■2004年7月14日(水)〜15日(木) 須走口
3度目の富士登山 のぶ 33歳 ♂
2000年からなぜか1年おきに登っているので、今年で3度目。ひとりで、ご来光
とお鉢巡りを目指し行ってきました。須走口からは2度目の登山です。
ちなみに、1度目は、ひとりで何も知らずに富士宮口から徹夜登山で7時間。二度と
登るまいと心に誓う。2度目は下調べも十分して、彼女とハイキング気分で須走口か
ら昼間の日帰り登山。また行こうねって言ったのに…
14日は午後たっぷり昼寝をし、夕方買い物&準備をして、19時に世田谷の自宅を
パンダ(車)で出発。21時には須走口五合目に着いて、満天の星空を見ながら準備
&食事。金剛杖を忘れてて後悔したが、22時頃登山開始です。
3度目なので余裕で登れるだろうと、タイムのことなど考えたり、かなり自信をもっ
て行ったのですが、登山開始30分でその自信は崩壊。思い出しました。そうだ、富
士山登るのって死ぬほど辛かったんだ…。あまりの辛さにどこで引き返すか考えなが
ら登っていきました。真っ暗だし、まったく人に会わないこともあってか、とにかく
森を抜けるまでがすごく長かった印象です。
山小屋に着くと、外のベンチでリュックを下ろし休むのですが、汗で濡れたシャツの
せいですぐ体が冷えてしまい、休むよりゆっくりでも登り続けるのがいいだろうと、
あえてペースを落として登り続けました。Tシャツにウィンドブレーカーを着てまし
た。あいかわらず星が美しく、肉体的な疲労にも慣れてきた感じです。
八合目あたりからはかなりの冷え込みで、唯一の防寒着のフリースを着ました。宿泊
していた人が増え始め、最後の山小屋を過ぎると1列渋滞になりました。が、逆にそ
のゆっくりペースが幸いし、もうろうとした頭でも、すぐ前の人だけ見ながら1歩づ
つ登って4時10分頃、頂上にたどり着きました。6時間10分は前回、前々回より
1時間ほど早いタイム。
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ご来光です お鉢巡り途中で富士山の陰
山頂でのご来光は初めてだったので、なかなかの感動ものでした。しかし待つ間は、
ものすごい強風の中じっとしているので、寒くて大変でした。
その後初めてお鉢巡りをしました。お勧めの?反時計回りで行きましたが、辛いのは
一緒ですかねぇ。3776mのとこにも登りましたが、日本一高い場所のはずなの
に、測候所の建築物を見上げるのは…。さらにあとは下るだけと思いきや、意外と上
りもあったりして、へろへろになりながら、初のお鉢めぐりは1時間40分もかかり
ました。
だいぶ暖かくなってきたので、おにぎりを食べ、フリースも脱いで、7時頃、下山開
始です。実は普通のジョギングシューズで行ったのですが、スパッツの効果は絶大で
す。砂走りでも、砂利はまったく入ってきませんでした。けっこういいペースで下り
て行けました。しかし、細かい砂は入ってきてしまうので、駐車場に着く頃には靴の
サイズが3センチほど小さくなってしまいました。やはり次回は登山靴を買わね
ば…。今回はブル道を下ってみました。2台のブルとすれ違いましたが、そのつど道
を外れて待っていました。それでも森の中を下りていくより、時間的にも体力的に
も、かなり楽だと思いました。駐車場に着いたのは9時。下山2時間は我ながらあっ
ぱれ。帰りは、ローソンで顔を洗い、Tシャツを買い着替えました。家に着いたのは
11時半頃。
天界と下界は意外と近いかも。あっ、もう辛いこと忘れてる…
今回のまとめ。
人間(私だけ?)、辛いことはすぐ忘れる。一人より二人がいい。金剛杖は要らな
い。2kgしか痩せない…しかもすぐ戻る。着替え持参。
みなさんもぜひがんばってみてください。
(管理人)
平日深夜の須走口を単独で登るのは、人気がなさすぎてちょっと心細いと思うのですが、よくぞ登頂されました。強風で寒い日の方が空気が澄んでいるせいか、きれいな御来光が見られるという印象があります。今回はまさにそうだったようですね。
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