■2007年7月28日(土)〜29日(日) 河口湖口
当初7月14・15日に河口湖口からの予定でしたが、台風のため28・29日に延期しました。参加者は、私身長177cm,体重90kg+α のメタボリック爆走中の41歳、娘8歳、友人41歳、友人の娘13歳、50歳の夫婦の合計6人です。全員登山経験なし。唯一友人の娘が、バレーを部活でやっている程度です。
事前に近所の1時間程度で登れる山に富士登山時と同装備で2回登りました。これが結構参考になりました。
28日11時頃五合目1,5km手前の駐車場に車を停める。無料シャトルバスがあったが、「この渋滞だとバスもなかなか来ないよ。」と駐車場係の方に言われたのでウォーミングアップのつもりで五合目まで歩く。そこで昼食を摂り、準備体操などをして、13時出発。
ゆっくり歩けといわれてもどのくらいのペースなのかわからず、ちょうど、ツアーの出発ラッシュだったみたいで、さりげなくついていく。途中、疲れ果てた下山者の方々を見ていると、早くも悲壮感が漂う。派出所の前で休憩。
七合目までは順調でしたが、そこから夫婦組が遅れだす。娘も急にペースが遅くなったので、「頭痛い?気分悪い?」と尋ねると「すぐ疲れる、でも大丈夫。」と返事する。ジグザグ道2〜3回曲がるごとに休憩する。
「ゆっくりでいいよ。深呼吸しながら。」と何回も言いながら登りました。登山道の山側と谷側では、砂礫の大きさが違うので、疲れ方も変わると思います。
16時45分東洋館到着。どこも山小屋の手前は階段なのだが、これがきつい。岩登りは予想していたほどではありませんでした。途中友達にザックを持ってもらい両脇を抱えられながら登っていく若い女性や、子供のザック2個を持ちフラフラになりながら登っていくお父さんなどを見かけました。追い越されることはあっても追い越すことはほとんどありませんでした。
18時30分宿泊場所の元祖室に到着。寝床は、運良く2階の一番奥の壁側下段で、ふとん1枚に2人ずつ寝る。30センチもない枕でおまけに足元のザックが邪魔で足を伸ばせない。「狭いな〜」と言いながら、夕食に向かう。メニューはカレーにウインナー1本と福神漬け。おかわりなしなので、私はカップヌードルを娘はどん兵衛を注文する。(各600円)娘曰く、「給食より少ない。」 おまけに私は、そのとき配られた朝食用の弁当(レトルト牛丼)も平らげてしまった。20時頃床につくが、そのときは本当に静かでした。消灯(21時)前だったので、電灯が眩しくアイマスクをして寝る。23時頃からごそごそと頂上ご来光組が動き出しうるさい。いびきは仕方ないとしてもくだらぬおしゃべりや雨具を着ながら動き回っているのでカシャカシャといった音が耳障りでした。満天の星空を見ようとトイレに行きましたが、ガスっていてうっすらとしか見えませんでした。出発して空いた上段のスペースへ移動してここで耳栓装着しました。それなりの効果はありました。下段では、くっついていたので暑くてふとんはかぶっていませんでしたが、上段は窓があるからかガランとしたおかげか布団なしでは寝られないくらいでした。
予定の3時30分に起床。起こされるまで熟睡できました。荷物は整理しておいたので1階のスペースで着替え4時出発。小雨模様で予想ほど寒くなかったので、フリースを脱ぐ。5時頃本八合目到着、ご来光はあきらめた。5時半に雲の間から太陽が顔を出す。友人親子は頭痛と闘いながら登っている。九合目を過ぎたあたりから渋滞が起こりだす。後ろのツアーガイドのイケメンに尋ねると、「今年最高の人ですね。」と答えてくれる。途中九合五勺付近だったと思いますが、外国人2人組が登山道を外れたところを歩いて落石が起こりました。後ろのおじさんが「落石!」と大きな声で叫んでくれたので、何事もなかったですが、非常に危険なので必ず登山道を歩いてください。石が落ちていったほうの女性がたぶん英語だと思いますが2人組に注意してました。何分歩いて休みとか考えず休みたいときに休もうぐらいのほうが、気楽でいいとおもいます。ペースは休まずに登りきれるくらいの超スローペース。それでも、7時40分に狛犬&鳥居到着した。すごい混雑していて休むところがないので奥のほうへ行く。火口の近くのスペースで休憩&朝食。娘は、持ってきたアンパン、私は宿でもらった娘の分の牛丼。あったかいココアがおいしかった。
その後お鉢めぐりに出かける。これが結構起伏があって大変でした。9時半ごろ最高点到着。郵便局で証明書と登頂証を自分宛に送る。天気は、雨が降ったりやんだりとあいにくでした。
11時に下山開始。まっすぐ下りずに下山道をジグザグにスキーのスラロームように快調に下りて行く。娘もしっかりついてきます。本八合目まであっという間でした。途中で友人の娘がこけて手の平を切りました。下りでも手袋は装着したほうがよいでしょう。それからも順調に進み、六合目すぎの石畳のようなところが滑りやすかったですが、13時45分五合目到着。頂上に着いたときよりうれしかった。
しばらく登山口の付近で休んでいると、30歳くらいのスパッツにTシャツにウエストバッグといういでたちの男性が倒れこんできました。隣のおじさんが「大丈夫ですか」とこえをかけると「登り・お鉢半分・下りで3時間ちょっと」のこと。持ち物は、500mlのペットボトル1本とカロリーメイト、ようかん、500円だけとのことでした。すごい方がいるものですね。
それから昼食を食べてお土産を買って五合目を後にしました。
後記
足首を包むタイプのシューズの場合、登りでは足首部分の紐を緩めに、下りではきつめにすると爪の先が当たりにくくなりよいでしょう。
疲れてくると、甘いものがおいしくなります。チョコなどがあればいいでしょう。
(管理人)
私もちょうどその頃九合目付近を登っていました。大渋滞。登山道を外れて登ろうとする人が何人かいて、大変に危険だなと思いました。渋滞であせるのなら下山道を登れば良いのです。土曜日の夜でしたが、頭と足が交互に寝ることはなかったのですね。今年から河口湖口の山小屋は無理な詰め込みを止めることにしたので多少は良くなったのかもしれません。
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