YTさん・吉田口編
2003/8/16~8/17
(山頂の焼印は富士宮口を、また河口湖口レポートも参考にして下さい)
富士山。日本一の山です。昨年2度登頂に成功した僕は、今年は一合目いや0合目から登ってやるぞとまたまた無謀な事を考えつきました。そこで、富士急行線の富士吉田駅から歩き始めました。金鳥居をくぐり、北口本宮富士浅間神社を参拝した後、中の茶屋で一服、昼食で山菜そばを食べた後、馬返を通り、六合目の河口湖口との合流地点を目指します。
今回は、吉田口の焼印について紹介します。とはいっても、2ヶ所のみの紹介ですね。後で書きますが、別にここの焼印を手に入れるために苦労して一合目から登らなくてもいいのですよ。河口湖口五合目から経由していく事が出来ます。また、去年確認できなかった、頂上での限定品のオリジナルの焼印が三種類くらい押されている金剛杖ですが、今年は購入したので確認できました。
吉田口の焼印と山頂限定金剛杖
まずは下記の表を参考にして下さい。「長さ」とは杖に焼印した時の長さです。雨天や夜間等で焼印が押せなかった時に、鉛筆でその長さプラス1cmを足して金剛杖に印をつけ、次回や下山時の時に押すための空白を作っておけばよいと思います。「最大幅」とは、焼印を押した時の横の広がりです。「○面使用」とは八角形の金剛杖の内の何面を使用するかです。
頂上
東京屋
正方形 「富士山 3776m 頂上」 長さ2.9cm。四面使用の最大幅3.3cm。
正方形 「(右上)10 (左上)日本の国旗 (中央)富士の絵? (下)STATION」
長さ2.8cm。四面使用の最大幅3.3cm。
丸型 「(top富士の絵)頂上 噴火口」 長さ3.7cm。四面使用の最大幅3.7cm。
これは限定物で、ここで金剛杖を買うしかこれらの焼印を手に入れることはできません。金剛杖は、1,100円でした(2004年現在)。
扇屋
長方形 「頂上之印」 長さ3.2cm。一面使用の最大幅1cm。
長方形 「頂上之印」 長さ4.2cm。二面使用の最大幅1.2cm。
長方形 「(top富士の絵)頂上之印」 長さ7cm。三面使用の最大幅3cm。
長方形 「(top富士の絵)頂上三七七六米」 長さ7cm。三面使用の最大幅3cm。
丸型 「(top富士の絵)SUNRISE TOP MOUNT.FUJI」 長さ4.7cm。五面使用の最大幅4.7cm。
まさに親亀の上に子亀、その上に孫亀がのっているような感じです。これに山口屋の頂上之印を加えて押したらさらにおもしろいと思います。金剛杖の長さは138cmで1000円です。(金剛杖限定で、焼印はしてくれません。)
六合目
星観荘
正方形二つ 上側 「(top富士の絵)富士山 六合目」 & 下側 「里見平 星観荘」
長さ10.5cm。四面使用の最大幅3.5cm。 200円。
通常これしか押してくれませんが、頼めば下の2つも押してくれるかもしれません。
小判型 「(top富士の絵)北口 六合目」 長さ5.2cm。三面使用の最大幅2.5cm。
丸型 「(top富士の絵)六合目」 長さ3.5cm。三面使用の最大幅3.5cm。
僕の時には、この3種類を押してもらって、200円でした。2003年度のみ。
長方形 「(top☆の中に六)里見平 星観荘」長さ5.5cm。三面使用の最大幅2.8cm。 200円。 (2006年度以降)
★ 星観荘限定金剛杖 1,500円
【上部 二つ】
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 富士山 吉田口」
長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 六根清浄」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
【下部 五つ + 通常の焼印(2006年以降版)】
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 馬返し」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 一合目」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 二合目」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 三合目」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
長方形 「Mt. Fuji (富士の絵) 四合目」 長さ4.6cm。三面使用の最大幅2.3cm。
この後、五合目佐藤小屋の焼印のスペースを空けた後、その上に星観荘の通常焼印が押印されています。
五合目
佐藤小屋
上半分富士形五角形「五合目」。 & 下半分「佐藤小屋」。 (二個一)
長さ8.6cm。二面使用の最大幅1.8cm。 200円。
長方形 「(top富士の絵)五合目 佐藤小屋 二二三0米」 200円。 (2006年度)
<吉田口の山小屋の状況>
