タロー君(2)(愛犬と富士登山)
■飼い主・山田勝敏さん
(山田さんのメールより)
2003年8月20日に大阪を出て、21日に登ってきました。タローのほうはほとんど往年の元気を取り戻したようです。何の躊躇もなくどんどん登っていきましたが、こちらはいつもよりもシンドさを感じました。
写真のように年齢と回数を記した胴巻きをつけていたので、小屋ごとの休憩は大人気でした。剣が峰でもそうでしたが、帰りの浅間神社奥宮前の休憩では、グループや家族と記念撮影を希望される方や犬好きの人たちがたくさん集まってこられて、ちょっとした人だかりが出来ました。この胴巻きは10回目からつけていたので、覚えていて声をかけて下さった方もありました。少しやりすぎたかなと反省しています。
この分だと来年も連れてこなければ・・・という感じです。しかし孫も大分大きくなってきて、ボツボツ登らせなければならないし、そうすると二度来ることになるし、私自身は老いて来るし・・・で悩みそうです。
話しかけてくださった登山者たちの感想は・・・
(1) やっぱり犬は元気なのですね。高山病にもならないのですね。
(2) 犬でも登るのですか?
の二つに分かれるようです。
しかしこれはやはり、犬も人間もトレーニング(鍛練)が必要だということです。このことはタローを飼ってみて分かったことで、それまでは私も「犬は何時でも元気で、繋ぎっぱなしにしていても病気にもならないのだ」と考えていました。最近は犬の生活習慣病もやかましく言われるようになりましたが、犬の体力も鍛練が必要です。
昨年の富士山でタローの体力低下に気づいてからは毎日二度の散歩で2kmから8kmを歩くか、私の軽いジョギングにつきあっています。知り合いの話を聞いていますと、大抵は10歳頃から日によっては散歩も嫌がるようですが、タローは毎日の散歩はもちろん、例の週一回の金剛山も気配を察すると連れて行けとうるさいことです。まあこの点では犬も人間も同じだということでしょう。