■2003年8月24日(日) 須走口
お盆からずっと降り続いた雨もようやく上がり、梅雨明けのような天気になりました。 皆さん待構えていたかのように、どっと行楽地へ繰り出したようですね。 私もその1人ですが、、、そうです、富士山も大変な人出だったようです。
【今回のメンバー】
T氏の父上60代:メインゲスト、一度は富士に登りたいと、九州からいらっしゃいました。退職しているということなので60代かなと思いました。T氏に聞いても、さあ?60プラスマイナス3歳、と言ってました。本当に知らないようです。なんちゅう親子じゃ。
T氏30代:父上の付き添い?学生時代に河口湖口から4時間かからずに登頂したと言ってます。若い頃は体力が有り余っていたのですね。はたして今回はどうなるか。
I氏30代:関西の山はいくつか登ったが、富士山は初めて。友人と今夏に富士登山を計画するも、8月前半の雨にたたられ今年のアタックはないかとあきらめていた所、私がお誘いして参加する事になりました。
私50代:富士山は4回目です。1回誘われて御来光登山しましたが私には合いません、もっぱら須走口から日中、日帰りばかりです。私は須走口だと6時間かかります。
05:03:57 横浜のT氏宅を出発。横浜青葉ICから東名に乗る。
05:58:04 御殿場ICを出る。
06:02:12 セブンイレブンに寄る。
がーん、駐車場から2.5km下がったあたりから路上駐車の列が始まっている。
06:39:27 駐車場前に到着。装備を下す。
06:47:43 駐車場から1.9km下がった所に車を停める。
07:23:37 駐車場前に戻る。ショートカットしても1.2kmあるよ。
07:33:34 身支度をして、記念写真を撮って、さあ出発。
07:35:20 と、その前にトイレ。バイオトイレ¥200。
07:36:03 すっきりしたところで再スタート。前方に幼稚園児の集団が、彼等は何処まで登るのだろうか、と思っていたら、なんだ小富士へ降りて行った。
07:59:44 最初の樹林帯の切れ目、景色がパッと広がる所で写真を撮る。うわー、砂走りに下山する人達の行列が、うわー、砂煙がすごい。
↑クリックすると大きな画像になります。かなりデータサイズがでかいです(167KB)。ご注意ください。
08:04:16 先ほどの所から100m移動。休憩している5,6人の若者から声を掛けられた。「小富士って何処で曲るんですか?」神社があったでしょう、そこの手前ですよと教えたら。「えーっ!」と驚いていた。(ひょっとしてあの幼稚園児達のサポーターか?)地形図を持たずに野外に出るとえらい目に合いますなあ。ご苦労様800mほど戻ってください。
08:44:32 本五合目、林館到着。休憩16分27秒ちよっと長すぎだなあ。バナナを1本食べる。今日は総合火力演習の練習があるらしく大砲の音がすごい。まるで雷みたいだ。
09:33:48 六合目、瀬戸館到着。休憩17分43秒。ここでもバナナを1本食べる。
10:12:07 本六合目通過、小屋の残骸の写真を撮っただけ。
10:43:24 七合目、大陽館到着。休憩16分17秒。エネルギーインゼリーを飲む。下山者が大勢歩いているのでとても埃ぽい。そういえば七合目の手前で八ヶ岳が見えたが、ここから見ると一部隠れている。登りになってから登下山道と150mほど重なっているのですが、ここで下山者が巻上げる砂埃がさらにひどくなり、たまりませんでした。
11:20:15 3023m、7分20秒停滞。ふと、遅れてスタートしたI氏は登山道への分岐を見落としはしないかと気になりここから双眼鏡で監視。無事に曲がり終えました。それにしてもI氏は7分ぐらいの行程を12分かかっている。マイペースで登りますから先に行っててくださいと言うけど、それにしてもスローペースだなあ。
11:47:23 本七合目、見晴館到着。ここで昼飯、おにぎり3個と魚肉ソーセージ1本(最近ではシーフードソーセージと言うらしい)
12:09:31 本七合目出発。休憩22分09秒。I氏はまだ到着していない。
12:32:50 八合目、江戸屋到着。休憩4分37秒。写真を撮っただけ。
12:58:38 本八合目、江戸屋到着。休憩6分42秒。写真を撮っただけ。
初めての人は「なにー、また江戸屋?前もたしか江戸屋だったよね??八合目???え、ここは本八合目????」と混乱し(空気が薄いので思考力も低下している)、次は九合目と思っていると八合五勺の看板を見てガックリくるらしい。
13:21:31 八合五勺、御来光館到着。休憩7分。写真を撮っただけ。
13:56:00 九合目の鳥居通過。
13:59:13 小屋跡到着。休憩6分41秒。
14:39:34 久須志神社前到着。1時間オーバーの7:06:00かかりました。山頂山小屋の前でT氏はT氏の父上とビールで乾杯。そした前日届いたアマチュア無線のコールサインで横浜市麻生区のO氏と初運用。2.5Wのハンディ同士で十分届くもんですね。それにしても生意気な今頃開局申請してJA1だなんて、再配布のおかげですねえ。
I氏に電話で現在地を聞いてみると八合目は過ぎたとのこと、我々がお鉢巡りして戻る頃には山頂に到着しているだろうと予想し、
15:11:33 お鉢巡り開始。
15:34:21 銀明水
15:38:15 奥宮
15:58:42 剣が峰 富士山測候所の看板には15時の気温は10.9℃と書いてありました。剣が峰と白山岳の中間あたりから少し霞んだ南アルプスが見えました。
16:38:41 もとの場所に戻る。一周2.7km、1:27:08。