上記以外に吉田口には、四合目半に井上小屋というのと、六合目に経ヶ岳という小屋があるのですが、両方ともこの時には営業をしておらず、焼印の確認は出来ませんでした。(どうやら未来永劫開く事はないようです。山小屋の人の情報、2006年度。)また、昨年河口湖口編で紹介しましたので割愛しますが、ふもとの北口本宮浅間大社では朱肉の刻印を押してもらえます。そこから4.5km歩いた所にある中の茶屋には、焼印はありませんでした。 従って、今回紹介した2つの焼印は別に苦労してふもとの吉田口から歩かなくても良いのです。河口湖口から経由して行く事が出来るのですよ。通常の河口湖口を歩き始めてしばらく行くと道が二手に分かれます。右側の上の上り坂を登っていくのが通常のルートです。焼印がほしい人はここで左側の下の方へ行く道を選んでください。10分ぐらいで五合目の佐藤小屋に着くはずです。これは実際に歩きましたので、間違いありません。二股分岐点に「佐藤小屋へ」と標識で大きく書いてあるので、まず見失う事は無いと思います。ここ佐藤小屋から次の星観荘へは、歩いて5分もかかりません。なぜここが六合目なのかと思うくらいです。星観荘から六合目の通常の河口湖口との合流地点までは、10~15分くらいだったと記憶しています。
<山頂の神社での朱肉刻印授与者への木札お守り>
頂上での神社の朱肉の刻印は、昨年に富士宮口編で述べたように、浅間大社奥宮と久須志神社とでは同じなのですが、刻印を押した人のみがもらえる木のお札のお守りが今年は変わっていました。久須志神社のお守りは、去年(2002年)と同じ「六根清浄」なのですが、浅間大社奥宮のお守りは、表側に富士の絵が上にあり、「霊峰登拝」、裏側に「富士頂上 浅間大社」と昨年の物とは変わっていました。二種類に分かれたのですね。頂上に行き着いた人はせっかくですのでこの二つの神社を参拝し、刻印を拝受された方が良いかと思いますよ、二種類の刻印拝受者限定のお守りが手に入りますので。
<不老長寿の霊水 金明水と銀明水>
余談ですが、僕は登ったら必ず、頂上に湧き出る御霊水を頂く事にしています。久須志神社では「金明水」を、浅間大社奥宮では「銀明水」を各500円の初穂料で頂く事が出来ます。これぞ、富士山の頂上に行き着いた者しか手に入れる事が出来ない、究極の天然水といえるでしょう。
<河口湖口夜間の焼印>
今回の登山で確認できた事がもう一つあります。それは、河口湖口は夜間でも全ての山小屋で焼印を押してもらえるということです。登山者が多い上、下山道があるので帰りには焼印が押せない、そのような事から徹夜で焼印をしてくれるようです。それから、去年焼印が押せなかった河口湖口六合目の穴小屋は廃業されたそうです。残念ですね。
<新しい焼印…河口湖口五合目の小御岳茶屋>
今回登山をしまして、吉田口から登りましたが、小御岳神社の参拝と、しばし休憩をとりたいという理由で、河口湖口五合目を目指しました。河口湖口五合目に広がるお土産屋と小御岳神社は6時半過ぎくらいには閉まってしまいます。小御岳神社の中に小御岳茶屋というお店があるのですが、(ここで小御岳神社の刻印を押してもらえる。)焼印の話をする機会があり、もしニーズが多いのであるならば、店を改装してから中断していた焼印を復活させても良いという話をしてもらいました。皆さんも焼印を復活してもらえるよう、何気なく店の人に働きかけてみてくださいね。(笑) (2004年度から焼印を押してもらえるようになりました!)
<一合目から五合目までの焼印が押されている金剛杖 平井売店&わたなべ売店>
富士急行線の、富士河口湖駅の前の売店(平井売店)では、5種類の焼印のある金剛杖(くっついているので長さ22cm。二面使用の最大幅2cm)が手に入ります。長方形で「河口湖登山口」「一合目」「二合目」「三合目」「五合目」(四合目は昔から不吉だということで焼印はしないそうです。)となります。僕が確認した所、金剛杖の長さは135cmでした。
もう一軒あるんです。そこの店から、(駅から見て向かって左側の道)30mくらい行った(歩いて1~2分)、奥まった所にあるわたなべ売店で、今度は3種類の焼印が押された金剛杖を売っています。長方形で「登山口 一合目」「二合目 三合目」「四合目 五合目」(長さ6.5cm。二面使用の最大幅2cm。これが3つ連なる。)となります。合理的でいいですね。お店で金剛杖を買うしかこれらの焼印を手に入れることが出来ませんので悪しからず。金剛杖の長さは、150cmでした。
<雨天での焼印について>
それではみなさん、頑張って焼印を集めてみてくださいね。焼印は、晴れの日に集めるに限りますよ。雨の日は焼印のノリというか、つき方が今ひとつですし、金剛杖をその都度いろりで乾かさないといけませんから、時間もかかります。濡れた金剛杖だと、焼印の”こて”が痛むからと嫌がられることもあるかもしれません。また焼印を待っている間中風雨にさらされ、その間に体が冷えるということに…。また、ほぼ100%全ての焼印がそろいません。
来年は是非晴れの日に登頂し、須走口と御殿場口の焼印について書こうかなぁと思っています。