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 みんなの登山記2010−37
 投稿者:Y.K さん

■2010年8月25日(水)〜26日(木) 富士スバルライン

 はじめまして。貴殿のホームページをしっかり拝読していたつもりでしたが、実際 は以下のような予想外の現実を味わってまいりました。参考になるかわかりませんが メールさせていただきます。

 登山者名Y.K、男、45歳、登山経験ゼロ、単独行、吉田口よりチャレンジ。7 合目で宿泊し、そこでご来光、明るくなってから頂上に向かうゆったりプラン。

8月25日(終日晴れ)

10:30 スバルライン5合目駐車場着、気温23℃、40分ほど入場待ちしまし た。

11:00 登山開始

13:00 7合目トモエ館着、気温20℃

 登山経験なしの自分が初日に高いところまでは行けないと思い、7合目の宿に予 約。結果的に体調に問題はなかったので、時間をもてあましてしまい、8合目まで行 けたな〜なんて考えていました。実際、宿の方に聞いたら、今日の8合目トモエ館の 方は満室ですが(頂上アタックが楽ですからね)、こちらはガラガラだそう。その分 ゆっくり休んで明日に備えよう、ぐっすり眠れると思っていたのに・・・山小屋って 24時間営業なの?夜になったら人が来るわ来るわ!もっと上でご来光を見ようと夜 登っていく人たちが休憩していくんですね。ずーっと騒がしくて、とにかくまったく といっていいほど眠れませんでした。

 予想外ポイント・・・ぐっすり眠ろうなんて考えは甘かった。はじめから「ここは 山小屋。少しでもからだを休められればラッキー」ぐらいに考えておけばよかったで す。

8月26日(終日晴れ)

5:00 宿の前からご来光を拝む、それほど寒くありません。

5:30 ゆうべもらった弁当をいただき登山開始、岩の急な階段が続きます。

 予想外ポイント・・・子供もお年寄りも登っている富士山。自分ももっとラクに登 れるだろうなんて考えは甘かった。予想以上に息苦しい。ゆっくり登っているのにす ぐ息があがる。走った後のゼーゼーする感じ。でも止まれば治まります。

9:30 頂上着、気温14℃、昨夜眠れなくてもさいわい体調に問題なし。すぐに お鉢めぐり。

 予想外ポイント・・・暑く感じる。風がなく汗がそれほど冷やされない。快晴で陽 射しも強い。日焼け止めはこまめに塗ったほうがよさそう。

11:00 下山開始。8合目まではほこりっぽい砂地、8合目以降はほこりっぽい 砂利道。延々と続きます。

 予想外ポイント・・・砂利道がたいへん滑りやすく歩きにくくてびっくり。ボール ベアリングの上を歩いているみたい。転ばないようにずっと気を付けて、変に力を入 れているとひざが笑ってきます。しっかりとした靴底の登山靴だったらよかったので しょうか。自分の靴底はスニーカーのようにまったいらでしたが。両手ストックの人 は比較的大丈夫のようでした。

15:00 5合目駐車場着。時間はゆったり余裕がありましたが、からだはガクガ クです。

 初めての登山を終えて・・・なんとか家にたどり着き、家族には「思っていた以上に きつかった。富士登山は1回きりでいいや」と言ったのに、2日たった今では「よー し、来年は大学生の長女を連れて須走口から・・・」なんて考えながらこの登山記を 書きました。今回の体験を基にまたトライしたいと思っています。


(管理人)
平日でも駐車場は入場待ち、八合目の山小屋が満室と、最近の富士山人気はすごいです。山小屋では耳栓は必需品ですね。登山靴の必要性など富士登山ならではのポイントを再確認させてくれる登山記です。



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(10/9/3)