ところが、I氏はまだ到着していない。下を覗くと鳥居の手前のコーナーを曲るとこだ、。おーい早く来いよ、すぐ下山するぞー。
17:03:13 I氏が到着して一息入れて、スパッツなど着けて下山開始。砂払いに着く頃には真っ暗だな。
17:25:10 八合目到着。登ると2時間かかるけど下りは22分か。 17:41:48 I氏が来るのを待って、追付いてきた所で下りの歩き方のコツを教えて再スタート。
18:00:15 本七合目から55mほど下がったあたりで、カップルに声をかけられる。
「ここから河口湖口に出るにはどこで曲るのでしょう。」いましたねえ可哀想な人が。
「ここは須走口にしか行きませんよ。八合目にオレンジ色の目立つ看板があったでしょう。あそこが分岐ですよ。そこまで登り返すしかありませんね。」
こういう時は「ガンバッテください。」と言うしかありません。地形図は必須ですね。
18:13:53 砂走り入口。もう薄暗い。
18:31:53 砂払いまでの中間地点。暑くなってきたのでレインウェアを脱ぐ。暗い。
18:55:47 砂払い到着。もう真暗。
吉野屋の人達は私の後に10人以上いると聞いて、案内しなきゃいけないと、自分たちの下山を遅らせているようです。
18:59:17 一息入れてヘッドランプを装着して出発。
19:12:19 下山道と交差するブルドーザー道に出る。500mを13分か、後からデータを見ると以外に早いが、下りている最中は木の根っことか岩とか段差とかヘッドランプで確認しながらソロソロと降りて行くので、この交差点までがすごく長く感じた。ここからは下山道は通らずにブル道を駐車場まで行く。
19:29:00 駐車場を横断して朝の出発地点に戻る。しかしここからさらに1.9km車道を下らなければならない、はあー。とりあえず一休み。おお天の川が綺麗だ。大接近中の火星も見えるぞ。そういえば2001年の獅子座流星群もここで見たんだなあ。
19:34:21 さて、気を取りなおして出発。
19:48:05 1kmほど歩いた所で、親切なおばさんに車に乗せてもらい、あと900mは車で移動。地獄に仏とはこのことか。
好天に恵まれた週末は、行楽に出かけた車が帰るので渋滞は必ず起るもの。
横浜のT氏宅に着いたのは23時23分でした。
いやー、我ながら今回はかなり無茶な行動をしたものだと反省しております。コースの様子を分かっていたから何とか戻れたような、ただ運が良かっただけの登山でした。やはり、明るい内に戻れるような行程を組まなくてはいけませんね。皆さんは真似をしないでくださいね。
時間の記録が秒単位まで書けるのはGPSのログから拾ったからです。秒単位まであるとうるさいかもしれませんが、切り捨てか切り上げかどうやって丸めるか考えるのと面倒だったので全部載せました。
それにしても、あのカップルは無事たどり着いたのだろうか?自分達が下りている最中はそんなことこれっぽちも考えなかったが、車で下り始め安心したら少し気になってきた。その話をすると、きっと喧嘩別れするんじゃないか、という意見しか出なかった。
【装備】
・帽子+coolbit
・日焼け止め
・タオル
・ベスト
・SUUNTO X6:リストップコンピュータ
(高度計付き時計)
・スティックx2
・登山靴+靴下
・特定小電力トランシーバー
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ザックの中身
・レインウェア
・フリース
・膝サポータ
・手袋
・スパッツ
・ザックカバー
・地形図、ケース
・コンパス
・GPS、ポーチ、予備電池
・WS(ワンダースワン
(GPSデータバックアップ用)
・双眼鏡
・デジカメ、ポーチ
・ヘッドランプ
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・オニギリ 3個
・漬物
・魚肉ソーセージ 1本
・バナナ 2本
・飴、チョコレート
・エネルギーインゼリー 3個
・水 1Lカモノハシ
500cc ペットボトル+カバー
・ポカリスウェット500cc+カバー
・ウェットティッシュ
・ナイフ
・ごみ袋
・温泉用 バスタオル、シャツ
パンツ、靴下
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・SUUNTO X6:リストップコンピュータ(高度計付き時計)
ここで買った訳ではないが、GoogleのTopni出てくるので
http://www.udedokei.com/suunto/x6/x6.html
・GPS、ポーチ、予備電池
eTrex Legend (イートレックス レジェンド)日本版
http://www.iiyo.net/gps/j_model1.htm
・カモノハシ:platypus(プラティパス)
http://www.outdoor-market.com/product/platypus/
これにドリンキングチューブをつけて、時々ちゅうちゅう吸うと効率が良いのか、トイレはスタート時と山頂の2回だけでした。しかも400cc余り、ポカリを含めて1.6Lで済みました。お薦めの一品ですよ、ちと高いけど。
(管理人)
秒単位まで記録して登山記はなかなかありません。GPSの威力です。それにしてもM.Hさんの重装備ぶりはすごいですねぇ〜。砂払五合目では、暗くなっても樹林帯の下山道へ案内しているのでしょうかねえ。それだとかえって危ないような気がします。
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