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大沢崩れ

ご注意!
現在は御庭から大沢崩れの区間は、一般利用者の通行を想定した管理が行われておらず、危険なので、むやみに立ち入らないでください!

御中道(山梨県)




 2003年6月16日(日)に大沢崩れを見に行きました。富士山へ向かう途中の道路では深い霧だったり小雨だったりで五合目の天気が心配でした。午前4時に富士スバルラインの料金所へ到着。係員に「富士山に登るの?」と尋ねられました。ザックを持参していたので、もし登るつもりならまだ雪が深いので注意するつもりだったのでしょう。出発予定地点の奥庭駐車場は河口湖口五合目から大沢崩れまでのほぼ中間地点にあたります。五合目のお中道入口からスタートすると2.4km距離が増えます。


 石畳の道を10分ほど登っていくと御庭に到着します。御庭山荘は休業中です。


 大沢崩れへの入口の標識があります。この標識の左の狭い道へ進んでいきます。まちがって右の御庭林道へ進んでも途中に小さな標識があって、少し登り返せばお中道へ戻れます。お中道はシラビソやコメツガが鬱蒼と茂る森の中を通っています。


御庭から25分ほどで滑沢(なめさわ)に到着。このあたりが御庭から大沢休泊所までの中間点になります。落石に注意してすばやく渡りました。さらに進んでいくと仏石流しに到着。ここで野生の鹿に遭遇。お互いにびっくりして鹿と見つめ合うこと約3秒。鹿は下方に駆け下りていきました。とっさのことで撮影できなくて残念。


一番沢を過ぎると道が下りはじめます。次の前沢ではハシゴらしきものが壊れていて渡りにくかったです。やがて大沢休泊所が見えてきます。空中に浮いているようなトイレがありますが今にも崩れそうなのでとても使用できません。ドコモの感度はアンテナ3本でした。


 神社の脇を通って見晴台に向かいます。途中に御中道雨量観測所があります。ちょっと急な斜面を登って見晴台へ。残念ながら富士山の上部は雲がかかっていて測候所を見ることはできませんでした。まだ大沢崩れの上部には積雪があるせいか崩落も確認できませんでした。


 帰りは最初のうちが登りになるのでちょっときびしかったですが、一番沢を過ぎてからは高低差がなく楽な道のりになります。御庭に近くなったところで下方に林道が見えたのでそちらに行ってみました。途中にヘリポートがありました。そのあたりはちょうど風の通り道らしく、樹木の枝が片方に伸びるように育っています。車道なので歩くのは楽ですが、歩行距離がかなり増えてしまいました。あまりおすすめはしません。ようやく下方に富士スバルラインが見えてきて奥庭駐車場に到着。

 大沢崩れまでの行程は、途中のいくつかの沢で落石に注意する必要がありますが、自然が豊富でなかなかに楽しいものでした。所用時間は往路が1時間40分、帰路が1時間10分でした。この差は往路では写真をたくさん撮ったことによります。

■4コママンガ
ショーちゃんの富士登山
親子登山の様子を描いた4コママンガです。富士登山の雰囲気が分かります。ぜひ、ご覧になって下さい。

■ルート別解説
富士宮ルート
須走ルート
御殿場ルート
吉田ルート

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