■2014年7月31日(木) 富士宮口
今年も登頂することができた新ちゃん夫婦です。二人とも50代。
登頂コースは昨年と同じく富士宮8合目からスライドして御殿場の赤岩八合館に宿泊させてもらいました。
【前日までに】
奥さんが殆ど準備してくれました。昨年御殿場口に奥さんが忘れたストックを新たに購入した以外は消耗品を購入した程度です。この荷物は前日までに前泊するホテルに送りました。二人ともなまくらであります。
地元の方や地元に近い方は水ヶ塚駐車場に駐車してそこからシャトルバスに乗る方が多いようですが、私たちにはそこに行くまでの体力もありません。電車が一番楽ですね。
【家を出発】
昼ごろ家を出て、色々用事をして、富士宮の駅に着いたのは22時近かったです。
富士宮の富士急ホテルに前泊しました。二人ともいい年なので、昨年と全く同じ和室で色々準備したあと、就寝しました。
【7月31日 出発】
ホテルのそばの富士宮口のシャトルバスに8時30分に乗り込みました。今年は終点まで殆ど寝ていました。仕事疲れかなあ。
【レストハウスにて】
奥さんはうどんを注文しました。結構結構、あとからエネルギーになるからね。
私は行動食の一口ようかんを食べました。
ついでに昨年購入した保存食のアルファ米に規定量の水を入れました。
売店に行って色々見ているとポテトチップスなどの袋がみんな膨らんでいました。さすが2400m。
【出発】10時50分
昨年と同様、レストハウスでグダグダし、ちょっとストレッチの真似事をしていざ出発。昨年とほとんど同じ時刻に出発しました。
【6合目雲海荘と宝永山荘】11時36分着 (46分)健脚の方20分 約2倍強
ここまでもあまり急がず、ゆっくりとたどり着きました。相変わらず皆さんに抜かされまくりでした。
ここのコーラの値段は300円。まあそんなもんでしょう。
【新7合目御来光山荘】14時28分着 (112分) 健脚の方70分 約1、6倍(順調!!)
ここで水を入れておいたアルファ米のドライカレーを食べました。うまかったですよ。
奥さんはようかんを食べました。ここでトイレを済ませました。一人200円
【元祖7合目山口山荘】16時36分着(128分)健脚の方50分 約2、6倍。いかーん
ここは記念撮影をしてスルー。みんなお互いに気軽に写真を撮り合えますね。ありがたいことです。
【8合目池田館】18時51分着(135分)健脚の方40分 約3、4倍。とってもいかーん
ここも外国人の方とボディランゲージで撮影をお願いしてトイレ横から御殿場方面へスライドしました。
ブル道を歩いていると、まだ雪がたくさん残っていました。そういえば、富士宮口の山開きは他の登山口より遅れたとか。温暖化のはずなのに色々ですね。
【御殿場 赤岩八合館】19時35分着 41分 まあまあ
親切な従業員の方とおかみさんに案内され、おかわり自由のカレーをしっかりいただきました。暖かいお茶もおかわり自由で大変ありがたかったです。奥さんは少し少なかったです。不安が・・・。
本日はウイークデーということもあり、比較的すいていて、私たち二人の両隣の布団があいていました。さらに上段の寝床ではなく下段だったので、落ち着いて寝ることができました。途中で隣の布団を枕にしたので、奥さんも私もある程度熟睡できました。
夜中の1時頃になると、ガサゴソ音がします。
「みんな頂上を目指すのね。」と言うことは天候がいいのかなあなどと思いながら、また寝てしまいました。この時、奥さんは外に出て満天の星空を見ました。大変感激していました。
今度は4時過ぎに奥さんが起こしてくれました。
天気は上々。多少雲がありますがご来光を見るために、夜中に登った人以外は山荘の前でご来光を拝することができました。多少雲がかかっていましたが、優しい光が私達を包
んでくれました。
動画もアップしました。良かったら見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=sStoR67q0fs
【登頂開始】
早々に朝食をいただきました。奥さんはどうも食が進まないようでした。典型的な高山病の症状のようです。
6時に赤岩八合館を出発しました。リュックは山荘に預かっていただき、最低限の荷物だけを持って出発。
今年は奥さんが自らペットボトルホルダーを持ち、自分で飲むようにしましたが、中々一歩が前に出ません。後から登ってきた人に抜かされ続けました。
【登頂】
何とか御殿場の鳥居をくぐったのは11時45分。何と8合目から5時間半かかりました。健脚の方の3、7倍で登頂しました・・・さて、ここからが問題ですね。
登頂すると、同じようなペースで登っておられたご婦人と再会し、感激ひとしおでした。
周りの方に写真を撮っていただきました。ありがたいですね。登頂した皆さんの顔は喜びにあふれていました。火口はやはり恐ろしい口をあけていました。
昨年はここから側の郵便局で自分に葉書を出し、食事をし、剣が峰に登ってから下山を開始したのですが、奥さんの体のことや帰りの時間のことも考えて早々に下山を開始しました。
しかし、奥さんのペースは上がりません。フラフラするので3回ほど横になり、10分程の睡眠を取らせました。奥さん爆睡。
何とか赤岩に戻ったのは14時5分(2時間20分) 健脚の方45分 約3倍強 どうしましょ・・・。
山荘では、今日の宿泊者のための準備を終え、私たちの荷物だけがあり、入り口近くの布団の側に整理して立てかけておいてくださってありました。感謝。
おかみさんとひとしきり話して山荘をあとにしました。
今回は時間のことやバスの時刻のことを考え、御殿場ルートを使わず、富士宮ルートに再度スライドして下山することにしました。そして・・・
池田館到着15時15分着
元祖7合目着16時
御来光山荘着17時25分
宝永山荘・雲海荘着19時
5合目レストハウス着19時30分
池田館から5合目レストハウスまで4時間15分 健脚の方75分 約3、4倍 困ったなあ・・・。
バスに乗ろうとするとここで大きな問題がっ。富士宮駅までのシャトルバスは19時が最終だったのです。
昨年は御殿場5合目に着いたのが20時だったので諦めもついたのですが、今回はおしかった。富士宮で22時頃まであるバスは水ヶ塚公園までだったのです。大失敗。
仕方が無く、今年もタクシーで富士宮に戻りました(TT)。
その後も電車が遅れるわで何やかんやあり、自宅にたどり着いたのは午前1時半でした。
まあ、昨年のことを考えると、その日に戻ってこられたのは幸運だったと思います。
【来年に向けて】
・今回は登山、下山ともに休憩が少なかったにもかかわらず、時間がかかりすぎた。
原因・・・とれいにんぐをサボった。軟弱とれいにんぐでも少しずつ毎日続けることが自信につながります。今回は奥さんが不安そうで、それが的中してしまいました。
・来年は4月からとれいにんぐをしましょう。少しずつね。
・日帰りで宝永火口に行き、大砂走りも楽しもうぜ。そうすると、帰りのルートの選択肢が増えるぞ。
とにもかくにも2年続けて登頂できたことに感謝しています。さあ、仕事に復帰です。