ことしも登ることができたドン亀新ちゃん(61歳)とコタツムリ奥さん(50代)です。
@5合目に下山した時、バスが無かった。せめて人並みにバスに乗って下山したい。
A奥さん8合目から曝睡、何とか減らしたい。
B奥さんをサポートするために、前を歩くのではなく、直後を歩くことにする。
C5合目の出発時刻を1時間早くする。
D奥さんにハイドレーションの利点を体感させる。
これらのことを念頭に昨年と同じ時期に(7/ 29〜7/ 31)登山を計画しました。
7/ 29:富士宮駅前の富士急ホテルに前泊
7/ 30:富士宮駅を7:30発のシャトルバスで富士宮5合目へ。
富士宮8合目から御殿場ルートにスライドして赤岩8合館に宿泊
7/ 31:登頂、剣が峰へ。
8合目までは御殿場ルートへ、逆にスライドして富士宮8合目から下山。その日の内に自宅へヘロヘロで帰宅。
【前日までに】
携帯食料、水、奥さん用ハイドレーションシステム等を購入しました。
昨年はホテルにザックを送るという怠けをしましたが、奥さんの強い
ご意向により、持っていくことにしました(TT )
【前泊】
富士宮駅にある富士急ホテルに宿泊しました。
昨年と同じように和室に泊まりました。昭和の人間はこれでいいのだ。
【7月30日(木)出発】
早い朝食をとり、昨年より一つ早いバス(始発)7:30に乗り、富士宮駅を出発しました。奥さんはしっかり船を漕いでいましたとさ。
8:50分に富士宮5合目に到着しました(所用時間1時間20分)
ゆっくりと時間をとり、お土産を見たり、トイレにいったり、軽食をとったりしました。
ストレッチも昨年より少し真面目にしました。
ここで奥さんのハイドレーションシステムをザックの中に入れました。
そして昨年より1時間ほど早く 10:00に5合目を出発 しました。
【6合目 雲海荘と宝永山荘 2490m まで】
10:38分に到着しました。所用時間38分(健脚の方20分)約1.9倍
ま、最初はゆっくりでいいでしょう。なにせ にわか登山者ですから。あとから高山病になったらその時点でアウトです。
さらに本日は8合目までです。あせらなくても十分到達できる時間があるので、のんびり行こうと思います。
ここで7分休憩しました。
私はアルファ米に水を注入。1時間後に食します。
【新7合目 御来光山荘 2795mまで】
12時38分到着。所要時間113分(健脚の方60分)約1.9倍
昨年よりも時間がかかりましたがまあいいでしょう。あせらなくてもいいもん。
私はここでお食事をしました。これは携帯食としてはとてもいいものだと思います。
12分休憩をしました。
5年保存食アルファ米 マジックライス 五目ご飯(株式会社サタケ)
【元祖7合目 山口山荘 3030mまで】
14時34分着・発 所用時間104分(健脚の方50分)約2.1倍
さ、昨年は1.6倍でした。ま、まあいいや。あせらなくても・・・・。
【8合目 池田館 3220mまで】
16時20分着・発 所用時間104分(健脚の方40分)約2.6倍
さ、昨年は3.4倍! ここで取り戻しました。
この間、私は奥さんの直後に付き、おしりも押さず、励ましの言葉も言わず、時々外人さんにチャチャをいれながら奥さんと登り続けました。
アルファ米の食事は少しずつ適宜いただきました。奥さんはちょこれいとと都こんぶを食べていました。
ハイドレーションのお陰で奥さんは立ち止まることはほとんどありませんでした。
【赤岩8合館 3300mまで】
17時20分着 所要時間 1時間 ま、まあまあ(昨年は41分)
5合目を1時間早く出発したので、トータルで約2時間早く本日のお宿に着くことができました。
おかみさんやスタッフの皆さんは顔を覚えていてくださいました。
次女の作ってくれたTシャツをみせると、それ以降は「コタツムリの○○さん。」でOKでした。
おかわり自由のカレーとお茶をいただきました。奥さんもがんばって食べました。私はさらにラーメンを食べました。それでもまだ食べられそうでしたがやめときました。
明日のために500mL の水を4本2000円で購入しました。値段は相場ですな。
明朝の登山について、昨年と同じように下山で時間がかかっても大丈夫になるように、おかみさんに朝食を済ませたらすぐに登山を始めるようにアドバイスしてもらいました。
この日は山室が割りと混んでいましたが、なんとか二人分がゆっくりと寝られるほどのスペースがあったのはありがたかったです。
満月がこうこうと空に輝いていました。消灯の21時直後に外にでてみるとガスがでて何にも見えませんでした。残念。あきらめて寝ることにしました。
