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YTさん・河口湖口編

2002/8/13~8/14

(山頂の焼印は富士宮口を、また吉田口レポートも参考にして下さい)

 先週、初めて富士山の登頂に成功した僕はすっかり富士山のとりこになってしまいました。僕は、富?士山の山小屋で押してくれる焼印目当てで登山をしました。これが一番の富士登山の思い出の品になると考えたからです。一回目は静岡県側の富士宮口から登りました。そこにあるすべての山室で押された焼印は、金剛杖の半面をきれいに埋め尽くしていて、とても見がいがありました。金剛杖は八角形をしています。そのうちの半分の四辺・四面は焼印で埋まりました。もう片面(四辺)をぜひ今年中に焼印で埋め尽くしたいと考えた僕は、無謀にも一週間後に今度は山梨県側の河口湖口から登頂し、このルートにあるすべての焼印を押そうという野望を抱きました。河口湖口を選んだのはこのルートには15箇所ぐらいの山室があり、かなりの数の焼印を押すことが出来ると期待したからです。

 それではさっそく本題に入ります。河口湖口は、全ての山室で焼印が用意されています。今回は河口湖口、一部須走口にある山室の焼印について書きます。一部須走口が混じっているのは、八合目で河口湖口と須走口の登山道が合流するからです。

河口湖口、一部須走口の焼印

 まずは下記の表を参考にして下さい。「長さ」とは杖に焼印した時の長さです。雨天や夜間等で焼印が押せなかった時に、鉛筆でその長さプラス1cmを足して金剛杖に印をつけ、次回や下山時の時に押すための空白を作っておけばよいと思います。「最大幅」とは、焼印を押した時の横の広がりです。「面使用」とは八角形の金剛杖の内の何面を使用するかです。焼印は、雨天の時にはまず全てそろいませんのでご留意を。


八合五勺

御来光館

正方形「(top富士の絵)県境 8.5合目 御来光館」。 & 正方形「(top富士 の絵)標高3450米 年 月 日」。 (二つで一つ) 長さ7.2cm。四面使用の最大幅3.7cm。 200円。


本八合目

富士山ホテル

上部富士山ホテル(トモエ館の隣)
富士山型の五角形「本八合目3400米」。 長さ2.8cm。四面使用の最大幅4cm。
長方形「平成十四年 登山記念」。 長さ4.3cm。三面使用の最大幅2.3cm。 200円。
通常はこの二つしか押してくれません。しかし実はもう一種類あるのです。僕は見逃しませんでした。
富士山ホテルの3個目⇒富士山型の五角形「(英語)11000FT 2002FUJI」 長さ2.8cm。四面使用の最大幅3.8cm。外人用だそうです。プラス100円でゲット。

下部富士山ホテル(上部から下へ約10mばかり下った場所にあり。)
八角形「胸突八丁」。 長さ2.7cm。三面使用の最大幅2.5cm。 
八角形「本八合 三千四百米」。 長さ3.7cm。三面使用の最大幅2.5cm。 200円

トモエ館

富士山形の五角形「八合目トモエ館」 & その下「海抜3400M」。 (二個一) 長さ6.5cm。三面使用の最大幅2.7cm。 200円。

胸突江戸屋

(須走口)
長方形「(top富士の絵)県境 本八合目 登山記念」。 & 長方形「八丁 胸突江戸屋 三四00米」。 (二個一) 長さ7.5cm。三面使用の最大幅2.5cm。 200円。 
鳥居の中に「奥宮境内本八合目」。 & 長方形「三四〇〇米 胸突江戸屋」。 (二個一) 長さ7.5cm。三面使用の最大幅2.8cm。 200円。 (2007年度)


八合目

下江戸屋

(須走口)
ほぼ正方形「(top富士の絵)登山 八合目 記念」。 & ほぼ正方形「海抜 江戸屋 三三五0米」。  (二個一) 長さ5cm。三面使用の最大幅2cm。 200円。 (2002年度及び2003年度)
top富士山の絵 (横書き)八合目 長方形「須走口 江戸屋」 長さ6.5cm。三面使用の最大幅2.5cm。 200円。 (2004年度)

