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 みんなの登山記2010−48
 投稿者:黒豹 さん

■2010年9月19日(日) 須走口

2007年以来のご無沙汰、黒豹です。(登山記2007-3)
この度、ほんの数日前に思い立ち、9月19日に日帰りで行ってきましたので、ご報 告します。
・・・今回はなめてました。きつかったです。

18日の夜は早く寝て、2時半ころ起床し、ごそごそと身支度。3時に自宅を出発し ました。 横浜青葉から東名、御殿場インター降りたところでコンビニに寄り、行動食としてお にぎり4つとゼリー飲料2つ、お茶を購入しました。 それ以外に500mlのスポーツドリンクを3本、小さなパックのチョコレートを持 参しました。 同じく、コンビニでカップうどんを購入し、朝食としました。

須走ジャンクションから登山道に向かうフジアザミラインに入り、ワインディングに かかったところで鹿とばったり。 路肩におりましたので接触はもちろんありませんが、お互いに目を見合ってしまいま した。 駐車場には5時前に着・・・で驚いたのが、第二駐車場は満車!その上の第三駐車場 でかろうじて空きを見つけました。登山者以外にご来光鑑賞?の方が多数いらっしゃ るようです。 身支度を終えて、荷物を背負って出かけたのは5時20分、足元は何とか見えるくら いの明るさです。

神社の境内を抜けて、早速樹林帯の中の登りが始まります・・・うーん、前に上った 河口湖口と比べていきなり急登・・・まあ、あっちは最初しばらくは下りですしね 〜。 今回は前回ほど意識してペースを落とさず、息が弾まないようにしようと思ったので すが、やはり急登でコントロールは無理・・・という訳で、写真を撮ったりしながら ペース調整しました。 樹林帯が潅木帯に変わるころ、日の出です。ただし、2000mあたりに厚い雲海が あるので、その上に普通の太陽の色で出るような感じでした。

雲海からの御来光

6合目まで潅木が取り囲む中を歩きますが、頂上は望めます。「アレは頂上じゃなく てその手前の9合目あたりだろ・・・?」と思ってましたが、この時点で頂上の鳥居 まできれいに見えるのですね、このルートは。 実は、6合目の長田山荘に着くまでに、何回か心が折れそうになりました。いや、特 に体調不良ではなかったのですが、なんだか前回より辛いような気がして、「先が長 いな〜」と感じてしまいまして。 ここで2450mの看板を見て、「あと1300mもある、と考えるか、スタートか ら450mも登ったと考えるか・・・」しばし葛藤。 しかし登山は自分の心との戦いでもありますので、ここは短時間の休憩で先へ進みま す。

7合目の大陽館までがまた長いこと長いこと(笑)。河口湖口だと次から次に小屋が 現れ、気づいたら通過している7−8合目ですが、このコースは正直ハンパないです (笑)。 あれ?記憶失ってたのかな?なんか印象が無いぞ、この辺(笑)。確か1個目のおに ぎり食べましたよ、ここで。

七合目から山頂を望む

大陽館の裏から、いよいよ潤いの無い景色が延々と続きます。でも、登りとしての辛 さはそれまでとあまりカワランぞ、満遍なくキツい。 閉鎖中の小屋を経て、8合目で吉田口からの登山道と合流。江戸屋とトモエ館でし たっけ?が営業中です。 最初2つの小屋があるのがわからなかったので、手前の小屋でチップトイレを使い、奥 の小屋で水を買いました・・・ので帰りは逆に(笑)。 そう、ここまででペットボトルの飲料を、朝食時のお茶も含めて3本消費してまし た。あと手持ちは1本になっていたので、水を購入したのです。お握り2個目食べま した。

トモエ館越しに下界を望む

この辺で、最初から見えてた鳥居が山頂のものと確信。よし、見えてるなら負ける か・・・と気合を入れなおして登山再開。 砂利交じりの路面が例によって9合目以降は岩登り。今回はここがまたキツかったで す。この途中どこかでお握り3つ目食べてるな、うん。

まあ、例によってへろへろになりながら、山頂鳥居に到着。その手前では10歩歩く ごとにへたり込む若い女の子もいたりして、皆キツいんだな、と自分を励ます。 あ、彼女も周りのヤローどものサポートあってか、無事に登頂してましたよ、私がお 鉢巡り終えるころに。

