■2007年8月5日(日)〜6日(月) 須走口
親子で日本最高峰にリベンジ
今年、息子は12個のチャレンジを目標にしており、富士山が噴火してから丁度30
0年目の記念の年でもあったため、最高峰へのリベンジの話をしたところあっさりOKしたの
で、親子2人だけの登頂再チャレンジとなりました。
昨年度の河口湖口からの登頂
(06-07)は時間的に余裕がなく焦って降りて来たこと
を反省し、今年は同じ登るなら変化に富んだ須走口がよいと思い、車で5合目まで行く事にしま
した。こちらのサイトで何度も情報収集して、何とか無事登頂できたことに感謝してます。
2年目の今回は、以下6つの目標を立てました。
@須走口脇の小富士を制覇してくる事
A息子が頂上のお鉢巡りをして最高峰で写真を撮ってくる事
B頂上の2つの神社でご朱印をもらい、お袋用に扇子を預かってくる事
C頂上の郵便局で登頂証明書を購入し、手紙を書いて投函する事
D須走口コースの焼印をたくさん集めてくる事(河口湖コースと重複しないもの)
E砂走りを駆け下りる事
--【隊員】-----------------------------------------------------------
私 42歳 減量し過ぎで体力不足。万歩計を頼りに毎日階段昇降で訓練?
遼大 12歳 地元ケーブルTVのレポータも務め何でもこなす我家の王子
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【登山前日】
当初、8月3日から4日にかけて登頂する予定でしたが、台風が通過することもあ
り、急遽休暇を変更して5日の日曜に出発することにしました。天候にも恵まれ結果的にこれでよ
かったね。丁度前日の夜に
アド街ック天国の番組でもタイムリーに富士山を紹介しており、家族
全員で盛り上がったことは言うまでもありません。
日曜午前中は荒川区の勾玉作りイベントに参加して、午後から出発することにしまし
た。今年から始まる須走口のマイカー規制の2週間前で、あざみラインを上がる途中5合目の2
qも手前から路肩に駐車している車が連なっており半分諦めておりましたが、日曜午後という事
もあり素直に第2駐車場に駐車することができラッキー!ゴール後のあの2qはかなり辛いです
よね。
登山開始は高度に慣れる為翌朝2時と決めていたので、道に迷わないよう5合目の登
山口の下見とハイキング気分で小富士を制覇してきました。お陰で19時には眠ってしまいまし
た。(^_^;
夜空が光っていたので河口湖の花火か雷と思いますが、駐車場からは何も見えません
でした。
【登山当日】
01:30 須走口5合目出発。(1970m)
車での寝泊りは夜中の1時過ぎに目が覚めてトイレにも行きたくなったので、息子を
起こし出発することにしました。この時間は下見していた山荘は2店とも閉店でした。
01:40 古御岳神社。(2000m)
小富士コースとの分岐点から登山コースに入ると整備されたなだらかな階段が続き、
暫らくすると正面に古御岳神社が見えました。安全祈願をして、さぁ出発です。
03:20 新6合目長田山荘。(2420m)
林の中の道が月明かりで照らされて所々ライトを使わずに進む事ができ、何より都内
では絶対に見る事ができない満天の星空が視界に広がり息子も大感激していました。
山荘の入口に焼印の看板。早速持ってきた去年の金剛杖に1つ目の焼印を押してもら
いました。
04:15 本6合目瀬戸館。(2620m)
焼印の看板は見つけたものの、誰もいなかったのでここの焼印は諦めました。出発し
て2時間半。日の出までまだ30分もありかなりスローペースで来ましたので、少しでも距離を稼
ごうと更に頂上を目指す事にしました。(フー、フー、フゥーー!)
途中、雲海の中から出てきた日の出を見て、やっぱり富士山に来てよかったなと実感
しました。
5:40 7合目大陽館。(2920m)
かなり冷え込んで来て息子が豚汁が食べたいというので山荘に買いに行かせると、何
と売り切れの為、代わりにカップラーメン(\750)を食べる事にして30分くらいの休憩を取りま
した。ほんの少しではあったが甦った一瞬でもありました。尚、ここでは焼印の代わりにシール
を販売しておりました。(フー、フー、フゥーー!)
7:15 本7合目見晴館。(3250m)
息子は8合目かと思っていたようですが、まだ8合目手前と判りかなりショックで
した。また頂上手前の大渋滞の様子も見えてダブルショックでした。それでも焼印だけは確実に
GETしました。(フー、フー、フゥーー!)
08:03 8合目江戸屋。(3350m)
やっと8合目。去年ここで最後の飲み物を調達した記憶が甦りました。息子がこの辺
りから頭が痛いと訴え続けるようになったので風船療法に切替えました。(フゥーーーー!)
08:40 本8合目胸突江戸屋。(3400m)
昨年お世話になったトモエ館の隣りまで来て、やっとここまで来たんだなぁと実感し
ました。今回はここで焼印もGETすることができましたが、私の足はもうフラフラでした。
09:15 8合5勺御来光館。(3454m)
昨年はここから朝日が昇ってくるのを家族全員で見守ったことを思い出す。目指すは
頂上のみ。
10:03 9合目鳥居(3474m)
ここで11人の自衛隊の方と合流して、岩場のコースを這い上がって登る事になりま
した。尚、直ぐ上の祠は壊れていて左側に移設されていましたね。台風(USAGI)の影響でしょ
うか?
