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 みんなの登山記2004−7 河口湖口
 投稿者:S.Nさん


■2004年7月24日(土)〜25日(日)河口湖口

登山記
7月24日(土)、6度目になる富士登山を敢行。今年は各地で記録が更新される猛暑。せめて富士山の上で寒い思いをしてこようと、夜間登山に。以下、ポイントを報告します。

1 服装
寒くない格好が不可欠。頂上は最低気温1℃で、風もあり、震えている人が多かった。小生の服装は、耳当てのついた冬用のネルの登山帽。フリースの手袋。下着の上にダウンのベスト。登山用シャツ。厚手のフリースのジャケット。雨具兼用のヤッケ。ホカロンまでは使わずに済みました。
 といっても、これは一番着込んだ状態。不要な汗をかかないように、6合目までの登りと、9合目以下の降りは短パンTシャツ。気温に応じてまめに着替えることをお勧めします。
降りは頂上直下からガスに覆われ、Tシャツで丁度気持ちの良い気温。

2 渋滞
 河口湖からの夜間の登りは、この時期いつも大渋滞。8合目太子館の辺りから頂上まで数珠つなぎの人。天気もよく絶好の富士登山日和なので仕方がないが、歩いているより止まっている時間の方が圧倒的に長い。止まって動かない行列についていると、寒くなるは眠くなるはで2時から3時くらいが一番つらい時間。とうとう、ご来光を頂上の鳥居の真下で迎えることに。登りに6時間50分もかかる。

3 ご来光
 いつもながら感動の一語。ご来光を拝む大勢の人々を下から眺めるのも一興。昨夜来満天の星、流れ星が続いていたが、登るにつれて下から雲が湧き起こってきていた。雲海で清められた世界に新たな日が上り神々しいものを感ずる。

4 体調
 河口湖5合目でバスを降りたあと、すぐ歩き始めたせいか、7合目に至るまで頭痛が取れなかった。深呼吸、準備体操など身体を十分慣らしてから動くべし。逆にお鉢めぐりをしている途中あまりの疲労困憊に、甲羅干しをしている人々に混じって、ちょっと休憩のつもりで横になった。そのまま一時間余り熟睡。降りは涼しかったこともあるが、この睡眠が効いたのか、それほど苦労せず2時間30分で下山。

5 靴
 3年前初めての富士登山はスニーカーだったので、河口湖口の降りは小石が靴に入って大変苦労した。その後、布製ガムテープで小石の侵入を防ぐ方法を見つけたが、しっかりした登山靴に優るものはない。登りも降りも靴がしっかり仕事をしてくれていることを随所で体感。


  (管理人)
週末の徹夜登山は渋滞で大変ですね。布製ガムテープはいろいろ重宝するので持参すると便利です。


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(04/8/12)