[登山記の目次に戻る]

 みんなの登山記2008−26
 投稿者:ケイトさん

■2008年8月17日(日)〜18日(月) 須走口

グループでの登山でした。メンバーは私44歳男性、ここ4・5年運動まったく無しのメタボ系、しかし14回登頂経験あり。50歳男性、短距離には自身あり、初挑戦。その奥さん50代、12・13年前に登頂経験あり、ママさんバレーボールプレーヤー。同じくママさんバレーボールプレーヤー元気印50歳女性、3年程前に登頂経験あり。そして彼女の仕事仲間41歳女性、初挑戦、同じくママさんバレーボールプレーヤー。という5名での挑戦でした。

実は、私が須走口からの登頂が約8年ぶり、富士登山が5年ぶりということで8月11日(日)〜12日(月)単独での下見に出かけました。11日は19時5合目駐車場到着(すでに満車でUターンしなさいとの指示でしたが、たまたま空いていたスペースに駐車)。車内で仮眠を取り20時5合目を出発しました。

月明かりの下快調な出だしでしたが、1時間を過ぎたころから足の痙攣が始まり休憩の回数・時間とも増えるばかりで、すでに7合目での撤退を心に決めていました。

7合目の大陽館に到着したのは4時間後の12日0時でした。そこで出会った親子(娘は20歳過ぎ?)と下山。2時に5合目に着きました。この真夜中の下山は本来すべきでないと実感しました。

この下見で得た事は、
・ もっと早く駐車場に着かなければいけない
・ 登頂には8時間かかる?
・ 最低必要装備の重要性
・ 自分の体力の低下 等でした。

さて17日の本番ですが、18時頃駐車場に到着(すんなり下の駐車場に駐車)。夕食を済ませ18時45分5合目を出発しました。雨が降り出し、レインウエアを上下着ての出発でメンバーのテンションも下がり気味です。しかし30分程歩くと雨もやんだためレインウエアを脱ぎました。すでに汗びっしょりです。6合目を過ぎたあたりから月や星も見え始め、ようやくメンバーのテンションも上昇!かなり良いペースで進み7合目大陽館には、約3時間で到着しました。

7合目を過ぎるとあきらかにペースが落ちました。(原因は私か)
日常生活でこれほど自分をいじめる事があるでしょうか?何でこんな辛い思いを・・・。
しかし、結局5名のメンバーが大きく離れることなく18日1時45分に山頂に到着する事ができました。7時間での登頂です。
その後、登山道を見ると8合目から富士吉田からの団体が絶え間なく押し寄せてきました。
私たちは、ご来光見学の一等地を陣取り約3時間ひたすら待ちました。この3時間の寒さ対策が不十分でかなり厳しい時間でした。

しかし、7時間の登頂の疲れ・3時間の寒さとの闘いを吹き飛ばす今回最大のイベントが待っていました。下界を覆いつくす雲海・そこに昇る太陽、言葉では言い尽くせない感動がありました。
下山は、6時30分頂上出発3時間30分をかけ10時に5合目到着です。

今回の登山につきましては、当然ながら7時間におよぶ登頂の辛さを実感しましたが、それに勝る3時間30分の下山時の足全体の痛みとの闘い、そして日の出前の寒さとの闘いと改めて富士登山の厳しさを実感しました。

最後に、「あっぱれ!富士登山」及びそこに情報提供されている皆さん、また徹夜登山にもかかわらず最後まで一緒に行動できた同行メンバーの普段の行いに感謝・感謝です。

(管理人)
グループ登山の代表としてまず下見に行かれた事が素晴らしいです。



BACK  TOP  NEXT

(08/8/19)