元祖室

鳥居型「八合 元祖室 3250」 長さ4.5cm。四面使用の最大幅4.5cm。 200円。(2002年度及び2003年度)
長方形「平成16年 お猿さんの顔 小縁年」 長さ5.3cm。四面使用の最大幅4.3cm。 200円。
長方形「平成17年 鶏の絵 元祖室」 長さ5.3cm。四面使用の最大幅4.3cm。 200円。
長方形「平成18年 犬の顔 元祖室」 長さ5.3cm。四面使用の最大幅4.3cm。 200円。
長方形「平成19年 猪の横顔 元祖室」 長さ5.3cm。四面使用の最大幅4.3cm。 200円。
長方形「平成20年 鼠の顔 元祖室」 長さ5.3cm。四面使用の最大幅4.3cm。 200円。

干支の絵の焼印は当該年限定
コレクターの心をそそる毎年違う干支の絵の焼印となりました。12種類制覇するのか?

白雲荘

長い縦長の長方形上半分、「(top富士の絵)八合目 白雲荘」。 & 下半分「二00二年 三二00米」。 (二個一) 長さ8.4cm。三面使用の最大幅2.7cm。 200円。

蓬莱館

長い縦長の長方形上半分、「八合目」。 & 下半分「蓬莱館 三一五0M」。(二個一) 長さ7cm。三面使用の最大幅2.3cm。 200円。 (2002年度)
長い横長の長方形「(富士の絵)亀岩八大竜王 3150 八合目 蓬莱館」。  長さ7cm。三面使用の最大幅2.3cm。 200円。 (2003年度及び2004年度)

太子館

円型「3100m 八合目」。& 変則的な円型「(top富士の絵)太子館」。 (二個一)長さ7cm。四面使用の最大幅3.8cm。 200円。


七合目

東洋館

縦長の長方形「(top富士の絵)海抜一万尺 東洋館」。 長さ6.2cm。三面使用の最大幅2.8cm。 200円。
富士山型の中に「吉田口 東洋館」 長さ5.7cm。三面使用の最大幅3.3cm。 200円。

鳥居荘

鳥居その下に2002、横線。 長さ4.3cm。三面使用の最大幅2.8cm。 200円。

富士一館

小判型「北口(富士の絵)七合目 富士一館 二千八百米」。 長さ5cm。三面使用の最大幅3cm。 200円。 (2002年度)
長さ7.2cm。四面使用の最大幅4.2cm。 200円。 (2003年度及び2004年度)

鎌岩館

横長の長方形「2002年 7合目かま岩館 (斜め右上富士の絵)」。 長さ6.8cm。三面使用の最大幅2.7cm。 200円。

七合目トモエ館

台形二つ。左側「七合目 トモエ館」。右側「海抜 2740」。 長さ9cm。三面使用の最大幅3cm。 200円。 (2002年度)
富士山型「頂上に日の丸 7合目 トモエ館 2740m」。 長さ5.8cm。四面使用の最大幅4cm。 200円。 (2003年度及び2004年度)

実はこのトモエ館、隠しアイテムがあるのです。ここまで来るとテレビゲームの世界ですね。午前中には押してくれないのですが、午後になると大黒様のお顔の焼印を押してくれるのです。また、7日は終日押してくれるようです。(最近は押してくれること自体極めて稀です。幻です。2008年)
大黒様のお顔 下に「大黒」の横書き。 長さ3.5cm。三面使用の最大幅3.2cm。 200円。