今回は晴天で風も弱く、8合目で長袖(薄い山用)シャツをTシャツの上に着ただけ で登頂しました。山頂でも上着を出すことはなし。 登頂は10時50分。5時間半なのでコースタイムぴったりですね。 休憩しながらラストのお握りを食べ、周りではアルミシートにくるまって仮眠する 人々を見ながら、「やっぱここまで来たらお鉢巡りか」と、前回の遺恨を晴らす事に する。 最初(知らなかったのですが)下山口のほうに、時計回りに歩き出し、下山口そばで 他人が会話するのを聞いて、急遽時計逆周りに切り替えました。馬の背登りがきつい と聞いたもんで。 ここでお鉢巡りする方々でリュック背負ってない方が多いことに気づき、なるほど 〜、とリュックを下山道そばにデポ。どうせここに戻ってくるもんね。


写真をクリックすると拡大写真が開きます。(ファイルサイズ169KB)

水ボトルとカメラ、ポケットにチョコレートの軽装で、時計逆周りは最初下りでるん るん、火口を見ながら登り返しでひぃはぁ言い、を繰り返しながら進みます。途中、 大沢崩れかな?ってポイントで見下ろすと、下が霞んでいて大迫力でした。 測候所に登る坂がきつかったですが、何とかこなして3776m、日本列島最高地点 到達。展望台に登ったけど、下界は雲かぶって見えず。 そこから降りたところが須走口下山道だと思っていたのですが、うん?その先の山の 先に小屋の屋根が見える・・・そうか、別の登頂口か・・・しょうがない、なるほど 1−1.5時間かかるわけだ。 12時ちょうどに下山道入り口にたどり着き、ゼリー飲料をひとつ飲んでから出発。 いきなり砂礫の道で、足を滑らせながら大またで降りることができます・・・ま、こ れが靴擦れの原因となったのですけど。

砂埃もひどく、軽く足を滑らせて転倒もしちゃったので、カメラをリュックに仕舞 い、本格的下山へ。 8合目で先述の通り、登りの時とたすきがけでトイレと水購入を済ませ、砂走りへ。 この時点で靴擦れはわずかに痛みだしており、本来ここで処置すべきだったのでしょ うね〜。 砂走りの入り口はちょっと怖いような砂をかぶった岩のステップ。 既に足が上がりつつあるので、砂走りを走りとおすなんて夢のまた夢。スピードが制 御できない、と怖くなったところで立ち止まり・・・を繰り返して標高を下げます。 この辺はスキーと一緒ですね、年とともにスピードと距離がこなせなくなり・・・。 砂走りの真ん中を・・・まあしょうがないんだけど「いやーきつい」「こわいこわ い」といいつつ横に3人並んでそろそろ歩いて下るおばちゃん、怖かったです。

砂走りが終わったところで、登りでも目立ちましたがたぶん先日の台風でえぐれた道 を外れて下ります。この辺で足の痛みがけっこうなものになり、そろそろとかばいな がら降りたら右ひざが捻られて痛みが・・・。 このあたりから雲がかかり、前が見えないほどではないですが、けっこう視界が無い 状態が続きます。 砂払い5合について、スパッツをはずし、恐る恐る靴、靴下を脱ぐと・・・右足は小 指の側面、左足は親指下面に大きな水ぶくれが・・・。 こんな時に限ってバンソウコウ忘れてるし・・・皆さんは必ず常備して下さい!(な んで上から目線?) 靴に当たらないよう、ティッシュペーパーを指に巻き、その上から靴下を履いて、だ ましだまし降りました。そこからの駐車場までの下山ルートがきつかった〜。 下山道は木の根っこが出まくっていて非常に歩きにくく、登山道は岩ごろごろの究極 の選択です。 足の状態から根っこはきついので、登山道を降ります。

霧の中から神社の屋根が見えたときにはほっとしました。 14時30分に下山道入口着。土産を買い、トイレを済ませ・・・最後の駐車場への 登りが一番きつく、なんか頭痛まで・・・。 本当に精も根も尽き果てて駐車場で簡単に着替え、荷物をまとめて帰路につきまし た。

ここから先は交通事情のことなので多くは語りませんが、自宅着は18時50 分・・・長い一日をお風呂+ビール+手巻き寿司(行く前にリクエストした)で寿 ぎ、無事に長い一日を終えました。

いやあ、ここ1年半ほど毎朝4km、土日は8km歩いてるし、6月にはちょっと大 掛かりなトレッキングも終えたのでなめてましたが、やはり富士山手強いっす。 9月の登山は勧めてはいけないのでしょうけど、今回はコンディションに恵まれ、下 では暑くなく、上では寒くなく、気候的には快適な登山になりました。


(管理人)
下山時はつま先の方に体重がかかってしまうので、靴擦れを起こしやすいです。私も苦労しています。絆創膏などの靴擦れ対策は本当に重要だと思います。



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(10/9/25)