れなかったとの情報があったため出入り口があいていたがそこは避けた)
 朝3時30分出発を予定していたことと、初めての登山道のため下見に行く。車から出るとやはり「涼しい」。自宅は八王子だが今年の猛暑で暑すぎ!!
 駐車場の係の方に登山道を聞きその方向に歩いて行くとトイレがあり、200円を払い利用させていただき、改めて登山道を確認した。

22時 就寝 夜中に寒くて目が覚めてタオルケットをかけたりした

8月27日(金)
3時起床 「さぶい!」3人とも服を着る。富士山頂付近の月が明るく、登山道に一列の明かりも見える。ポットのお湯を沸かし直し、インスタントみそ汁とおにぎりで朝食。温かいみそ汁はやはり「正解」、体が温まる。ザックに合羽を入れてきたが重たく、不要と判断し置いていく。

4時 駐車場を出発。予定より30分遅れ。菊屋さんが開店準備を始める横を抜け、古御岳神社わきから登山道へ入り、「いざ登山開始」(神社でお参りしようとしたがこの時間は扉が閉まっていた)林の中の道をヘッドランプ頼りに登るが段差が結構あり、30分くらいすると呼吸が苦しくなり小休止とした。その後歩みを進め20分後に2回目の休憩。ここまでで正直とても疲れ、ここから上もこの様な道だとリタイアしなくてはいけないかなと思った。

5時 六合目・長田山荘到着 日の出までにまだ少し時間がありそう
 少し明るくなり、雑誌から切り取ったコースタイムをみると予定より早いペースで登った事に気がつき、よく頑張ったと自分をほめる。六合目からは登山道は段差がなくなり傾斜面で比較的ペースが作りやすく、「いけそう」と思えてきた。途中でお日様が顔を出し、こどもたちは写真を撮っているが、わたしはこどもたちより歩みが遅いため、ご来光を少しおがんで黙々と歩み続ける。

10:40 山頂到着
 六合目以降は傾斜面が続いたため自分のペースを作ることができ、高度を稼いでいきました。呼吸は腹式呼吸で2回吸って2回はく、歩幅はかかととつま先がつくくらいで呼吸に合わせて歩くことを基本としました。歩くスピードはゆっくりで、後から来た人に追い越されもしましたが、その人たちが休んでいた時は追い越し、その後その人たちに追い越されることも、他の人たちに追い越される事もなく山頂に到着できました。
 山頂では梨2個を3人で食べ、昼食は温かいうどんを1杯購入しおにぎりと一緒にたべる。山頂はガスっていて視界は良好ではないが達成感の中での食事はとてもおいしかったです。 その後体力のあるこどもたちは剣が峰へ。せっかく来たから最高峰を目指すと出発。わたしはとてもその元気はなく横になって休憩。

12時 下山開始
 つづら折りの道を下山。乾燥していて埃がすごいが1時間もするとかなり下まで来た。登った苦労と比べると雲泥の差。砂走りは延々と続き、こどもたちは競争などしながら順調に下山。しかし、私は昔スキーで故障した膝の靭帯に痛みが出て思うように歩けず、冷汗かきながら下山。途中からこどもがザックを持ってくれたが吉野屋までがとても長く感じた。その後林道の段差が続き膝に負担がかかり苦戦しながら古御岳神社まで到着。なんとか無事に下山できた事に感謝。

15:30 菊屋さん到着。そば、ソフトクリーム、あんみつを3人で食べ人心地。お店の人に温泉を聞くと丁寧に親切に教えていただき感謝し、着替えて帰路に就く。

登山のきっかけ:
「富士山に行こうか、いけるのは今年しかない」5月連休明け突然長男からの電話で計画。 こどもたちが小中学校の頃、そのうち富士山に登ろうと話していましたが、なかなかきっかけがなく、来年マッチング・国試で忙しい長男からの誘いで実現しました。

準備:
@「山渓」の本を2冊購入、「あっぱれ富士登山」で研究(一番役に立ち助かりました)
A須走口の選択は、登りが樹林道で下山に須走があり、一度で2度おいしいと思えたから
B土日は込み合うため平日休める日程を調整。体力に自信はなかったが日帰りでないと登山後の体調管理ができないため金曜日を選択
C1カ月まえから靴のならしと体力をつけるため毎日家の周りや公園を走る。また、仕事では7階の職場までエレベーターを使わず歩く(一日多い時で10回ほど)
D水は重たいため持っていくのはBCAA配合飲料各自500mlを2本(家に帰りつくと空ペ  ットボトルが15本ほどで出てきた)

反省:
登る事ばかりに気を取られ、砂走り対応ができていなかった。膝のサポーターがあればよかった。


(管理人)
膝が良くないのでしたら、斜度が比較的緩い須走口を選んだのは正解でした。 文中のマッチングとは医学生の臨床研修制度のことなんですね。昔はインターンという呼び名がありましたが、仕組みが時代と共に変わっています。



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(10/9/25)