日の出館

丸型「(top富士の日の出の絵)2002 吉田口 七合目 日の出館」。 長さ4.2cm。四面使用の最大幅4.2cm。 200円。

花小屋

上半分富士形五角形「七合目」。 & 下半分「標高二七00米」。 (二個一) 長さ8.2cm。二面使用の最大幅1.9cm。 200円。


六合目

穴小屋

山小屋改装工事のため、2002年度は押せませんでした。(廃業となりました。2003年確認。)


五合目

こみたけ売店

縦長の長方形「富士山五合目」。 長さ7.4cm。三面使用の最大幅2.3cm。 200円。
話では、五合目には焼印はないということでしたが、見つけてきました。場所は河口湖五合目のレストランやお土産処がたくさんある中にある小御岳神社で、神社からの道を出 た左側の店です。10分程待たされます。売店は夕方6時半頃に閉店してしまいます。

小御岳神社 小御岳茶屋

朱肉の刻印で「小御岳神社」。 長さ4cm。一面使用の最大幅1cm。 200円。
山頂に祭ってある神様(女性)のお姉さんの神様を祭っている神社です。登山の無事もしくは、無事の下山のお礼参りをしましょう。この刻印もあまり知られていませんね。 焼印「(top富士の絵)五合目小御岳」 長さ5.5cm。二面使用の最大幅2cm。 200円。
2004年度より押してもらえる事となりました。焼印は7~8分ほど待たされます。 実際に焼印と刻印を押してくれるのは、神社附属の売店「小御岳茶屋」さんです(神社敷地内にあり)。 神社も茶屋も6時半頃で閉まってしまいます。

下山。さて、例の如く焼印コレクターはここで帰宅の途についてはいけません。登山の無事のお礼参りをしましょう。

登山道起点の神社

 山梨県側は、北口本宮富士浅間神社となります。かなり大きく立派な神社で、富士急行線、富士吉田駅下車徒歩15分です。ここも朱肉の刻印をしてくれます。「北口本宮」(長さ3.5cm、1面使用の最大幅1cm)と刻印が打たれ、初穂料300円です。朱肉の刻印は山頂の1ヶ所と思いきや、実は最低でも山頂を含め4ヶ所もあったんですね。まだあるかもしれません。北口本宮を上浅間、下吉田にある小室浅間神社を下浅間と呼びます。小室浅間神社では「小室浅間」と書かれた焼印(長さ7.5cm、3面使用の最大幅3cm)を押してくれます。初穂料は200~300円です。ここへは富士急行線、下吉田駅下車徒歩5分です。北口本宮から歩くと40~50分というところでしょうか。

 富士宮口と河口湖口を制覇した僕の150cm弱の金剛杖は、もう焼印出来る個所が残っておりません。全面上から下までびっしりです。御殿場口と須走口も制覇する場合には、金剛杖は必然的に2本必要です。ところで、焼印でいっぱいになった金剛杖は若葉マークのついた初めてクン登山者でさえ、その杖を持っているだけですでに何回もの登頂を成功させた上級者に見えます。たとえ心身ともにボロボロでも、下山して五合目に着いたら背すじを伸ばし、胸を張って歩きましょう。その焼印でいっぱいになった金剛杖は、僕の時も多くの視線を感じました。わざわざ近づいて来て見せてくれという人も…。いい思い出の品になる事100%うけあいです。

 焼印200円は高いという人もいると思います。僕は富士山美観のための、山室に対しての通行料と割り切っています。関所みたいですね。でもやっぱりいろいろな議論や苦情があるとは言え、山室で働いている方々の努力があるからこそ、こうして一般の人が登山できるのだと思います。お手洗いやゴミの問題にしてもコストがかかりますし、実際予算が足りていないのが現状ではないでしょうか?もし多くの人が賛同し、通行料みたいな感覚で金剛杖の焼印を集めてくれたら、かなりの資金が集まるのではと思いますし、それがサービスや美観の向上につながるのではないでしょうか?そして自分への報酬は一生の思い出の品となる焼印で満たされた金剛杖です。多くの人が、この考えに賛同し、金剛杖の焼印を集めてくれたらなと思います。

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