■2012年8月19日(日) 御殿場口
13日に須走口を登り、あまり天気が良くなかったこともあり翌週19日(日)は御殿場口に登りました。午前3時に目を覚まし3時40分に静岡市の自宅を出発。なんとなくパッとしない空でしたが、現地まで行って良くないようならやめる気持ちで出かけました。節約のため新東名は使わず国1バイパス→富士山スカイラインというルートで、途中富士宮では富士山は全く見えず、スカイラインに入ってもパッとしない天気でしたが、御殿場口に5時半に到着すると上々の天気でした。最近のマイカー規制でかなりの登山客が御殿場に流れているようで、駐車場も一杯でしたが、なんとか第2駐車場に停められました。
早速支度をして午前6時スタート。すぐにトレランの人に抜かれました。しっかりした足取りで滑る様子がありません。見習いところですが、こちらはゴアテックス仕様ながらも使い古したシューズ。底がすり減りズルズル滑ります。それでも折からの好天で風もなく、順調に歩みを進めます。しかし次郎坊のあたりから左ひざの外側が痛み始めました。まだスタートしたばかり。今後のことを考えるとブルーになります。それでも気象庁避難小屋を1時間でクリア。最初の廃小屋まで2時間。このあと行列をなす下山の人たちを突き抜け、山小屋を抜けて長田氏遭難碑で4時間8分でした。ここまででかなり体力を消耗しました。おまけに痛めた左ひざで歩き方が変です。最後の登り、果たしてどのくらいかかるかわかりません。御殿場口を下山に利用することはあっても、登ることはあまりないので、自分の記憶も定かでありません。黙々と進むうち、富士山の仲間と久しぶりの再会。大いに勇気づけられます。そして木の階段に差し掛かり、ゴールも間近となり、スタートから5時間10分で登頂しました。終わってみれば前週の父子登山より1時間近く早く登れました(やはり風の影響は大きかったと思います)。長田氏遭難碑からは1時間で登ったことになり、わかりやすい数字なので今後の参考になります。
なぜか改装されている銀明館を横目に、富士宮口に移動。剣ヶ峰は人まみれなので断念。頂上で30分ほど休憩し、11時42分に下山開始です。わずか5年前、息子と富士宮口をヒーヒー言いながら、8時間かけて登ったことを考えると隔世の感があります。何回も何回も、富士の大自然の驚異に魅せられ、登山を続けた賜物と言えます。それでも良く見かけるトレランの人たちには全くかないません。また努力、修行の世界でしょう。話がそれました。相変わらず痛む左ひざをかばいながらの下山。どうしても足が上がりません。段差を気にしながら下山を続けます。このあたりで急にかき氷を食べたくなりました。それも氷レモン。普段あまり食べませんが、酸味が欲しくなったのでしょう。「よし!今日は氷レモンだ!」ほどなく大砂走りに到達。いつもなら思い切り走りますが、今回はひざが痛むのでいつもより慎重です。やがて少し雲が湧いてきました。直射日光に晒されていたのでありがたかったです。そして大石茶屋さんに到着。念願の氷レモンをいただきました。ここでは2500円のどんぶりかき氷というのを出しているらしく、ちょうど注文した人たちが盛り上がっていました。
最後は2時間を5分ほどオーバーする形で下山しました。以前観光協会の方が水やエアガンを用意してくださった話を書きましたが、今年も第1駐車場にありました。こういうサービスは他のルートでは見ません。嬉しいですね。リピーターが増えますが、無料駐車場はやめないでくださいね。水については500CCのペットボトルを3本持って行きましたが、100CCくらい余りました。長時間富士山にいないのと、高度が上がるにつれ気温が下がり、あまり汗をかかなくなるためだと思います。
このあと24日金曜日が平日休みで、マイカー規制もないので9時くらいに富士宮口まで行きましたが、下り車線に駐車の行列がつながり、結局3km先に駐車せざるをえなくなり、結局そのまま帰宅しました。仕方ありません。こういうこともあります。8月は富士宮口は避けたほうが良い、ということなのでしょうか。
(管理人)
素晴らしい健脚ぶりでうらやましい限りです。エアガンの圧縮空気で靴の砂埃を吹き飛ばせますから、マイカーの車内が汚れるのを防げます。駐車場に置いてあるのは便利ですね。
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