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 みんなの登山記2012−16
 投稿者:KABAZOUさん

■2012年8月16日(木) 御殿場口

横浜市在住のKABAZOUといいます。8月16日に御殿場口から日帰りで登頂しました。 これまで河口湖口、須走口、富士宮口から登頂しました。しかし御殿場口は、皆さんの登山記でも語られているように高度が低く、距離が長く、かつ砂地で登りにくく、ハードな登山なので私にはとても無理と思っていました。

それでもいつかチャレンジすることもあるかと思い、下見のつもりでこれまでに二度、富士登山駅伝の日に次郎坊まで襷リレーを見に行きました。下山では、須走口登山の帰りに大砂走りを、また富士宮口登山の帰りに逆プリンスルートを使って下山しており、土地勘はそこそこできています。

今年になって、年齢的にも体力的にも「そろそろチャレンジしないと一生登れない」と思い、春からジョギングを始めました。また、今年は「あっぱれ!富士登山」に御殿場口登山の投稿が多く、チャレンジを後押ししてくれました。

8月16日
お盆休みで、かつ天気予報では全国的に晴れ予想でした。
チャレンジするならこの日がよさそう、と思いました。

午前2時30分起床  自宅で満天の星空を確認し、出発を決意。
3時 自宅発、車で保土ヶ谷バイパス〜東名〜御殿場へ向かう。
4時 足柄SA着。ここから見ると富士山に雲がかかっているように見えたので、「曇っていたら引き返そう」と、弱気になります。 御殿場ICから御殿場口五合目を目指して走っていると、闇夜に山小屋の明かりと富士山の影がはっきり浮かび上がりました。
4時30分 御殿場口駐車場着 第一駐車場は満杯、第二駐車場に車を停め、ここでご来光を拝みました 。



5時 何組かのグループが気合を入れて出発して行きます。私も出発を決意しました。
5時10分 大石茶屋着。富士山の山頂まで見渡すことができます。
6時30分 次郎坊着。さすがに御殿場ルートです。こんなにいい天気なのに、渋滞とは全く無縁です。
次郎坊から先は未体験ゾーンなので、少し気を引き締めましたが、相変わらずのんびりペースで登りました。
9時 日の出館着。ここは営業されていませんでした。
ここまでもそうでしたが、とにかく休み休みのマイペースで登りました。途中で見下ろせば、江の島、三浦半島はもちろん、なんとミナトミライの高層ビルまで見渡せました。スカイツリーも探しましたが、さすがに見えませんでした。
11時 疲労コンパイながら、ようやく山頂着。思わず万歳しました。

富士宮口に移動し、山頂郵便局で記念切手を購入し、奥宮で金剛杖に印をいただきました。火口近くに、雨上りの水たまりみたいな鮗池(このしろいけ)がありました。
2年前に登った時は、富士宮口の山小屋にコーラ系飲料がなく、お鉢めぐりを巡って山口屋でようやくコカコーラをゲットできましたが、今年はペプシコーラがあったので購入しました。山頂でコーラを飲むと、口元でマイクロバブルがはじけて味がマイルドになり、とても美味しいのです。
山頂に到着して達成感120%です。体力の方はもうゼロだったので、お鉢めぐりは止めて早々に下山しました。

12時 下山開始
山小屋を過ぎれば大砂走りです。導入部は大きい石がやけに多いと感じました。
大砂走りは楽しいですが、スパッツを忘れたので砂利が靴に遠慮なく入ってきました。
歩いたり走ったりして下山しましたが、あまりの長さに途中から太腿が筋肉痛になり、膝も曲がらなくなりました。駅伝で下山するランナーの体力・脚力は、本当に驚異的ですね。
次郎坊から先は砂地も固くなり、爪先が靴に押し付けられて、爪先が痛いこと。
それでも今日は、時々ガスが出るものの大砂走りから五合目駐車場まで雄大な眺めを見渡すことができ、富士山の大きさを実感できました。

14時30分 五合目駐車場着・帰宅 
帰りは足柄SAの温泉で汗と汚れを流し、帰宅しました。

体力的にはとてもきつかったものの、終日好天に恵まれ、無事登山できました。
終わってみれば、御殿場口は渋滞もなく、富士山を独り占めしたような達成感あふれる日帰り登山でした。

終わり


(管理人)
日の出館から2時間で登頂は速いです。そもそも、御殿場ルートを日帰りで踏破されたわけですから、年齢、体力の心配はまだまだ必要ないと思います。



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(12/8/22)