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 みんなの登山記2012−31
 投稿者:Chibashi Yahagichoさん

■2012年8月12日(日) 富士宮口

【 ふたりぼっちの親子登山 】

こんにちは。 延引ながら、みんなの登山記 09−28 及び 11−20 に 継いで、3回目の投稿を させて頂きます。 昨年、「 これで最後。 わが人生 霊峰富士様 登りおさめ。ふじさま、このはなのさくやひめさま、あまてらすおおみかみさま、どうもありがとうございました。」 と、ひとりごちたにもかかわらず、性懲りもなく、またまた今年も 登頂して参りました。 8月11日〜14日の4日間、のんびり大名登山でやんした。 これで、9回目。 登頂成功率100%、と 今回も充実した親子登山でした。今回は、長男は大学受験、高2の次男はオヤジを見捨てて友人と別の日程で富士登頂を果たす、ということで、かつて イヌ・サル・キジ と 3匹いた お供は、昨年 2匹に減少し、その減少傾向に歯止めがかからず、遂に 今年は 中2の三男ひとりのみ。 彼も来年は高校受験で、着いてきてくんないだろうなぁ・・・・・・・。

今回のテーマ、というか 目標は、@ 昨年は、須走ルート頂上の山口屋さんに一泊したので、もう一軒の扇屋さんにも泊まってみたい、A 金剛杖・焼印フリークのワタクシメと致しましては、やはり 昨年までに 取りこぼしている 佐藤小屋と 星観荘、そして、富士山駅 ( 旧・富士吉田駅 )の焼印をゲットして、4ルート全山小屋 完集・制覇したい、B 名著 『 まいにち富士山 』 の著者でおわせられ、今夏、1,000回目の富士様 登頂を果たす 佐々木茂良さんに もう一度 おめにかかり、生意気盛りの我がクソ息子どもの事どもに就いて お話させて頂きたい、C 山頂郵便局の今季限定グッズをゲットしたい、D 一度の個人ツアーで、山梨県の吉田うどんと 静岡県の富士宮焼きそばを 両方 食べ比べてみたい、E マイカー規制中の、山梨県の北麓駐車場の使用環境・満足度・問題点、及び そこからの吉田口5合目行きシャトルバスの運賃のコスト・パフォーマンス、運行状況・使用感想を、静岡県の水ケ塚駐車場から富士宮口5合目行きシャトルバスのそれらとを 同時期に比較してみたい、そして、F 誠に僭越至極ながら、以上の諸々の事象・感想に就いて、名高い 「 あっぱれ !! 富士登山 」 に 3回目の投稿を させて頂きたい、というものでありました。

結果について、一言で申せば、@〜E まで、「 すべて達成・大満足 !! 」 ってことでやんした。
吉田うどん VS 富士宮焼きそば、ならびに 北麓駐車場 VS 水ケ塚駐車場、という 山梨・静岡 2大対決に関する極私的考察に就きましては、それらだけで 特大ボリュームとなってしまうおそれなきにしもあらず、ということで、別の機会に譲らせて頂き度く、ここでは思い切って 割愛させて頂きますること、何卒 御容赦賜り度く、茲許 御願い申し上げまする。

これで ホントにもう 思い残すことは ございません。 と、申し上げたきところなれど、 実は、富士宮ルート頂上の 頂上富士館には まだ泊まったことがなく、また その近くに 銀明館 とかいう山室が新装開店準備中(?) !! っていうこともあって、心 ゆれる、という事実もこれあるのですが・・・・・・・。

今回の登頂で、これまで経験したことのない特筆すべき事象と致しましては、下山途中に 富士宮ルートの登下山道 7合目付近に 野生のカモシカ君が登場し、手が届くほどの至近距離での出現、はじめての第3種接近遭遇は、驚きと興奮と感動の坩堝でございました。これまで、カモシカならぬ 普通の鹿どもの群れは、須走口5合目に至る富士アザミラインなどで、日没後に道路を 眼だけ光らせながら 集団で横切ったりするのに遭遇したりしましたが、そういうのに出会っても、「 鹿島神宮に群れてるのと おんなじだぁ 」、と驚きも感動もしなかったのですが・・・・・・・。

