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 みんなの登山記2007−22
 投稿者:K.Tさん

■2007年8月8日(水)〜9日(木) 須走口

去年須山口から登ったK.Tです。
今回梅雨明け〜お盆までのハイシーズンに須走口から登ってき ました。今までオフシーズンに登ることが主だったのですが、 連れの希望でこの時期となりました。しかし、貴殿のHPから、 お盆の週と週末をはずせば混雑は無いと判断し、大陽館に宿泊 しての平日8/8&9の一泊二日で登ってきました。 この時の登山について報告します。

8/8 AM11:00須走口着→PM12:00須走口発→PM16:107合目大陽館着(泊)
8/9 AM00:30大陽館発→AM01:10見晴館着→AM01:458合目江戸屋着
→AM04:45登頂→(おはち巡り)→AM7:35下山開始→AM10:45須走口

・交通手段は車です。今回も東京方面から中央道で河口湖方面へ。 先ず富士吉田駅に立ち寄り。am10:00の開店に合わせ、駅前の大 きなスーパーにて飲み物や食料の買出しを行いました。何か忘れ ても、大抵のものはこの専門店でそろいますので便利です。

・やはりハイシーズンのためか、須走口の駐車場は満車で閉鎖され てました。下り車線でのUターン路駐が行われていました。自分 はam11:00に着いて下り車線へ。でも直ぐ下のカーブの先に停めら れたので、下山時に駐車場に登ることを考えたらラッキーでした。 ※12:00に須走口から登山に出発したときは閉鎖が解除されていて、 駐車場に車が入っていきましたので、午後なら大丈夫かもしれま せん。

・やはり「梅雨明け十日」のためか天気は快晴。出発時から暑く、汗 をかなりかきました。水分は6L持って行きましたが、登りの大陽 館までと翌日の下山時に多くを飲んでしまって全て無くなってしま い、あとは下山時は山小屋で水を買って補給してました。この時期 は暑いので、下りでも水分がかなり必要だとわかりました。

・宿泊した大陽館ですが、予約した8/1には空いてましたが、その後TV で紹介された影響なのか、当日予約や飛び込みも多く、平日だった のに満員で一畳に二人でした。さらに「緊急泊で廊下で寝る人も出 るので気を付けて下さい」と従業員から話がありました。食事は評 判通りよかったです。前回もそうだったですが、適度な水分と塩分 が採れるので、豚汁のお代わりが本当にありがいです。また、朝食 は弁当にしましたが、これも富士山の他の山小屋と違い、卵焼きや 肉団子も入った弁当らしい弁当なので助かります。弁当は間違いの 無いように出発時に受付で受け取りました。

・眠れそうにはなかったのですが、体を休めるためにPM6:00にはもう 横になってました。寝袋でしたが、隣の人とはずっと肩が当たった 状態で、熟睡はできませんでしたが、なんとか体を休めることはで きました。

・オフシーズンの時はご来光を見たときは大陽館をAM1:30発で間に合 いましたが、山小屋の様子からやはりこの時期の登山者は多いと予 想し、連れとAM0:30に出発。意外にも皆さんまだ早いと思っていた のか、その時間で大陽館から出発する人は自分達だけでした。おか げで、ご来光の数十分前に滑り込み登頂ができました。

・今回の登山で初めてご来光登拝渋滞を体験しました。登山道は2〜3 列となり、進んでは止まるの繰り返し。でもこのペースならば、眠 気と高山病に襲われなければ、初心者でも休憩なしで上れますね。

・登りながらコースを観察しましたが、混むポイントは9合目鳥居と、 その先の岩場ですね、岩場を過ぎるとスローペースながら立ち止ま らず流れるようになりました。でもすでに空が薄明るくなっていた せいもあって、山頂手前では皆小走りで駆け上がってました。

・その他、渋滞する理由として、登山道途中で立ちすくんでいる小グ ループが2組いました。どうやら仲間に体調不良等トラブルが発生 したようなのですが、一カ所に集まってしまっているので、どうし ても道の半分以上はふさいでしまいます。かといってガイドもコー ス外に出ろとは言いにくいようで、どうしようもないですね。とに かく右往左往するより、ツアーのガイドさんらに相談するとかして、 何らかアドバイスを得てもらいたいですね。

・登頂時に上からみると、ライトが混み合っているのは9合目の鳥居 程度までで、本当に局部的だったようです。このあたりが平日なら ではなのでしょうか?あと夜中は暗くて解りませんでしたが、日が 昇ってから下をみると、登山道の両側で寝ている人の多いことにも 驚きでした。おそらくせっかくのご来光も見てないのではと思いま す。

・登頂時、登山口〜大日岳はすごい混雑でしたが、自分は久須志岳の ほうに回ったので、人の頭にも遮られずご来光を眺められたし、ご 来光時にわき起こる「万歳」のかけ声にも煩わされず良かったです。 そのまま反時計回りにおはち巡りもできました。

・今回は数日天気が良かったせいで砂走りにかぎらず下山中ずっと砂 煙がたって全身砂まみれになっての下山でした。転びはしませんで したが、汗をかいてそれに砂埃が着いたこともあって、五合目付近 で、連れ共々すれ違った登山者に「汚い」と驚かれるほど顔も服も 汚れまくってました。こればかりは対策仕様もなく、帰りに紅富士の湯で汗を流して帰宅しました。


(管理人)
 平日でも1畳2人とはすごいですね。さらに登山道の渋滞も。山小屋を早めにスタートしたことや、久須志岳での御来光拝観など良い判断をされています。



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(07/8/17)