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 みんなの登山記2008−5
 投稿者:ぶとぼそさん

■2008年7月24日(木) 須走口

自営業なので混雑する土日は避けようと考え、平日の日帰り登山を計画しました。普 段からランニングや自転車でのロングランをしている為、43歳の年齢の割に体力には 自信を持っていました。登山そのものは八ヶ岳や北海道の山々を昔経験したものの、 ここ10数年はごぶさた。富士山に興味を抱いたのも知人の苦しくもかつ病みつきになっ てしまうような富士山の魅力に興味を持ったからです。

横浜の自宅を早朝4時20分に出発。バイパスと東名高速を走り、順調に富士あざみラ インを経て6時40分に須走口の駐車場へ。私はバイクなので心配はしていなかったの ですが車のスペースも余裕でした。

身支度を済ませ、7時ちょうどに新五合目をスタートです。入口の茶屋ではお茶を差 し出してくれましたが、スタートからのんびりしたくないので丁寧に断り先へ進みま す。原生林の中を進むと数組の家族連れや夫婦の方を抜きました。みなさん、それぞ れのペースを保っているようです。単独の方がいない所が富士山らしいと思いました。 原生林は気持ちは良いのですが、虫が多いです。身体中にまとわりつかれ、腕をアブ に刺されました。日焼け止めはしっかり塗りましたが、虫よけスプレーは考えてもい ませんでした。

新六合目を7時45分通過。前日3時間しか寝ていない割には順調かつ元気です。六合目 瀬戸館に8時10分着。ここで10分休息後、上を目指します。この辺りからは富士山ら しい殺風景な石と砂ばかりの道になり、辺りの風景も見ずに黙々と歩きます。 七合目の大陽館に9時着。さすがに疲れが少し出てきました。おまけに酸素不足から の息切れも少々。この感じはランニング時の苦しさとも違い、酸欠の怖さを初めて経 験しました。

八合目を過ぎるとさらに息が苦しくなりペースはぐっと落ちます。それでも、ここま で50人以上の登山者を抜き、誰にも抜かれていません。しかし、そのペースも本八合 目を過ぎると河口湖側の合流があるため、自分のペースが保てなくなりました。須走 側は団体客が皆無でしたが、河口湖からは団体客ばかりが目立ちます。結局ペースが 落ちてしまい、八合五勺の御来光館に到着できたのは11時ちょうど。ここからは岩場 も増え、益々団体客を抜くのに苦労しました。と同時に息も益々粗くなってきました。 進んでは止まり、抜かしては止まりのローペースとなり、頂上到着が11時55分。登頂 時間は休憩含めて4時間55分(休憩含めず3時間50分)でした。

20分程休んだ後、反時計周りでお鉢めぐりを開始。天気は良いのですが、下界は雲で 見通せず。それでも気持ちよく、お鉢めぐりを済ませました。

再び須走口頂上に戻り、持参したパンを2個食べ、自動販売機の400円コーヒーをおい しく頂き下山開始。しかし、この下山で酷い目に…。

14時20分下山開始。今回履いてきた登山靴が15年前のもので足に合っていませんでし た。それでも登りは良かったのですが、下りは最悪です。八合目まで下ったあたりま では順調でしたが、砂走りで足が悲鳴をあげ始めました。一歩踏み込むたびにつま先 から激痛が走り、思うように歩けません。おまけに私はストックや金剛杖を持ってい ないので足の負担が増大です。おかげで砂走りで65分もかかってしまいました。 砂払五合目にたどりついた時にはつま先の感覚が無くなっていました。結局、新五合 目に辿り着いたのは17時05分。下りは2時間45分もかかってしまいました。 駐車場に戻り、再びバイクで帰宅は辛いものでしたが、ほぼ予定通り日帰り登山+お 鉢巡りを出来た事には満足しています。何より天気がよく、無風で登山条件が良かっ た1日でした。

以下タイムテーブルです。
○須走口新五合目07:00
○新六合目長田山荘07:45
○七合目大陽館09:00〜09:15
○本七合目見晴館09:45〜09:55
○本八合目上江戸屋10:35〜10:50
○八合五勺御来光館11:00
○須走口頂上11:55
お鉢巡り1時間25分
○須走口下山口14:20
○七合目大陽館15:25
○砂払五合目16:30
○須走口新五合目17:05


(管理人)
登山靴が足に合っていなかったのが惜しかった。足先が痛くならなければ半分の時間で下りられたかもしれないですね。



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(08/7/30)