善蔵君(愛犬と富士登山)
■飼い主・土屋四郎さん
ゼンこと善蔵君はチャイニーズ・シャーペイという珍しい犬種。彼はアメリカで生まれて米軍の関係者によって日本に連れてこられたようです。しかし、前の飼い主が日本を離れてしまい、善蔵君が処分されかかっていたところを、米軍基地勤務の土屋さんがひきとったのだそうです。その後、富士登山まですることになったのですから、善蔵君はなかなかに波乱に富んだ人生を送っていますね。おそらく富士登山をした最初のチャイニーズ・シャーペイではなかろうか、とのことです。
2001年10月14日には、富士宮口から登りましたが、善蔵君が、足カバーを付けていても、足の状態が良くなかったので、九合五勺で引き返したそうです。そこまで登ってしまうと、ついつい無理させてしまいそうですが、愛犬の体調を気遣って、頂上まであと少しでも引き返す気持ちがないと、愛犬と富士登山はしてはいけないのだと感心しました。
3、4番目の写真は、同じく土屋さんの愛犬、徳蔵君とハナちゃんです。
(土屋さんからの情報)
犬連れ富士登山の場合体重のある大型犬に多いようですが、犬の足を保護してやらないと足裏の肉球がガレキのせいで破けてしまいおぶって下りて来る羽目になります。昨年10月にゼンを連れて登った帰りに靴をはいているゼンの姿を見た富士宮口六合目小屋の人に、「以前途中で動けなくなった犬の救援にロープを持って8合目の辺まで登ったことがある」と聞きました。ゴールデンだかハスキー犬だか忘れてしまいましたが、おぶって降りるのはたいへんだったとか。
(追記:03/1/28)
善蔵君は2002年12月に永眠しました。
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