■2013年8月11日(日)〜12日(月) 富士宮口
流星を見ながらの登山
去年は富士宮五合目からプリンスルート経由で御殿場道に入って登りましたが、今回は富士宮五合から八合目池田館まで登り、そこから御殿場道にぬけています。御殿場道合流後は宿泊先のわらじ館まで少し降りてます。というのも、去年久々に類高山病の頭痛を経験したからです。去年もわらじ館に泊まってますが、ご来光をみるため深夜出発したところ、赤岩八合館を通り過ぎたところで頭痛が始まり、見晴館跡で収まるまで休憩することになりました。それで今年は用心して、宿泊先より少し高いところまで登って降りることにしてます。
また、毎年この時期はペルセウス座流星群がみられますが、今年は夜に月が出ていない絶好の機会だったこともあり、お盆とわかってますが御殿場ルート利用で登っています。河口湖道と富士宮道は、山小屋の明かり&登山者の多さ&ヘッドライトで、ゆっくり流星を見るのは難しいと思いますが、御殿場道では唯一赤岩八合館のみ夜中も明るくライトを照らしていますが、通り過ぎればその上は真っ暗です。通常赤岩八合館から山頂まで約90分ですが、今回150分以上かけ、歩きながら上を見たり、要所で止まって上を見てとゆったりのんびり登ってきました。自分のヘッドライトも消して登ったので本当に流星が良く見えました。極大は翌日の13日am3:00だったようですが、12日でもかなり流れてました。
今回とったルートは以下です。交通手段は車で、水ヶ塚駐車場に置いたまま一泊二日で登ってきました。時間は休憩込みの実時間です。既に多くの方が登山記を書いているので、それ以外で気が付いたことを書きます。
8/11[4.5h]
水ヶ塚公園→富士宮五合目→富士宮6合目(昼食)→富士宮八合目→御殿場わらじ館(泊)
8/24[10h]
わらじ館→御殿場口頂上→吉田口久須志神社→富士宮奥宮&下山→富士宮五合目(帰宅)
・水ヶ塚公園にはam10:00頃着きましたが、まだ週末登った方々が下山していないためか、駐車場はほぼ満車状態。日月の日程でしたが、お盆休みの人もいるためか自分のあとからも続々と入車してきて、場所がなくて、誘導員が大変そうでした。駐車料金¥1000ですが、たとえ2~3泊置いたままでも追加はとられないようです。
・シャトルバスで富士宮五合目まであがりましたが、富士宮五合目のレストハウスは観光客や下山者で混雑していたので、すぐに出発し、6合目で昼食休憩をとることに。6合目には山小屋が二軒あるので、空いていた雲海荘で昼食をとりながら約45分
休憩&高度順応し、出発。ちょうどお昼で、時間帯なのか日曜日だからなのか下山者は相変わらず多いです。こうなると富士宮道は双方向通行なので、自分の思ったペースで登下山できません。それに富士宮道は急で浮石も多いので、下山者がくると必ず小石がパラパラ降ってきます。また、登山の基本は登り優先ですが、なんとなくグループ優先になっていたようです。家族連れも多いのですが、やはり小さい子は登山靴でなくスニーカーが多いですね。あと子供の腰のベルトと自分のベルトをロープでつないで登っているお父さんがいてびっくりでした。子供はなんとか登れていましたが、下るときを考えると、登らせないほうがよいでは、と思いました。
・八合目で御殿場道に抜けますが、通路のトイレにも特に監視しているような人はおらず、その脇の通行禁止の看板もはすに置いてあって、特に問題なく通れました。この道もけっこう知られたからかもしれません。
・今回も焼印を押しながら登ってますが、富士宮新七合目のご来光山荘は、「世界文化遺産」と書かれた長方形の焼印に代わってました。また、御殿場のわらじ館は、通常「八合四勺」「わらじ館」という丸い焼印ですが、追加料金¥200払うと、「表富士御殿場口」と書かれた焼印も押してくれました。
・今年もわらじ館に泊まってます。事前に予約はしてましたが、その時は定員の半分位だったのが当日聞くと予約で定員40人のところ35人に増えていてびっくりでした。日月とはいえさすがお盆です。金土は常時完全に満員状態だそうですが、日曜日も多いようです。夕食後に飛び込みでグループが宿泊を申し込んでいましたが当然NG。隣の砂走館で泊まれたようですが、世界遺産効果&富士宮マイカー規制の影響で、御殿場道もプリンスルートではなく御殿場五合目から登る人が増えているようです。わらじ館も内部が去年に比べてかなり整理されていて、すっきりしました。この週末でワッフルも販売し始めたようでしたが、僕の到着したpm3:30には終了してました。
ちなみに、9/1~10日まで貸切だそうですが、ドラマの撮影があるとか。タイトルまで聞きませんでしたが、シナリオが山小屋に置いてあるそうなので、これから泊まる方は、頼めば見せてもらえるかも・・・・
(管理人)
流星をきれいに見るための的確なプランです。御殿場口の盛況ぶりは以前とは隔世の感があります。「類高山病」(高山病よりも低い山で似たような症状がおこる)という用語は初めて知りました。
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