■2008年7月30日(水)〜31日(木) 須走口
58歳の男二人で今年をはずすと体力的にもう登れないかもしれな
いという気持ちで、7月の30日31日と念願の富士山へ。ここ2年ほど計画ば
かりでしたがやっと実現。あっぱれ!富士登山の管理者のお勧めの7,8合目泊で
夜間登山はしない楽々プランを選択しました。
10時半に駐車場到着結構車は多く第3駐車場へ(ほぼ満杯)。高度になれる為、きのこそば(うわさどうり美味
しい)を食べながらのんびりししようとするがどうも興奮状態で落ち着かない。
11時40分須走口5合目(1970m)を出発、緑の林の中をスタートイメー
ジした富士山ではなく確かに気持ちのいい環境です。高山病を恐れ低めの7合目
大陽館(2920m)泊なのでのんびり登って行く、それでも3時に着いてしま
い、今日の予定は終了。なんかもう少し今日の内に高度を稼いでおきたい気持ち
は起きるが我慢する。多少空気が薄いような気はするものの、なんともないので
山小屋前のベンチでビールで乾杯。追加で熱燗(山小屋で売ってるんです)、そ
れでもまだ夕食タイムになりません。
5時とん汁、ハンバーグ、ごはん3杯を食
べおなかいっぱい、外に出るとスキー場のような寒さでした。6時半スキーヤー
ズベッドに入りバッタリ就寝。寝るスペースはやはり幅6
0センチ程度と狭いですが贅沢は言えません。部屋にはストーブがたいてありま
す。高山病も低めの山小屋だったせいか関係なし。
最初に目が覚めた時はまだ夜
9時でした。寝ていて雨が結構降っている音はしていたのですが、深夜1時頃夜
間登山の人が40名ほど山小屋に逃げ込んで来ました、こんな軽装だと命にかか
わると山小屋の人にしかられていました、。この寒さと雨の中を深夜登るのは大変
だったろうと思います。(でも山小屋に入れてもらえて良かった)
私たちは翌朝
4時20分真っ暗なような少し明るくなったような時間にヘッドライトを付け出
発。山頂3720mを目指します。今日の行程は800m登るので心配ですがゆっ
くり無理せずに行けばなんとかなるものです、足元を見て1歩1歩登って行きま
す。途中で東のほうを見ながら登ります。雲が切れた時雲海のかなたに一瞬です
がご来光が見えました。ラッキー。
自分がアリンコになったような気持ちでザクザクとぼとぼ同伴者の後をついていきます。(山頂らしきものは見えるのですが
遠いー)歩きながらたまに目を上げると少し近づいたのが解ります。途中途中に
山小屋があるし道ははっきりしているのでただただ足を進めるだけです。立ち止
まり休憩を20〜30分おきにしながら、1時間おきに小休止といった感じです。
そうこうしている内に何とか山頂到着7時20分。「やったー」というより「長
かったー」という感じでした。山頂は風が強く寒い、駿河湾や山々富士五湖など
の景色を楽しみたかったのですが、晴れているのに霧?雲?で富士山の下のほうは見えま
せんでした。山小屋で作ってもらったお弁当で朝食。(寒さでご飯が硬い)
8時15分山頂出発。軽い砂礫と岩の道をどんどん降りていく。砂走り(走るよう
にどんどん降りられ楽しいと思っていた)になるが大き目の石につまずきそうで
結構歩きづらい、たびたび転げそうになる、膝がバカになりそう。この下りがま
た長いのです、高度差で1700mあるので当然ですが本当に長く感じいやにな
りました、5合目に着いたとき(11時10分)はもうヘトヘト。やっと終わっ
たといった気持ちでした。でも満足感一杯です。
反省は下りは名残を惜しむよう
に、休憩を挟みながら富士山を振り返りながら時間をかけて下りれば良かったと
思いました。だって憧れの富士山ですから。これからは富士山が見えたとき今日
を思い出し今までと違った気持ちで見ると思います。
追伸
トイレはきれいで心配
は要りません、但し混んでるところもありました。
(管理人)
宿泊してうまく雨の時間帯を避けることができて良かったです。私も大陽館に宿泊した時に、すこぶる快適な登山ができたので、やはりこのプランはおすすめです。
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