奥さんは少し高山病。今年の6月からブログをはじめ、ただいま熱中モード。すまーとふぉんでブログを書いていました。そしていびきをゴウゴウとかいて寝ていました。
私はガラケーなので何もせず、明日のための準備をしてから寝ました。
【御来光】
夜の内に出発し、山頂でご来光を拝むことは私たちには無謀と思っているので、赤岩の前で拝しました。
天候に恵まれ、素晴らしい景色を眺めることができました。
動画もUP しました。途中で三脚が動いてしまいましたが、何とか撮影できました。良かったらのぞいてやってください。
https://www.youtube.com/watch?v=gTuNUAIACDI
【山頂への歩み】
5時30分に赤岩を出発し、ゆっくりと歩を進めました。ここの道程も奥さんを前にして進んでいきました。
相変わらず後から登ってくる人たちに抜かされ続けました。
しかし、今回奥さんは休むのも立って休み、水分を小まめに取り、 昨年5時間以上かかった道程を今回は3時間半で登頂できました。健脚の方の3倍です。進歩しましたね。
時間的にゆとりがあったので、郵便局で葉書を書き、頂上富士館で休憩しました。
奥さんは炭酸を思いっきり飲み干していました。
私は一昨年買った金属製のマグカップを購入しました。これで夫婦おそろいです。
神社が新しくなりましたね。そこでお守りを購入しました。1つ1000円でした。
その後剣が峰に向かいました。
風も無く、日差しも頂上とは思えないほど暖かかったです。
やがて剣が峰に到達し、記念写真を撮ってもらいました。
この時点で 昨年の登頂した11時40分近くになりました。
【下山】
赤岩に戻ってきた時点で昨年より少し早く下りてくることができていました。
昨年は剣が峰に登頂せず戻ってきましたが、その時間より早く戻ってくることが
できました。
13時50分 所要時間2時間 (健脚の方45分)約2.6倍
下山ルートは砂走りから富士宮6合目に向かうことも考えましたが、自分達は
通過したことのないルートだったので、時間がかかってもよく分かっている富士宮ルートを選択し、8合目から富士宮ルートに戻り下山しました。
下山中も奥さんを前にして決して焦らず下山していきました。
御殿場赤岩〜富士宮8合目 所用時間35分
8合目〜7合目 所要時間48分 (健脚の方20分)約2.4倍
元祖7合目〜新7合目 所用時間64分 (健脚の方25分)約2.6倍
新7合目〜6合目 所要時間60分 (健脚の方25分)約2.4倍
6合目〜5合目 所要時間32分 (健脚の方10分)約3.2倍
5合目に到着したのは18時30分。どうにかバスに間に合いました 。
奥さん良かったね。最後に夕刻の富士山をパチリ。
富士宮駅に戻り、電車を乗り継いで帰宅したのは23時を少し回ったところでした。当日中に帰宅できて良かったです。
【今回の反省】
・人並みにバスに間に合った。
・奥さんの爆睡は1回だけ。それも短時間。エネチャージができた。
・奥さんは頑張った。私に一度もお尻を押されなかった。
・8合目からの登頂時間を早くし、奥さんもしんどいながらほとんど休まなかったので、昨年よりも1時間45分早く登頂できた。その時間を剣が峰の登頂に使うことができた。
・1日目の富士宮駅の出発時間を早くしたため、心理的にゆとりができた。
・ハイドレーションを使うことにより、歩くリズムを崩すことがなかった。
私は昨年からペットボトルのハイドレーションを使っていたが、水が漏れ
てしまい、うまくいかなかった。次は奥さんと同じようにしませう。
【総括】
○今年度の反省と次回に向けて
・経験値が上がったため、コースにかかる時間が事前に掌握でき、ゆとりをもった計画が立てられた。
・経費が削減できた。(事前準備を含めて10万程)でも・・・私の靴のソールが破れました。修理してもらえないか問い合わせ中。
・奥さんは最初から最後まで自力で登山できた。
・同じコースでの経験値が上がったので他のコースにもチャレンジしてみたい(奥さんはプリンスルートに興味深々)
・私(新ちゃん)のとれいにんぐが不足した。減量にも失敗。2日経った本日も両太ももが痛い。もっと長期的な視野に立たなければいけまっせん。
とにもかくにも無事帰ってきました。今年も色々な人に出会いました。
下山中、一人御殿場コースを登っている30代と思しき男性に出会いました。男性は
「母親が御殿場コースだけが行けていない。杖に焼き印を押してきて欲しい。4本の杖を棺おけに入れたい。ということで頼まれて登っています。」
と言われました。
さすがに富士山ですね。頼んだお母さんも頼まれた子どももきっととっても良い事があるだろうなあと思いました。