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 みんなの登山記2012−21
 投稿者:K.Tさん

■2012年8月19日(日)〜20日(月) 富士宮口

今回8/19,20で、プリンスルートで登ったので投稿します。
主に写真を撮りたいという人を誘っての登下山なので、時間が
かかっていると思います。

今回の行程は以下です。
交通手段は車で、水ヶ塚駐車場に置いたまま
シャトルバスで富士宮口に登り、行きはプリンスルートで登ってきました。
時間は休憩込みの実時間です。二日目は富士宮ルートをそのまま下山しました。

8/191[5.5h]
AM9:30水ヶ塚公園着→AM11:00富士宮口発→宝永山荘(昼食)→
pm16:30御殿場 わらじ館着(泊)

8/20[11.5h]
わらじ館am1:30発→赤岩八合館(朝食)AM3:00発→AM5:00頂上で御来光→
お鉢周り(反時計回り)→AM8:20富士宮下山開始→PM13:00富士宮口下山


・8/19はまだ交通規制中。富士宮口を利用する人は皆水ヶ塚公園に車を 留め
 ています。早朝に到着しましたが,水ヶ塚はけっこういっぱいでした。去年
 下が土だった、御殿場側の駐車場所も舗装されて、いっぱいでした。きれい
 なのは良いのですが、自分の様なバンには駐車幅がせまめでした。それで、
 入口から奥まった、南側の場所に駐車しました。そこは下が土で、駐車幅ラ
 インも無く、ある程度余裕持って駐車できました。でもゲリラ豪雨などあっ
 たら、悲惨な場所になります。初めは自分含め3台のみでしたが、後から続々
 と入ってきて自分たちが登山準備を終えて出発するまでに合計25台もこの場
 所に入ってきており、後からもきてました。改めて富士登山人気を知りました。
 係の人に聞くと8/18から天気が良かったようで、自分たちも山頂までくっき
 りと富士山を拝めました。天気に関しては8/20の下山時まですっと良かった
 です。

・富士宮口からの登山道はすでに過去にも皆さんが書いてますので、気が付いた
 点のみ記述します。
 6合目の宝永山荘から宝永遊歩道で宝永火口降り口に着いて、反対の火口壁
 をみると、2回折り返すメインの登山道がまず見えます。この登山道は皆さん
 書いてあるように砂礫のずるずる滑る道ですが下記の様な枝道がみえました。
 遠くから見るとなんとなくわかるのですが、実際にその場所に登ってみると、
 意外にわかりません。使用には、覚えていったほうが良いです。
 →下から一つ目の曲りで、メイン道とは反対方向に、かすかな踏み跡のよう
  な道があります。途中折り返し、二つ目の曲りまで伸びており、距離はあ
  るものの斜度の緩い登りやすい道のようです。台風の後では、遠くからでも
  みえなくなっているかもしれません。ちなみにメイン道の下から二つ目の
  曲りからも富士山頂方向に上に向かって緩い踏み跡の様な道があります。
  お子さん連れの方は利用してみては?
 →下から二つ目の曲りをすこしすぎると、宝永山に向かう道が右方向にあり、
  それは比較的しまっていて歩きやすいです。でもやはり台風がきたらわか
  らないかもしれません。宝永山に向かいたい人は右側を注視してください。 

・今回宿泊したわらじ館ですが、一昨年までは駅伝の前後のみの営業でしたが、
 オーナーの知り合いの今の宿主が去年から開山期間中営業を開始してます。
 今年寝室を二段としたそうですが、それでも定員40人という小さな小屋です。
 一泊夕食のみで\6000でした。
 夕食はレトルトでなく、小屋作りのカレーのようで、具もしっかり入ってます。
 お代わりも可能で、おいしかったですね。朝食は弁当を頼むと、[パン1個+ゆ
 で卵+ジュース(200ML)]だったと思います。小屋で朝食を食べる人はごはん食
 のようです。
  なにせ小さな小屋ですので食べる場所も狭いです。そこが従業員の方々の寝
 床でもあるので、「満員で天候が悪い時は居場所がなくて大変」とご主人は笑っ
 てました。
 寝床は寝袋&羽毛布団です。枕はありますが、自分にはやや低かったです。
 寝床1区画で敷布団&掛布団がそれぞれ1枚なので、寝返りすると隣の人と隙間
 ができて寒く感じることが。基本は寝袋に入り、その上から掛布団をするのが
 良いかと思います。
  今シーズンは週末の土曜日はほぼ満員で、わらじ館の主人いわく「今の富士
 登山ブームは、御殿場口でも週末は満員になる位ですよ」と笑ってました。御
 殿場道には大石茶屋を除き、隣の砂走館と上に砂走館の姉妹館の赤岩八合館の
 三館が富士山開山期間中営業ですが、おおよそ上から埋まっていくそうです。
 わらじ館はマッサージをしてくれる方がいたそうですが、今回泊まった時はもう
 私用で下山してしまって受けられませんでした。また、従業員で気象予報士の
 方がおり、夕食後外に出て景色や雲をみながら色々と教えてもらい、うれしか
 ったですね。何より富士山の山小屋にいての予報が聞けるので、信頼度は高そ
 うです。今夜〜明日の好天予想をきいて、一緒に写真撮影に来ていた相方は喜
 んでました。

・翌日は予想通りで山頂で見事なご来光をみられました。月曜日なのに富士宮&
 御殿場の頂上はかなり人がいてびっくりでした。今回の主目的は色紙を持参し、
 ご朱印をもらうことでした。久須志神社では一番大きな朱印を押してもらい、
 奥宮では二番目の15cmの印を押してもらいました。其々\2000と\1500です。大
 きな印は中心に色が付きにくく、宮司さんには大変そうでした。また、昔はイ
 ンクに富士山の砂が入っていたようですが、今は色を同じにしているが砂は入
 っていないそうです。ご朱印等については、このあっぱれ内の記事を参考にさせ
 てもらいました。

・下りは富士宮ルートでしたが、山頂同様けっこうな人出で、まだまだ多くの方
 が登ってきてました。久々の交通規制解除日だったからかもしれません。目立
 ったのは親子連れです。気になったのは、中学生以上は登山靴履いてる割合は
 多かったみたいですが小学校低学年以下と思われる子供さんはほとんど登山靴
 は履いておらず、いわゆるズックだったことです。大人には何でもない段差を
 滑って登れなかったり、浮石を踏んだりして痛めたり気の毒でした。下りにな
 ったらどうなるのか、ちょっと心配でした。山ガール同様親子登山もよく見受
 けられるようになってますが、お子さんの装備にももっと力をいれてあげてほ
 しいと思いました。

(管理人)
子供はどんどん成長するので登山靴が一年限りで使えなくなるかもしれず、それで購入をためらう親御さんが多いのかもしれません。でも、下山時に足首を捻挫することもあるので、装備には力を入れて欲しいです。



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(12/8/24)