■2004年8月7日(土)〜8日(日)須走口
7日 14時
須走口駐車場に到着。駐車場までの途中の道に駐車させられている車が多くて、まさかこんな下に停めさせられるのか…と思ったのですが、駐車場に空きがけっこうあり、問題なく停める事ができました。下山する人の多い時間だったようですね、スタートから幸運です。ですが、雲に包まれて下界も山頂も全く見えない状態でした。
7日 15時
金剛杖を購入し、登頂開始。
購入したお店でサービスでいただいた椎茸茶がおいしかったです。
7日 16時10分
6合目到着。ちょっと疲れた…
金剛杖は下りはあった方はいいと聞いていましたが、登りもあった方がいいと僕は思います。あるのとないのとではだいぶ違うのでは。
7日 16時55分
本6合目に到着。けっこう疲れた…
その後、本6合目を出発し少し登ったあたりで雨が降り始め、まもなく激しい雷雨に!
7合目の山小屋(大陽館)に予約をしていたので、とにかく先を急ぎ、必死に登りました。本当に恐かったです。
7日 18時頃
7号目の大陽館に到着。
山小屋の前は雨宿りをする人で溢れかえっていました。
何とか道を開けてもらい、中に入ったところ、
畳の空間で何人かの方が食事をされていました。
僕達(友人と2人で登りました)は隣の部屋の布団に案内してもらい、
「ご飯の時に呼びます」と言われて待機に。
情けないですが2人共疲れていたので、そのまま寝てしまいました。
7日 20時頃
ふと目が覚めたのですが、外は激しい雷雨が続いている模様。
食事はどうなったのかな?と畳の空間を見て見てみると、予約をしていなかった人達
を中に避難させているようでして、畳の上にビニールシートをひいてその上にたくさんの人が立っていました。通勤ラッシュ時の電車のようなギュウギュウ詰めで、みんな立ったままです。これは食事なんて贅沢を言っている場合ではないな、と判断し、諦めることに。
雨も雷もすごかったので、友人と相談し、
「この雨は止むと思えないし、御来光は無理かも」と話しました。
予約をしていて、この時間にようやく辿り着いた方もいたようでした。
その人達の中に、「畳の空間で食事ができないならこの布団の上で食べさせて」とわがままを言っている人がいました。みんなが厳しい状況を耐えている時に、よくそんな自分勝手なことが言えるものだ…と思いました。
7日 22時頃
いつの間にか寝ていたのですが、店員さんの声に目を覚ますと
食事の順番の来た人を呼ぶ声が。
畳の空間にいたたくさんの人達はいなくなっていました。
不思議に思ってふと気付くと雨音がしません。
フラフラと外に出てみると…下界の街の明かりが!
晴れていたんです!それもきれいに!
この時ばかりは我が目を疑いました。こんなに驚いたのは久しぶりでした…
外にいた方達とお話したのですが、須走口は混まないと聞いて予約しないで来た方が多かったようでした。マイカー規制の影響を受けることはあまり知られていないのでしょうか…。
その人達はキャンセル待ちをしていて?7時からずっと雨の中に立っていた方もいたようです。みんな憔悴していました、さすがに。
その後、我々も食事にありつくことができ、山頂を目指すことに決定。
12時までもうひと休みすることに。
大陽館さんの食事は、情報通りでとても山小屋とは思えない豪華さでした。
豚汁、ご飯、ハンバーグに煮物にお漬け物、というメニューで、とてもおいしかったです!感謝!
8日 0時
山頂目指し登頂開始!
天気は快晴なり、です。
この頃に出ていく人が多く、入れ替わりでキャンセル待ちをしていた人達が中に入っていきました。外で毛布にくるまって寝ている人もいて、とてもつらそう…。
その人達に話しを聞きましたが、これから朝まで寝て、御来光は7合目で見た後、山頂を目指すとのことでした。
8日 2時頃
本8号目の山小屋の下に到着。
階段を登ると山小屋で、そのまま真直ぐ進むと登山道のよう。
山小屋は混んでいるし、団体にくっついてそのまま先に進むことに。
団体のお尻につき、しばらく登っていたのですが、ふと後ろを振り向くと、先程の山小屋から違う方向に伸びる列が見えます。しかもそちらの方が人が多く、明るい。不思議に思い団体さんのお尻にいた案内の方に聞いてみたところ、
「あぁ、こっちは下山道だから」とのこと!
一瞬パニックになったのですが、よく聞くと
「こっちの方が人が少なくて早いよ」とのこと。
なるほど、そういうことか…驚いた。
プロだけが知っている裏技、ですね。
正直、情けないですが運動不足の私にはこれからがつらかった!
もうただただ前の人の足を見て足を動かす…というありさま。
眠気と疲れと…酸素不足ですかね?ほとんど頭は働いていませんでした。
8日 4時
山頂に到着!
たくさんの人に驚きました。
お弁当を食べて(おいしかった…大陽館さんに感謝!)
いい場所を確保し、御来光を待ちます。
じっとしているとさすがに寒い…
8日 4時50分
御来光!あまりの美しさに、歓声があがります。
誰かが音頭をとって、万歳三唱が行われました。
本当にきれいでした…感動しました。
8日 7時頃
お鉢巡りはしませんでしたが、火口も見学し、下山開始。
8日 10時
駐車場に到着。無事に下山終了!
僕は下山も本当につらかったです。
砂走りは楽しい、というような話も聞いていたのですが、僕には足の踏ん張りはきかないし、柔らかい地面だと思って足を踏み出すと石とか硬い地面だったりして足をくじくし…かなり苦痛でした。
若い人達の中には走って下っている人達もいましたが、気をつけないと危険だと感じました。
さて、いくつか情報を提供致します。
僕はauの携帯なのですが、須走口では山頂まで常に通話可能でした。途中は電源を切り、各山小屋から連絡を入れたのですが問題なかったです。ただし、大陽館の中は圏外になってしまいました。
(管理人)
雷雨のような緊急時には山小屋は避難所としての役割を果たすことを再認識しました。ラッシュ時のように立って待つとは大変なことです。ピーク時は山小屋への予約は必須ですね。
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