あと、ちょっと 驚いたのは、前述の2大駐車場の片方に EV ( 電気自動車 ) 用の急速充電器が設置されていた事です。

今回の進路・行程は、下記の通りです。
【 10日 】 深夜 マイカーで 都内の自宅出発 ⇒ 中央フリーウェイ ( 車中泊 ) ⇒ 早朝 富士山駅 焼印 ( 押印済みの みやげ用短尺 金剛杖購入 ) ⇒ 山梨県 吉田うどん ⇒ 北麓駐車場 ( 車中泊 ) ⇒ 【 11日 】 シャトルバスで 吉田口5合目、金剛杖購入 ⇒ 小御岳神社 参拝・刻印・御朱印 ⇒ 佐藤小屋・星観荘 焼印 ⇒ シャトルバスで 北麓駐車場に戻る ⇒ 北口本宮 浅間神社 参拝・刻印・御朱印 ⇒ 静岡県に移動 ⇒ 表口本宮 浅間神社 参拝・刻印・御朱印 ⇒ 富士宮 焼きそば ⇒ 水ケ塚駐車場 ( 車中泊 ) ⇒ 【 12日 】 シャトルバスで 富士宮口5合目 ⇒ 登山開始 ⇒ 6合目〜 各 山室で 焼印 他 ⇒ 8合目付近 下山してくる佐々木さんと遭遇(思惑通り) 1,000回登頂の祝辞を申し上げ、サイン帳・金剛杖・帽子のつばにサインを頂戴する ⇒ 富士宮ルート頂上 ⇒ 奥宮 参拝・刻印・御朱印 ⇒ 右手に みごとな 影富士 を眺めながら おはちを反時計回りに 須走ルート頂上へ移動 ⇒ 扇屋 到着 ・ 夕食 カレーライス ⇒ 山室泊 ⇒ 【 13日 】 満54歳 誕生日。はげしく行きかう雲の中に 御来光 拝観 ⇒ 久須志神社 参拝・刻印・御朱印 ⇒ おはちを時計回りに 富士宮ルート頂上へ戻る ( 今回は 剣ヶ峰はパス ) ⇒ 山頂郵便局で今季限定グッズ・ゲット 風景印/和・欧ローラー印/和・欧クロカツ 他 押印 ⇒ 奥宮 神社内の公衆電話から、下界 ( 千葉の実家 )の かみさんに登頂報告 ⇒ 富士宮ルート 下山 ⇒ 7合目付近(?)で、野生のカモシカ君に遭遇 ⇒ 山梨県へ向けて 移動 ⇒ 途中 須走 ふもとの 東口本宮 浅間神社 参拝・御朱印 ( 昨年同様、焼印も可能でしたが やめときました。) ⇒ 更に 御殿場市の 新橋 浅間神社にも立ち寄り ⇒ 笛吹市 「 薬石の湯 瑰泉 」夕食・宿泊 ( 誕生日月なので一泊 無料。 昨年同様、半額券もくれたけど、連泊せず。 ) ⇒ 帰宅

総括 : 「 慢性 ひざ痛 」と 仲良く付き合いながら、苦痛を最小限にとどめて、楽しく 登頂を果たす秘訣は、ともかく ゆっくり 登ること。 これはまた、「 老化による高山病早期発症 」予防にも たいへん有効。 その為には、周到なる計画を立案し、充分に余裕をもった時間配分とすること。
と、いうことで、今回も 「 ろっこぉ〜ん しょう〜じょう〜 」 などと 雄叫びをあげながら ゆるされる限り最大限の時間を 費やし、一歩一歩を 堪能させて頂いた次第でございまする。
日頃、時間に 追われまくりの日常生活から 一歩 踏み出し、って言うか、思う存分 時間を 贅沢に使い、今年の夏も 親子登山に いそしむ54歳、しがないサラリーマン、わが人生のヒトコマでありました。

蛇足 : なにやら ちかごろ 富士山大爆発というような不吉なウワサが、ちまたで ささやかれておりまするが、わが心のよりどころ、富士様 フォーエバー ってことで、世界遺産なんか 気にスンナ と 心底 思量 申し上げたき心持ちでございまする。 ( 乱筆乱文 何卒 ひらに 御容赦被下度。)

佐々木茂良さんとトゥーショット (左 )ひきわけ、(右)チョキの負け


我が家の家宝


(左)54歳の誕生日。雲海に望む 9回目の御来光。
(右上)富士宮焼きそば「さの食堂」(右下)吉田のうどん 「ふもとや」の肉うどん大盛


我が家の金剛杖コレクション。 登頂した回数・人数分 有ります。



(管理人)
多くのテーマを持ち、数日かけての「のんびり大名登山」、良いですねえ。車中3泊→山頂の山小屋泊→温泉で仮眠。これでよく体力が続きますね。金剛杖コレクションが見事!

(追記10/17)
CYさんは車中泊に慣れていて、5夜連続車中泊の旅もされたそうです。また、瑰泉は寝場所が充実しており熟睡できるそうです。



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(12/10/13)