■2012年8月20日(月) 富士宮口
「42歳初挑戦の妻をサポートし登頂」
2年前
「10-36」で富士登山記を掲載してもらったキック小僧(46歳)です。
今回はタイトルにもあるとおり42歳の妻の初挑戦です。
一昨年息子との登頂に成功した後に次ぎは3人で行こうと計画していましたが、昨年、予定していた3日前に息子が部活で足を捻挫してしまい結局私一人で須走口か徹夜ご来光登山をしてきました。
そして今年、私の仕事、息子の部活などスケジュールがなかなか合わず断念していましたが妻が私と二人でも行くと言い出したのでマイカー規制のない8/20(月)に日帰り登山を計画し実行して来ました。
当日は山梨の自宅を午前3時に出て富士宮口5合目駐車場に4時45分に着きましたが、途中路肩に車が・・・いやな予感的中で結局2.3Km下の路上駐車です。
しかし準備をして歩き出そうとしたところタクシーが止まり別の単独男性(60歳過ぎ)と話をしておりタクシーの運転手が私たち2人にも乗っていくようにすすめられたので同乗しました。
単独男性の話によると長崎から車で北海道まで行く途中に富士山に寄ったそうです。結局タクシー代はその方が支払ってくれました。(本当にありがとうございました)
5合目レストハウスで再度準備をして午前5:00スタートです。今日は下から上まで全て見渡せる素晴らしい天気。
初挑戦の妻にはとにかくゆっくり歩くことと深呼吸を確りすることを徹底するようにいいました。
元祖7合目まではCT(コースタイム)より早いペースで順調にきました。景色も素晴らしく頂上まで見渡せるのはもちろん、振り返ると駿河湾や相模湾とその間の箱根芦ノ湖まで良く見えます。
長崎の方もほぼ同じペースで登っているらしく休憩時には良く顔を合わせます。
8合目で軽く朝飯をとり少し長めの休憩をして本格的な登りに備えます。
妻もまだまだ余裕がある表情をしていましたが足を上げるのが大変だといいだしたのでリュックの荷物(カッパ、防寒着等)を私のリュックに入れて少し軽くしました。
しかしここからは大きな岩が多く必然的に足を上げないと登れないので相当応えたらしいです。
それでも同じ頃から上り始めたカップルの彼女がとても辛そうだ、などと人を心配する余裕があるのでだいじょうかな?
9合目、9合5勺と大分ペースは落ちましたが午前10時、最後の登りに向けてスタートです。
キツイ最後の九十九折をなんとか制覇して午前10時45分山頂に到着。5時間45分(休憩含む)は初めてとしては上出来です。(2年前息子は7時間掛かりました。)
長崎の男性も同じ頃登頂していました。
頂上富士館でカップ麺を食べながら妻が自宅に電話をして娘と息子に登頂報告をしていました。(娘と息子の反応はとてもそっけなかったらしいです。)
その後、剣が峰に行き記念撮影をしてお鉢周りをして御殿場口より宝永山経由で下山しました。
しかし妻には砂走りや宝永火口のズルズル滑る下りがとても辛くて宝永火口からの登り返しは非常にきつかったと言っていました。
5合目レストハウス到着しこれで終了と思いきやここから2,3kmも下らなければなりません。はっきり言ってこの下りが一番きつかった。
最後に妻としてはかなりキツイ登山のようでしたが満足しているようです。
家に帰ってからも息子にお鉢周りをしたことを自慢していました。(息子はお鉢周りをしていません)
これからもあっぱれ富士登山を参考にさせていただきます。
頑張ってください。