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 みんなの登山記01−2 富士宮口
 だいすけさんから、富士宮口登山のご報告をいただきました。
 


★富士宮口(01年7月2日)

 はじめまして。だいすけといいます。
 一度登りたかった富士山、どんな準備が必要なのか全く素人の僕に、 「あっぱれ!富士登山」は非常に参考になりました。 天気が良かったので雨具は活躍する機会がありませんでしたが、 軍手や飲料水、下着の話は、非常に役に立ちました。

 2001年の山開き直後、7/2(月)の日中に富士宮口から登りました。

深夜
0:00 静岡地方の天気をネットで確認。登山準備開始。
2:00 名古屋出発。徹夜のまま登山確定。やや不安。
4:00 富士川SAで休憩。
5:00 富士市内を迷走。
6:00 新五合目到着。

 新五合目近辺は、軽装の若者と重装備の中年おじさんが多数。 それから、虫(泣)がいっぱい。 早朝だったからか、虫が多くて鬱陶しかったです。 虫は人間に寄ってくる性質有り。虫除けスプレーも効果なし。 重装備のおじさんチームに混じって登山開始。 ペットボトルは、500ml入りのものを6本購入し、 登山には4本を持っていきました。 残り2本は、車に帰ってきた時に飲み干しました。


(行程) 6:30 出発 あまりの重装備に、途中で休憩していたおじさんに 「ベテラン?」と尋ねられる。うう、初めてなんです〜。 6:50 新六合目      新六合目のおばちゃんに「杖ってあった方が楽?」と聞く。      結局、金剛杖を購入。¥1000。      さきほどのおじちゃんも一緒に購入しました。      あまりに天気が良く、この時点で汗だく。 7:30 新七合目      この近辺で、夜登山のご来光組とすれ違いました。      彼は山頂までたどり着けず、八合目で見たと言っておりました。      上りは、元祖七合目から上の山小屋が開いていませんでした。 9:00 八合目      このあたりでフラフラになる。      「高山病か?」と思ったが、症状が違う。      どうやら寝不足と燃料切れだったらしく、      買ってきたおにぎりを食べたら復活。 9:30 九合目 10:00 九合五勺 11:00 山頂      神社も土産屋も開いてませんでした。      お鉢巡りする体力はなく、      せめて最高地点まで、と測候所へ。      そうそう、測候所近くに蝶々がいました。      写真に残せなかったのが残念でした。 12:20 下山開始。      下山は一部小走りになりながら。      下りは、元祖七合目の山小屋は開いていました。      今年の富士宮口元祖七合目の焼き印第一号は、私です♪ 14:00頃 新五合目着      2時間かかりませんでした。      ぶらぶらと土産を買いあさって、15時頃出発。      帰りは高速道路で何回か仮眠をして、22時にやっと名古屋着。      もうフラフラ。


(反省と感想)

【衣服】
 新六合目のおばちゃんいわく、 シーズンに2〜3度あるかどうかの天気の良さ。 上りの七合目〜九合目ぐらいは、半袖で登りました。 長袖では汗をかきすぎて消耗すると思ったからです。 長袖の綿シャツはなかなか乾きませんでしたが、 下に着ていたポリエステル100%のスポーツシャツは快適でした。 サイトを参考にして良かったその1です。 逆に、九合目より上は風が冷たく、半袖では寒かったです。 いくら天気が良くても、山頂まで登るつもりならば やはり長袖必携のようです。 下りは、怪我防止のため、ずっと長袖でした。 夜登山と昼登山で、かなり必要装備が異なるようですね。 昼は、天気さえ良ければ、かなりの軽装でも大丈夫かも…?

【手袋】
 やっていいのかな?と思いつつ、 コースを示しているロープで体を支えながら上り下りしたので、 帰りには軍手がボロボロでした。 なかったらどうなっていたことやら。 サイトを参考にして良かったその2です。 スキー用手袋をしていた人もいましたが、 この日は、そこまでする必要はなかったように思います。 むしろ蒸し暑かったんじゃないかな。

【水分】
 私は普段から汗っかきで水分を多く取る方なのですが、 天気が良すぎたせいで、はっきりいって2リットルでは少なかったです。 でも、足りない、というほどではありませんでした。 自分の判断ではもっと少なく見積もっていたに違いありません。 サイトを参考にして良かったその3です。 新五合目に戻ってから、持ち歩かなかったペットボトル2本を あっという間に飲み干しました。

【携帯】
 山頂では、携帯の電波は入るし、iモードも圏外ではなかったのですが、 iモードのメール送信がなぜか正常に機能しませんでした。 一見正常動作のようで、「送信完了」しないのです。 相手に確認したところ、メールは届いていませんでした。

【歩行速度】
 帰りは飛ばしすぎて、左膝を痛めました。反省。 上り4時間半、下り2時間弱は、良くも悪くも早いっすね。 上りでは軽々と上っていくベテランさんたちを見て、 多少の焦りがあったかもしれません。 下りは…自分がせっかちなだけです。

【杖】
 長めの杖は下りで役立ちました。でも金剛杖は握りもなく滑りやすいです。 サイトの通り、登山用ステッキを入手した方が良かったようです。 サイトのいうことを聞かずに失敗したその1です。

【サングラス】
 準備してあったのに車中に忘れてしまいました。 天気が良くて日差しは眩しく、辛かったです。 サイトのいうことを聞かずに失敗したその2です。

【日焼け】
 実に10時間近く日光に当たるため、日焼け対策はしっかりと… 海水浴用の日焼け止めクリームを、顔と腕にしっかりと塗り込みましたが、 それでも、帰宅してみたら赤くなっていました。 高い山は紫外線も厳しいので、気をつけないといけませんね。

【お湯】
「天母(あんぽ)の湯」が定休日だったのは痛かった… 結局、名古屋に帰ってからの入浴になってしまいました。

 なんだかんだと言って、単独登頂(笑)に成功したのは、 ひとえにこのサイトのおかげだと思います。 (他の富士登山に関する情報誌やサイトは何も見ていない) ありがとうごさいました。

 最後に、
 自分が登っていくときに、帰りですれ違う人達のほとんどが 気軽に挨拶してくれたのが、嬉しかったです。 自分も出来る限り気持ちよく挨拶をしようと思いました。 こういうエネルギーもあるんだな、と実感しました。 今回の登山での、最大の収穫です。

 それでは、また報告ができることを願って。

 だいすけ


★管理人のコメント
 だいすけさんは本当に元気です。富士宮口は健脚なら、ぐいぐい高度を稼ぐことができます。しかし、岩場が多く、全体的に急ですから個人差が大きくなりやすいルートでもあります。富士宮口は南側にあるので、特に昼間はサングラスが必要なのでしょう。お山開き直後の時期ですと、まだ開業していない施設が多いです。NTTドコモも、7月中旬に山頂に臨時アンテナを立てるまでは地上と電波をやりとりしますから、どうしても電波は弱いのです。だいすけさん、ごくろうさまでした。
(01/7/18)

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