富士山のマイカー規制
夏期登山シーズン中は、マイカー規制が実施され、五合目の駐車場までマイカーで行けなくなります。山麓の臨時有料駐車場にマイカーを駐車し、そこから有料シャトルバスかタクシーを利用して五合目へ向かいます。
もともと五合目の駐車場は不足気味で、マイカー規制を行わないと、週末などには路肩駐車の列が数キロもできていました。特に、海の日の絡む週末や、お盆休みの時期などは壮絶でした。そこで、マイカーは山麓に駐車してもらい、混雑を緩和しようという方策です。
なお、マイカーでも、バス(11人乗り以上のマイクロバスを含む)や、身体障害者乗車車両(身障者手帳等を携帯)などは規制されません。詳細は下記で紹介している公式サイトを参照して下さい。
電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)は、「富士スバルライン」と「ふじあざみライン」では規制対象外ですが、「富士山スカイライン」では規制対象です。該当する車両を利用予定の方は公式サイトを熟読して下さい。なお、ハイブリッド車(HV)は規制対象です。
下山のマイカーは規制されませんから、マイカー規制実施前に五合目の駐車場に入っていたマイカーは、もちろん乗って下山することができます。(当然のことですが、わりと心配される方がいるみたいなので念のため)
臨時駐車場の場所は、登山口へ向かっていれば案内板があるのでわかります。
マイカー規制の期間
富士登山オフィシャルサイトを参照してください。
マイカー規制がない時期は、五合目の駐車場から数キロ離れた場所に駐車することが頻繁に起きました。山麓からシャトルバス、タクシーに乗り換える手間、費用がかかりますが、それよりはずっとマシだと思います。
富士スバルライン・マイカー規制実施時の臨時駐車場の様子(2005年)。
シャトルバスが待機している。
臨時駐車場は有料になりました。