■2009年8月8日(土)〜9日(日) 須走口
私達夫婦30代前半・息子3年生(8歳)・娘年長(6歳)。
「富士山に登ってみたいなぁ〜」という思いは、数年前からありました。
しかし、下の娘は年長(6歳)まだ無理かなぁ〜、来年くらいなら行けるかなぁ〜っと
何気にパソコンで検索していたら・・・
4歳〜6歳の子でも山頂にたどり着いたという、すばらしい登山記を読ませていただき、
今年、我が家は決行しました。
登山当日まで、何度も何度も念入りに「あっぱれ!富士登山」を読ませていただいたり
(ありがとうございます。)子供達と呼吸法の練習をして、
せっかく行くなら楽しい登山にしたく、しおりを作ったりして盛り上がっていました。
もちろん、山頂にあるポストに投函するためにハガキも書きました。
山小屋の予約は3週間くらい前だったため、この日は登山ピークということもあり、
7合目の大陽館・本7合目の見晴館は満室で予約は出来ず、本6合目の瀬戸館に予約が出来ました。
8月8日(土)
雨続きの多い今年はお天気を心配しましたが、この日の予報は曇り。(良かったです)
マイカー規制のため、あざみライン手前の臨時駐車場に車を止め、バスに乗り換え
12時30分新5合目にむかいました。(バスで20分ほど)
この時点で、登山する方の多さに驚き、富士山の偉大さに感動をしていました。
前の日に頂上まで行って、下山する方達もこの時間帯が多いのか!?
「あの人はもう登ってきたんだよね!凄いなぁ〜」なんて子供と会話しながら、
頑張ろうね♪とお互い励まし合いました。
途中「今から登るの?頑張ってね」の声掛け・挨拶などたくさんしていただき、
登山って素敵だな〜なんて感じました。
13:08登山開始
霧がかかった感じでまるで森林に迷いこんだ妖精の気分。
少し歩くと古御岳神社が見えてきました。
登山をさせてもらう報告と安全祈願をしました。
15:36 6合目長田山荘到着
時間はかかってしまったがここまでの道のり、子供達も旦那も軽快な足。
私だけがあれもこれもと詰め込んだ荷物の多さに苦戦し、
何度も子供達が待つという場面がありました。(ごめんね)
16:36 本6合目瀬戸館到着
雲海に感動です。
夜景に感動です。
ここまで練習してきた呼吸法をし、食べる酸素を適度にとり、誰1人と高山病にはなっていません。
山小屋では夕飯(カレーお替り自由・マカロニサラダ)をいただき、
子供達はすんなり眠りに入ることができました。
しかし、私は皆さんが書いてあるようにチェックイン・アウトの時間がバラバラで話声が聞こえ、
いびきが聞こえ、あまり眠ることが出来ませんでした。
8月9日(日)
来光予定4時49分。
ご来光の前には山小屋を出発しようとした時に
息子が「お腹痛い」といい始め、しばらくすると嘔吐をし始めて
高山病の症状が現れてしまいました。
この時点で下山道を山小屋の方に聞いて、下山すれば良かったのですが、
下山道の合流地点のある7合目まで行かなければ下山出来ないと勘違いしていた私。
6合目と7合目の半分くらいまで、息子を登らせてしまいました。
そのせいで、息子の体調は悪化していく一方でした。(唇は紫色)
7合目の大陽館の方に電話をしたところ、6合目の瀬戸館からも下山ルートがあるということで
下山をしました。(*ブルドーザーがくる道を少し通ることになります。
なので、理由がない限り落石などの心配があるので一般の方の進入は禁止だと思います。)
8:30 5合目売店・吉野屋
なかなか高山病が治らない息子は10歩あるいて、数分休んでの繰り返しで下山にかなり時間が
かかりました。砂走りの下山コースもかなり膝がガクガクになり、しんどかったです。
上手く足を砂にくいこませて走っている方もいました(凄い!!)
娘と旦那は頂上を目指していきました。
6:24 7合目(大陽館)
7:53 本7合目(見晴館)
この道中に、娘の足では無理のある石がいくつかあり、旦那がサポートして登ったらしいです。
他にも旦那の身体にロープをまいて、娘の身体に巻きつけて引っ張る感じで登るといったことも
試したらしいです。
私から離れ、少しずつ寂しくなってきた娘は「お母さんの顔が見たい」ということで下山を決意。
10:56 砂払5合目売店・吉野屋
12:03 新5合目
家族揃って、スタート地点に戻ってきました。
この頃には息子の高山病はどこにいったのやら、と思うほど治っており
先頭をきって売店・吉野屋さんから下山してきました。
さすが日本一だけある富士山♪1回では登らせてもらえないんですね(^▼^)
また挑戦したいと思っています。今度は頂上のポストに投函、高山病になりませんように・・・