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 みんなの登山記2008−16
 投稿者:さん

■2008年7月27日(日)〜28日(月) 須走口

 39歳男性。7/27(日)〜7/28(月)にかけて、須走口から徹夜登山してきました。

 詳細な行程は省きますが、20時ごろ5合目を出発し、午前1時ごろ本8合目で河口湖口登山道と合流(日曜夜ですがここから先は大渋滞)し、流れに乗って登頂は午前4時でした。 とにかく深呼吸が重要と聞いていましたので、しつこくスーハーしていたためか、高山病の症状は一切ありませんでした。

 日頃の行いが報われたか(?)天候はこの上なく良く、ナイスご来光を堪能できました。1700mを寝ずに登った割には元気あり、勢いでお鉢めぐりもしました。猛烈な強風のなか、日本最高所の剣が峰、西側の影富士、感動的に清潔な山頂のトイレ、富士山頂郵便局などを満喫しました。お鉢めぐりの所要時間ですが、歩行時間は50分ほどと思います。けっこう坂がきつい、風が非常に強い、寒い、空気が薄い、などの条件が重なって思ったよりもハードでしたね。同行した友人はお鉢めぐりで一気に残りの体力を持っていかれたとコボしていました。
 郵便局の窓口には行列ができていました。頂上から手紙を出したい人は 予めハガキを持参&宛先を記入しておくのが良いのではないかと思います。
 剣が峰の写真撮影ポイントは結構長い行列が出来ていますので、待ち時間を考慮に入れて行動時間を計画すべきと思います。

 下山の砂走りは面白いですね。一気に600mも標高を落とせるので疲労の軽減にも時間短縮にもオススメです。同行した友人(富士山2回目、前回は河口湖口利用)は、下りの楽ちんさは河口湖口の比じゃないと言ってましたよ。下山は相当ゆっくり歩きました。所要時間は7合目大陽館まで2時間30分。 砂走りに45分。砂払い5合目から登山口までさらに1時間。トータル4時間15分かかりました。

 印象深いといえば、夜景、星でしょうか。 須走口は晴天であれば三島、箱根、関東平野までの夜景が非常に綺麗に見えます。 天気がよければ夜行登山の星空は抜群です。 星の名前がわからないのでちと悔しい思いをしました。 次回は簡単なものでいいので星座盤を調達してこようと思いました。


・役に立った所持品について以下に記します。
 これから登る人のお役に立てれば幸いです。

・ヒザ用使い捨てシール式サポーター
雑誌で紹介されていたものを半信半疑で購入し持参。下山途中から使用してみました。貼り付けると明らかにヒザへの負担が軽減されます。簡単なものですが非常に有効と思います。オススメ。 商品名は「ひざかんたん」(日東メディカル)

・トレッキングポール
上体の力を推進力や姿勢制御の補助に使えるのでのぼりでも下りでも足の疲労軽減に役立ちます。より自然に扱える両手持ちがオススメです。

・薄いダウンジャケット
言われているとおり夜明け前の山頂は寒かったです。登ってるときは平気なんですが、ご来光待ちのときは堪えます。しかしコレを雨具兼用のウインドブレーカの下に着込んでしまえば怖いものナシです。

・スパッツ
砂走りでは必須です。砂が入ると不快です。砂走りの途中でスパッツが外れて靴の中が砂まみれになってみればわかります(涙)。

(管理人)
 お鉢巡りを50分で一周はとても速いペースです。「ひざかんたん」はテーピングのやり方を知らなくても簡単に装着できそうです。



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(08/8/11)