■２０１４年８月１１日（月）〜１２日（火）　富士宮口

５回目の富士登山,今まではツアーでの富士登山でした。何とか自立？して、一人 で登山をしたいと考えていました。

昨年は５０肩で登山を諦めたが年齢を考え、今年こそがチャンスと、またデータを集めました。何日に登山をするかが、私は勇気がないので、なかなか決められませんでした。
最初、8月4日（月）に登山をすると決め、リュック等の準備した。しかし、前日の天気予報が「雨の予報」で延期。これは御来光がダメで正解だった。台風がきた。
「台風一過」できっと、天気は良くなるであろうと、11日（月）に登山をする事に。でも天気予報が良くない。「仕方がない。良くなる事を期待して、行ける所まで行こう」と、一番電車で出発。
「駅探」で調べた電車で大船駅に着くと、何と一つ前の電車に乗れた。これからとんとん拍子で、乗り換えがうまくゆき、富士宮駅に８時過ぎに到着。
ここでバスのフリーキップを購入して、コンビニで食べ物を購入、8時半５合目行のバスで富士宮口に着いた。降車すると、強い風で吐く息も白く、寒い。

まず、レストハウスの階段でカッパを着用、おにぎりを食べ、自販機で飲み物を1本購入して、ペットボトル2本での登山とした。
下山してきた女性グループが、販売機の飲み物価格が300円を見て「なにっ、この値段。上よりも安い。でも、何か腹立つネッ」と。

11時に登山開始。風は強いが追い風で助かる。陽が出たり、小雨、霧と天気は目まぐるしく変化する中、私は一人トボトボと歩く。ゆっくり、ゆっくり。抜かれようと、気にせずに、とにかくマイペース。
６合目の雲海荘、宝永山荘を11時半。少し休んで、新７合目の御来光山荘に向かう。

風がさらに強くなった感じで風が舞い、体が揺れ、登るペースを落す（落ちる）。13時に「御来光山荘」に到着。山荘前には２つのツアーグループが休憩していた。リーダーに予想を尋ねると「何とか、いける所までゆく」と言っていた。

下山して来た２人の男性に上の様子を聞くと、5合目で「登山は予約のない人の登山 を止めたら」と言われたけど、「私たちは経験があるので登山をした。頂上にはやは り無理で、途中の山小屋で泊って、そのまま下山して来た」 山小屋には宿泊者が、我々2名だけでした」

これを聞いて、頂上までの登山は無理かと思いながら、さらに上に向かう事とした。 「御来光山荘」の片隅に、4人の若い女性が蹲っていました。
「どうしたのっ？」と声をかけながら、私が山荘から山道に出た途端。その訳、解りました。凄い向かい風で前に進めない。山道には人影もない。こんな所、よく登る。私、めげました。登山する前にドコモのレジャー保険に入ってきたけれど、ここで今日の登山を諦め、13時半、早々に「御来光山荘」泊を決定。

本日のチェックイン、私が第1号。寝る所は4人部屋,一番奥側に案内された。
布団はやはり湿り気がある。足のつま先が冷たく寒い。手のマッサージで暖める。
湯たんぽが欲しかったが、ここには置いて無かった。

14時に、ご夫婦が前の部屋に。少し会話をしたがやはり暇,その後は山荘前のベンチに座り、強風の中を登山してくる人逹との会話を楽しんだ。防寒着でも寒い。

「どこまで登るんですか？」「わかんねっ！リーダーが、いくって言う所まで、だなっ」
「リーダー、掛け持ちしてっからなっ。前なんか,途中で次があるからとやめっておりちまった」「俺だけなら、もっと先まで行けるんだけどなっ」と話が弾む。
傍にツアーのリーダーが苦笑しているのに、平気でのたまう。とても愉快な年輩だった。

山荘は快適でした。4人寝の所に、私一人が占有。「余裕のある時は配慮してます」と。トイレは外に出ないで、山荘横に歩けば済む。この荒れた天気の時、とても助かります。消灯後も、懐中電灯無しでトイレに行けた。深夜、2人の従業員が起きていました。大変です。外は霧がかかり一晩中、強い風の音が続きました。 やはり、御来光はダメでした。

下山してくる人逹が「びしゃぬれの状態」で山荘に。皆、震えています。カッパがあっても、シャツに雨水がしみています。
山荘で石油ストーブを出してくれました。これはとても良い気配りです。心も温まります。

7時半過ぎ、諦めて下山の支度を。山荘を出ると、一段と強い雨となる。
下山もゆっくりしたペースで富士宮口に1時間で下山。
レストハウス内の階段は、ずぶ濡れの人で一杯です。私も着替えをしたいのですが、人が多くてそのスペースがない。雨が降っている中、バスに乗車。濡れた服と体は、体温で乾 かしながら三島駅に戻りました。

出来れば、温泉施設と考えたのですが、「場所が歩いて2，3キロ」というので、そのまま電車に乗る。バス会社さん、このバスで温泉施設に乗降できるようにしてくれたら。検討してください。

家に帰り、まずシャワー。そしてカッパ、リュック、衣類を洗い、干す。さっぱりしました。

今回の経験で、何とか一人で登山が出来そうです。 また体を鍛えて挑戦です。