■2003年9月14日(火) 御殿場口
9月の富士登山(でも気象条件は8月)
39才(男)34才(女)
7月に須走り口より登頂いたしましたが、あいにくの天候で御来光、頂上の展望共に見る事が出来ず、再チャレンジの機会を伺っていましたが8月は記録的な冷夏と長雨でもあり、タイミングを逸してしまい9月になってしまい一度は諦めました。しかしながら9月になり真夏日が続き、これは8月のお盆よりも遙かに条件は良いと考え、天気予報でも降水確率は低く気温も高い事から9/14に御殿場口からの登頂を決行しました。(余談ですが東京の8/15の最高気温は22℃でした)
・コースタイム
AM2:00 御殿場口出発
AM5:00 7合目 日の出館付近で御来光写真撮影、休憩
AM6:00 7合目 日の出館付近出発
AM9:00 頂上、お鉢巡り開始
AM11:00 下山開始
PM 2:00 御殿場口着
以下は感想
・御殿場口からの登山に関して
御殿場口からの登りは、他の登山口以上の体力、気力が必要です。標高差2300m、歩行距離往復20kmですので、富士宮口との比較では標高差は+1000mにもなります。しかし御殿場口の辛いところは体力面よりは精神面だと思います。7合目まではだらだらとしたジグザクの登りが続きます。いくら歩いても変わらない風景は、あとどの程度歩けばよいのかが解りません。一方、御殿場口は7合目以上の登りは他の登山口と比べ最も楽だと思います。(最後の岩場は落石に注意)
叉、私たちは深夜に登り始めましたが、昼間の晴天時ですと直射日光に背面から直撃され続けます。日光を遮ることを期待できるのは雲だけです。従って大量の汗をかく事となりますが、御殿場口では7,8月のシーズン中でも7合目(3000m 地点)迄山小屋がありませんので水を持参する必要があります。体質にもよりますが昼間の晴天時ですと2リットルは必要かと思います。 夜間登山の是非は意見の分かれる所ですが、天気が良いのであれば星空を見ながらのんびり歩くのも良いものです。6合目以上なら素晴らしい御来光を見る事が出来ますし運が良けれが津島や三宅島、三浦半島、房総半島も見られます。
おそらくは、シーズン中でも登山者は少ないと思いますし、駐車場のキャパシティも十分だと思います。トイレも山小屋の数が少ない(=登山者が少ない)為に、絶対数は少ないものの全てが最新のバイオトイレだったと思います。(私たちは9月登山ですので使用できませんでした)海抜1,400mそこそこから自力で登り始めるので高所対応は完璧であり高山病とは無縁でしょう。
下りに関しては下山道として人気のある大砂走りは、理屈抜きで楽しいものです。須走口や御殿場口は午後はガスに覆われる事が多く、私たちは2回ともそうでしたが砂煙が上がらないし呼吸が楽という点では悪くありませんでした。
以 上
7合目付近からの御来光
(管理人)
今年は8月に天候不順でしたが、9月になって登る機会に恵まれたのは良かったですね。
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