■2010年7月22日(木)〜7月23日(金) 富士宮口
「富士宮八合目〜御殿場八合目トラバースについて」
7月22日13時36分、富士宮五合目より登山開始。
歩幅は狭く、ひざを極力曲げないことをずっと意識する。
呼吸は大きく2度吸って2度吐く。
苦しくなったら足を止めて呼吸を整える。
水分は20〜30分に一度ポカリスエットを2〜3口ずつゆっくり飲む。
13時52分、六合目通過。
14時46分、新七合目通過。
15時32分、元祖七合目到着。
ここで初めて休憩を取る。あんぱん1個とチョコレート少しを食べる。
15時42分、元祖七合目出発。
16時19分、八合目到着。
ここから御殿場口へ抜ける。
トイレ脇の看板の前へ行くと、いかつい兄ちゃんが椅子に座っていた
。
いかついという点では負けてないなと思いながら、
左手を軽く上げて無言で「通るよ」と意思表示すると、なんと向こうは頭を軽く
下げて会釈した。しかし、私のあとに通ったご夫婦は、一言、言われたそうだ。
16時23分、富士宮八合目池田館トイレ脇の「通行止」看板をすり抜ける。
人が通れるスペースはある。
トイレの裏へ回ると、ブル道への境にロープが張ってある。
軽くまたいでブル道へ出る。いい道だ。
万年雪の残る沢を横切るが、こちらの道はブル道なので平らだし幅もある。
雪を間近で見られて嬉しい。
16時30分、「赤岩八合」と書かれた看板が左側に見える。
ブル道からそれて、人が通れるほどの幅の階段を少し登る。
そこからは人が歩ける程度の幅の道が続く。
16時36分、御殿場口登山道(兼下山道)に出る。
写真をたくさん撮りながら歩いたが、13分で富士宮口から御殿場口へ移動でき
てしまった。
こんなに早いと思わなかった。
16時40分、気象庁避難小屋の前を通過。
16時48分、霧が晴れると今日の目的地、赤岩八合館がはっきり見えた。
16時54分、御殿場口八合目「赤岩八合館」に到着。
30人ほどの学生の団体が夕食をとっていた。
寝床へ案内される。
2畳ほどのスペースに3人程度。
以前利用した須走七合目の大陽館では1畳に2人ほどだったので、
広く感じた。
17時50分頃、テーブルが空いたので夕食をどうぞと言われた。
ネット上でうわさに聞いていた、おかわり自由のカレーライスだ。
「おかわりできますが、残さないようにして下さい」と言われる。
空腹感は無いし、トイレの都合などを考えると大食いする気にはならなかったが
、
食べ始めると意外に食べられるもので、控えめに2杯食べた。
2時35分、赤岩八合館を出発。
4時4分、御殿場口頂上に到着。
4時48分、吉田・須走口頂上付近にてご来光を眺める。
そこの山小屋ではご来光と同時に君が代を鳴らし、日の丸を掲揚する。
確かにここは日本一の山だが、太陽は日本とか国家とかよりもっとスケールがで
かいものだ。
ここにそんなイデオロギーはいらない。
反時計回りでお鉢巡りをすると、まだ雪が残る、剣が峰下の上り坂が近づいて来
た。お鉢まわりが開通したと聞いていたのだが、雪の部分の両側はロープが張られており、とおせんぼがしてある。雪道は遠目ではジャリジャリに見えたが、踏んでみるとガチガチに凍っている。気を抜けばつるっと滑ってしまう。非常に危険だった。
5時49分、剣が峰にて写真撮影。
6時6分、御殿場口頂上より下山開始。
6時53分、赤岩八合館に到着。
7時15分頃、朝食はハムエッグと昆布の佃煮とたくあんとご飯に味噌汁。
ご飯と味噌汁は温かいので嬉しかった。
山小屋利用の利点は、何と言っても暖かい食事だと思った。
体が元気を取り戻す。
頂上までの往復間、荷物を預かってもらえるのもいい。
一番きつい所で身軽なのだから。
7時38分、赤岩八合館より下山開始。
雲がかかっているのは涼しくていいが、どれくらい下ったのかが分からないでい
ると、8時23分、突然雲が晴れて宝永山が大きな姿を現した。
大砂走り本番へ続く道を左手に見ながら、右への宝永山へ向かう道に入る。
9時13分、富士宮六合目を通過。
9時26分、富士宮五合目駐車場へ到着。
携帯電話の通話状況ですが、宝永火口ではドコモは圏外でした。