■2002年7月29日 富士宮口
■2002年8月8日〜9日 須走口
はじめまして。
今年の夏休み、9歳、6歳、4歳の3人の子どもと一緒に家族5人で富士登山をしました。登山の準備にあたって、「あっぱれ!富士登山」の情報は非常に充実していて参考になりましたので、お礼を申し上げると共に、われわれの経験から、とくに小さい子連れの登山についてこれから登ろうとされている方に参考になることもあるかもしれないと思い報告させていただこうと思います。
われわれは、登山口は富士宮口を選び、日帰りの予定で行きました。結果は、残念ながら全員では頂上の土を踏むことができませんでした。その主な原因は、小さい子連れの場合、どうしてもペースが遅くなってしまい、わが家の場合には標準所要時間の2倍から3倍近くかかり、(個人差はあると思いますが)、無理に急ごうとすると子どもはばててしまい、明るいうちに日帰りプランは時間的にかなりきついことと、特に富士宮口では、7から8合目あたりに子どもの背丈よりも大きいような岩場が続き、体力が消耗してしまうことにあると思いました。
以上の反省点を分析して、どうしてもあきらめきれないわれわれは、その翌週に、須走口からの1泊プランに変更して再挑戦しました。今回は意図的に、標準時間の2倍はかけるつもりでゆっくりのペースで登り、休憩も多めにとりました。1日目はあらかじめ予約した本7合目で宿泊し、そして2日目に、見事に5人そろって登頂することができました。ゆっくり登ったことがよかったのか、誰も特に体調が悪くなったりしませんでした。山頂だけ天気が悪く、あいにくの霧雨で火口も見えませんでしたが、全員で山頂まで行くことができた喜びは、何よりもかえ難いものがありました。
それから、2回目は金剛杖を使用して焼印をおしてもらいながら登ったのですが、杖そのものはかえってじゃまになる場面もありましたが、「焼印を集める」ということが、ポケモンのシールを集めるのと同様に子どもの収集癖を動かすようで、はんこを集めるために次の小屋までがんばろうという強力な動機付けになり、子連れの登山には非常に有効だと思いました。(最近upされたレポートの方ほどはこだわりませんでしたが・・)
須走口は、歩く距離はあるものの、岩場は少なくなだらかでよく整備された道が多く、子どもにとっても歩きやすかったようです。眺めはすばらしいし、樹林あり砂走りあり、変化が多い分楽しみもたくさんあり、とても気に入りました。また、帰りの砂走りは、子どもたちは大喜びで、とくに4歳の末の子は、先頭をすごい速さで駆け下りていき、目を見張りました。
今回の結果から、4歳の子どもでも根気があって時間をかければ、富士山登頂は可能であることがわかりましたが、計画にあたっては、若干の子連れならではの注意点もあると感じました。
ホームページにわが家の登山の記録を作成しています。
金沢庵の家族物語・夏休み・家族で富士登山
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(管理人)
須走口は確かに距離は長いけれども登りづらい部分が少ないです。子連れ登山の場合、本七合目の見晴館で一泊してから登頂できたケースが多いという印象があります。河口湖口と合流してしまうと登山客の多さに巻き込まれてしまいます。見晴館は建物もまだ新しく、落ち着けるのが良いみたいです。金剛杖の焼印をポケモンのシール集め、スタンプラリーにみたてるのはなるほどと思いました。