■2011年8月4日(木)〜8月5日(金) 須走口
私は3年連続3回目、同行者は2年連続2回目の挑戦です。いずれも登頂しています。
当日、朝、家を出てふじあざみラインに着くまでは順調でしたが、ふじあざみラインの入り口
で「満車」の看板があり不安に。
やはり、ふじあざみラインの途中から路上駐車が目に付くようになり、10時ごろ駐車場につ
いたもののUターンし、路上駐車の最後尾に駐車しました。
新五合目から1.1kmほど下でしたので、登山口まで20分ほど登るくらいの距離でした。
去年と同じ8月の第一木、金曜日、時間もほぼ同じという日程なのに去年は普通に駐車場
にとめることができたので、この違いは自動車業界等の休日変更が影響ある模様です。
山小屋の方も今年は土曜日が週に2回あるようなもの、と言っていました。
ただ、私たちが新五合目に着いたときに、駐車場に入れていた車もあり、係りの方に「ごめ
んね、こればっかりは運だから駐車場に着いたときにちょうど出る車があれば入れている
んだ」と言われました。
私たち的には15分くらい駐車場の入り口付近で出る車を待っていたかったんですが、後続車
があるとそれも無理で次々にみんなUターンして下ったのでした。
10:30新五合目着
1時間ほどは高度順応させるためと、このあと1日だけとはいえまともに食事ができない
と思い、東富士山荘にて早目の昼食をとりました。
飲み物はきのこ茶と麦茶とコーヒーが出てきました。(他の方テーブルを確認しなかったので
すが、正直無料でコーヒーが出てきてびっくり)
11:24新五合目発
トイレと準備体操を済ませ出発しました。
雲は多少あるものの、青空が広がっていました。ただ、去年、一昨年に登ったときに比べ
気温が低かったです。
12:28新六合目着〜13:08本六合目着
去年よりも早いペースで到着しました。
車の量と同じで去年よりも登山者が多い様子でした。立ち止まると少し寒かったです。
14:10七合目着
大陽館前で少し長め(といっても15分くらい)の休憩をしました。
ここからガスが急に多くなり、去年はここから見た下界の景色がすばらしかったので期待
していたのですが、曇って遠方が何も見えず。
休憩している最中、風が吹くと体温が奪われ寒くなってきました。
15:10本七合目着
七合目までは動いていれば暑かったので服装は出発時のままだったのですが、ここで
ついにレインウェアのジャケットを着用しました。
15:36八合目着
本日の宿、下江戸屋に到着しました。
ここまで来るのにガスはミスト状になっており、髪の毛やリュックはしっとりしてました。
案内されたのは、なんと3階(屋根裏ですね、完全に。天井が三角屋根で骨組みもむき出
しなので、同行者や他の方も結構頭をぶつけてました。)でした。
3階なので荷物を上げ下げするのも、人が上り下りするのも明るいうちでも大変なのに、
夜になるとなお大変でした。
先客は皆さん休んでいるようで昼寝している人がほとんどだったので私たちも夕飯
まではそのような状態で横になってメールなどしていました。
ソフトバンクは快適な電波状態でした。
夕飯は宿に到着順に案内されました。
17時から宿の夕飯が始まり、私たちは18時頃でした。
食事はハンバーグカレー(福神漬け付)でした。
その頃到着した人たちはレインウェア着用で、着衣やリュックは完全に濡れていました。
夜になって本格的に風雨がひどくなってきました。
携帯からネットをするとふもとの小山町の天気が今後悪いらしいことが分かり、今後の
計画変更をせざるを得ないかな、という心の準備だけはしていました。
寝床に入ると外から聞こえる風雨の音が激しく暴風雨になっているらしかったです。
宿を0時発でご来光を頂上で見る予定で23時半に起きたものの外の暴風雨の音が
すごく、ご来光を宿で迎えてからその後を考えようということに。
ご来光までの間もトイレに行くときの偵察やお隣さんからの情報で、
0時頃;ツアーが点呼をとっていたけど出発している様子がないこと
3時頃;徹夜登山や一旦出発した人も戻ってきたりしているが宿の収容人数がいっぱいで
宿に入りたい人を宿の人が見てのとおりいっぱいで、と断っていたこと
4〜5時頃;寝ている人は減ってきたものの、ロビーには外の様子をさぐりつつ朝食の弁当
を宿で食べている人が多いこと
(ただ、時間がたつにつれ雨の中出発した人が増え徐々にロビーの人は減っていった模様