11:00 山頂到着(3720m)
途中、自衛隊の訓練生達に追いつき追い越されましたが、何とか山頂に到着です。
ヤッター!
久須志神社でご朱印を記載頂いて昨年お袋がもらいそびれた扇子の事を説明すると1
本頂く事ができました。感謝。息子はおみくじで大吉が出て大満足でした。
ちょっと早い昼食を取って休んでいると、息子が眠いと言い出しました。これも一種
の高山病かなと思ったのでしばらく横になって休む事にしました。
11:45 お鉢巡り開始(反時計回り)
もう歩けないと訴える息子に「お鉢巡りを済ませて早く帰ろう」と矛盾することを
言って颯爽とお鉢巡りに出発しました。途中、酸素缶を使いましたが、効果はあまり出ませんでし
た。また、道中及び火口の雪が昨年度より多いことにビックリしました。西側の頂上から薄っす
らと八ヶ岳が見えましたが、清里にいる弟の慶大は今頃何をしているやら。息子が石碑を見つけ
て「あのお墓は何?」と聞くので、あれは水が湧き出ている金明水の井戸で噴火口の反対側には
銀明水の井戸もあることを教えてあげました。エッヘン!
13:00 頂上(剣が峰)(3776m)
息子と2人やっとのことで最高峰到着です。早速嫁さんに感動のメール報告をしまし
た。渋滞もなく記念の写真を撮るや否や余韻も残さず直ぐ下山開始です。(^_^;
馬の背の急な坂道を下る時には尻餅をついてしまいました。トホホ。
13:15 山頂郵便局
浅間大社奥宮でご朱印をもらった後、記念の登頂証明書を購入して息子がお留守番の
おじいちゃん宛に手紙を書く事にしました。ついでに昨年一緒に苦労を分かち合った甥っ子2名
にも持参した暑中見舞いはがきで登頂報告しました。
職員さんから下界は雨だよとの情報に少々戸惑いながら覚悟を決めて郵便局を後にし
ました。
14:00 下山開始
下山口の山口屋まで戻ると辛かった山頂ともお別れをして早速自家製スパッツとゴー
グルを装着し身支度を整えいざ出発!下界を覗くと遥か彼方に愛車が見えてガックリするも降り
なければ帰れないのでゆっくり帰ることにしました。足にガタが来ていたのでテーピングしてか
ら下山すべきであったと後悔する。
14:50 8合目江戸屋
江戸屋分岐点に差し掛かり、ここから初めての右の須走口コースへ向かう。ドキド
キ。少しするとプチ砂走りぽい個所があったので一気に駆け下りる。よしよし順調。
15:30 7合目大陽館
いよいよこれが最後の休憩。ストレッチするものの足の回復には至らずにそのまま砂
走りへGOです。
下界まで永遠と一直線に続く砂走りコースを見下ろした時はこれはダメかと思
いました。足が全く前に進まず、とうとう後ろ向きに進む破目になってしまいました。息子には
遅くなるので、先に行ってお土産でも見て買っておくように言い聞かせる。幼稚園児や自衛隊の
部隊にも抜かされ散々でした。後ろ向きに降りているのを見かけた方はそれは私です。トホホ
2。残念な結果に終わった砂走りでしたが、以上で全て目標達成?です。(内心、ホッ!)
16:55 砂払い5合目吉野屋
何とか砂走りも終え5合目の砂払いに到着する。ベンチにへたっていると焼印の看
板。これが最後と思い記念の焼印を押してもらいました。が、ここからゴールまでの道のりがまた
長かった。下山道とは書かれているものの枝を掻き分けプチジャングルの中を進むコース、木の
根コースとバラエティ豊かなのはよかったが、足が進まない私にはそれどころではありませんで
した。また息子は心配をよそに御殿場駅伝のリレー選手の方と仲良く降りてきたそうです。
やるなー!
17:45 登山道入口
古御岳神社で無事下山を報告して、お土産屋でず〜と待っている息子に会いに下山。
やっとの思いで感激のゴールで再会です。うぅ〜!TVに出ていたおばあちゃんの椎茸茶が美味
かったね。
18:00 駐車場
ゴールしたものの駐車場まで100mくらいの登り坂。これはしんどい。御殿場行きのバ
スも待っていたので思わず乗せて欲しかったですね。車にいざ乗り込もうとするが今度は足が上
がらない。思わずズボンを摘み上げてアクセル位置に乗せました。無事家まで帰れるか不安だっ
たので、近くの
天恵の湯で少し足を癒すことにしました。水着ゾーンもあるので、これから行か
れる方は水着持参をお勧めします。息子は元気でしたが私はお湯に浸かっているのがやっとの状
態でした。
22:30 帰宅。
どこをどう帰ってきたのか憶えもなく、眠い目を擦りながら帰巣本能だけを頼りに何
とか家に戻って来ました。今思えば酔っ払い運転と同様にヒアヒアものですね。
今回の反省は実に体力不足(特に足腰)と飲み物2L/人は持ち過ぎでした。少々高
いが飲み物は無くなったら頂上で調達するくらいの余裕で登りましょう。
また、今回の登山での記念の品々です。残りは・・・・(^_^;
以上、トホホの報告でした。