あっぱれ!富士登山 みんなの登山記

2018-2 ちわさん


■2018 年7月26日(木)~28日(土)須走口

須走ルートから登山→吉田ルートで下山

●久しぶりの須走ルート
東京は連日の猛暑でうんざりしている所ですが涼を求めて今年も富士登山(9回目)です。
お宿はいつもの見晴館となりますが、久々の須走ルートです。。。?
「いつもの見晴館」だったら「久々の須走ルート」っておかしいでしょ、と思われてしまいますが、麓まで車、下りの砂走りが苦手という事でここ数年は吉田ルートから登って、白雲荘からトラバース-下江戸屋-見晴館・・・と言う変則ルートでした。
・・・なので、久しぶりの須走ルートです。
ですが、帰路は新宿までの直行バスがあり楽チン帰宅を決め込んでいるので、下山はやっぱり吉田ルートになります。。

●金剛杖が大人気
五合目で高地順応の休憩をしていると学生の集団がぞろぞろとやってきた。
引率と思われる人が「○○班はこっち」とか言って、一つの班が15名程度で5班ほどの集団です。
「ではここで休憩」の号令で私が休んでいた周辺は学生だらけになってしまった。
その中の数名が東富士山荘で金剛杖を買っていると、他の学生さんも次々と購入!売店の前はただならぬ行列が出来てしまい、それを見た外国人も行列に並び金剛杖を購入。売店も急遽倉庫から金剛杖を補充し短時間で50本は売れたようです。
この学生さんたちとは、見晴館まで同じペースでの行程だったのですが、宿でチェックインを済ませ外のベンチに出てみると東富士山荘の焼印がある金剛杖が一本置き忘れていました。下山時に発見されると良いのですが・・・

●隣国のお客様
宿で食事を済ませベットで休んでいると隣の場所に5人の団体さんが案内されてきた。一人はガイドさんですが他の4人は中国人です。
嫌な予感がしたのですがその予感は的中しました。。

ここで一般的な宿でのマナー
・ベットでは大きな声でのおしゃべりはやめましょう
・ベットの出入りの時に隣の人の足を踏むのはやめましょう
・夜中に荷物の整理をする時はポリエチレン袋のガサガサ音をさせないようにスタッフバックを用意しましょう
・ヘッドライトの明かりを就寝中の隣の人の顔に当てるのはやめましょう

翌日、宿の前でご来光を拝観して山頂を目指しますが登山道でも隣国のお客様がいらっしゃいます。
ここで一般的な登山道でのマナー
・休憩の時は後から来る人の為に道を空けましょう
・落石を起こさないように谷側に出るのはやめましょう
・九合目の鳥居からお賽銭を持って行くのはやめましょう

●富士山でのイベント
山頂に到着すると大きなデジタル時計が設置されていて、どう見ても登山者でない人たちが大勢います。
今日は「富士登山競走」の開催との事で山頂はいつもと違う雰囲気でした。
早い人は市役所から3時間弱で山頂に到着するのですから驚きです。自分でしたら馬返しあたりのタイムです。
そんなに早く登頂して高山病にはならないのでしょうか不思議です

山頂は強風でお鉢めぐりは出来そうもありませんので仕方なく下山方向に行くのですが、登山者が舞い上げるほこりが半端ではありません。
自分が舞い上げるほこりでも靴やズボンがほこりだらけになるのに、隣の人が舞い上げるほこりはまともにかぶってくるので、なるべく風上を歩くようにしています。
それに加えて今日は富士登山競争に参加したランナー数千人が下りて来ます。しかも一般登山者の数倍以上のほこりを舞い上げて行くのでたまりません。
吉田ルートのつづらおりから五合目に至るまで次から次とランナーに追い抜かれ、ずっとほこりまみれの中の下山となりました。
五合目で自分のリュックを降ろしてみると在り得ない位のほこりまみれ。鼻の中からも黒い塊が出てきます。
富士山でのイベントも良し悪しですね。

●中央道は有料駐車場
五合目には14時に到着。新宿行きのバスは16時を予約しているので余裕です。 もしかして、15時のバスに空きがないかバスターミナルに行ってみましたが、どの時間帯も満席の表示です。
仕方なく2時間を過ごし16時のバスに乗車し新宿に向け出発。
ところが都留を過ぎてリニア実験場のあたりから渋滞。一歩も進みません。。 運転手さんが本部と交信しているのが聞こえます。「・・・・上ノ原で事故、2時間はかかりそう・・・」
やれやれですが、仕方ありません。トイレ付きの車両なのと飲み物とお菓子を車内に持ち込んでおいたのが救いです。
結局5時間かかって新宿に到着。長旅になりました。


(管理人)
これはストレスが大きい富士登山。他者が要因では防ぎようがありません。私も「鼻から黒い塊」の思い出があります。


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(18/8/7)