です。上を目指したか、下を目指したかは分かりませんが。ツアーの人たちが夕飯時に
一緒で注意事項等を聞いてしまったのですが9時半に新五合目駐車場集合といっていたの
で下山した人が多かったのでしょうか。)
というような状態だったです。
05:20八合目発
雨は弱まってきましたが降っていました。すでに私も同行者も気持ちが萎え気味で下山
することに。
フリース+レインウェア上下着用の状態で10分ほど下山しましたが・・・、晴れて朝日が顔を
出し、きれいな雲海と青空に。
ここで下山か再登山かで葛藤することに。
ふもとは天気が悪いみたいだしこれ以上天気が良くなることはないだろうから下山するか、
それとも青空が見えている状態で下山してこのあと後悔しないか、と。
判断は私に任され、登ろう、ということに。
再度、下江戸屋に戻り、装備のし直しです。
フリース、レインウェアの下は脱ぎ、ザックカバーもはずしました。
05:50頃八合目再出発〜06:13本八合目着〜06:27八合五勺着〜06:44九合目着
日の出から1時間以上経過しているので吉田口からのルートと合流しても登山道は人が少
なめで快適でした。なおかつ、荒天のせいで宿で休憩だけはたっぷりしているので元気な
ものです。
去年は夜中あんなにつまっていた登山道がうそのようでした。
この頃は、日差しも強くなってきて、雲も少なくなり、抜けるような青空で、頂上も下界も遠方
もよく見え絶景でした。
下山しなくて良かった、と思えた瞬間です。
07:18登頂
狛犬前、奥宮記念碑前で記念写真。
去年と同じく山口屋支店でとん汁を食べ休憩。
私は去年と同じく久須志神社へおみくじを引きに行きました。
おみくじは大吉で、これも3年連続3回目。
また、今回は初ご朱印をいただきました。今回の登山の目的のひとつを達成しました。
天気の心配もあり、当初の計画より時間も押していたことでお鉢めぐりはしないことにしま
したが、私がぜひ頂上浅間大社奥宮のご朱印も欲しかったことで、久須志神社⇔頂上浅
間大社奥宮の往復トレッキングをすることに。
それをしている間にまたガスが濃くかかるようになり、対岸の剣が峰はおろか御殿場口頂上
付近から富士宮口頂上の日の丸も見えないくらいの視界に。
08:30頃下山開始
無事ご朱印もいただき、下山を開始しました。
朝までの雨のせいで砂埃がほとんど起こらず、この点は去年と比べ快適でした。
大陽館までときどき短く休憩しつつレインウェアのジャケットを途中で脱ぎ、下っていきました。
大陽館でキットカットを購入し、休憩兼砂走りの装備をしていたら急に雨が降ってきました。
従業員も布団を取り込んでいたりしましたが、私たちも再びザックカバー、レインウェアの
ジャケットを装着しました。
砂走りでは霧雨状態でやはり砂埃が起こらないのは快適でした。
ただし、視界は5mもないくらいだし、雨が顔にかかり視界が悪いので、岩石が混じる砂走
りで勢いを出しすぎるのは怖いので慎重気味に下りました。
それでも、去年よりは下りやすかったような。
砂払五合目で10分も休憩しないで、下山を開始しました。ここまで来ると雨が上がりました。
11:40頃新五合目着
小休憩しました。トイレ休憩兼同行者は東富士山荘でもろきゅう(きゅうりまるごと1本)を
購入しました。
私も少し分けてもらいましたがこれがものすごくおいしい。
ここから車を駐車しているところまで再びくだりましたが、意外に遠い印象でした。
その後、日帰り温泉に寄って昼食、休憩し帰路につきました。
温泉でも思いましたが、今回は体が冷えて体力消耗をしてしまったようです。
チョコレートや凍らせていった飲み物が下山まで溶けないのが驚きでした。
下山後も頭痛があったので疲労によるもののようです。富士登山の疲労度は天候に左右さ
れることが大きいことを実感しました。
日帰り温泉で、入浴後、昼食を食べたのですが、この時点でまだ笑っていいともやっていた
ので下りは早かった印象です。
去年は中国・韓国のツアーが非常に多かった印象ですが、こういった団体に今年は会いま
せんでした。原発の風評被害のせいでしょうか。
(管理人)
山の天気は変わりやすくて判断が難しいですね。下山を止めて再度登る判断をされたことが的確でした。東富士山荘の「もろきゅう」は塩味が強めで疲れていると特においしいです。
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