■2008年8月17日(日)〜18日(月) 御殿場口
以前も御殿場から登っています。そのとき7合目までひたすら荒涼とした
斜面を延々とジグザグに登っていったのがかなり精神的に堪えました。今
回は登りのルートを変えて、御殿場口から横に進んで富士宮5合目まで行く
ことにしました。以前須山口を登ったときに、トレッキングルートが繋がっ
ていることを知って機会を狙っていましたが、今回単独だったのでそのル
ートで登ることにしました。なのであまり皆さんの役にはたたないかもし
れません。
8/17[9h:休憩込み]
御殿場口AM9:00発→大石茶屋→双子山→御殿庭→宝永第二火口→富士宮五合目
(昼食)→富士宮八合目→御殿場赤岩八合館(泊)
8/18[9.5h]
赤岩館AM2:30→御殿場口頂上(御来光)→お鉢巡り→富士宮口下山→富士宮八
合目→御殿場砂走館→御殿場口PM0:00
・御殿場から双子山へのルートはもともとトレッキングルートに成っています
が、出発は大石茶屋からです。ちなみに幕岩経由ですと駐車場からいけます
が、それだと遠回りなので止めました。ちなみに御殿場口→富士宮五合目で
すが、自分の足で休憩込みで4時間20分。ガイドMAPでは235分なので、まあま
あ平均の時間だと思います。
・双子山は丁度その2つの山の間から、富士山から向かって下側の山頂にすぐに
登れてしまいます。標高は約1800mですが、山頂は広々として広場のようで
す。
とくに山頂の目印は無く、鳥居と石碑が建っていました。残念ながら雲の中
だったので視界は0のため展望はわかりませんでしたが、晴れていれば富士山
が絶景だと思います。
・双子山から御殿庭入口までは荒涼とした砂地の草原をいきます。途中須山下
山道と交わります。道はわりあいはっきりしていますが、目印は白く塗られ
た石が所々に置いてあり、濃霧でなければ迷わないと思います。
・御殿庭入口からは森の中ですが、登山道が砂状で結構な急登です。それが宝
永第二火口縁まで断続的に続きます。御殿庭入口〜宝永第二火口までは須山
登山道と平行しています。ずるする滑りながらの登りので、かなり疲れまし
た。今回の富士山登山で、自分にとって一番の難所でした。下りに使うとし
ても急傾斜で滑るので、けっこう危険だと思いました。
・この日は途中から天気が悪くなって小雨&風の天候に成ったので、富士宮五
合目で昼食と大休憩をしました。この日は車両規制のため駐車場に車が無く
てがらんとしていたのが前回と違って違和感がありました。それでも富士宮
五合目は日本人はもちろん中国人や韓国人と思われる団体や欧州人など様々
な人が大勢いて混雑してました。富士山が国際観光地であると改めて思いま
した。
・富士宮八合から御殿場に抜け、赤岩館に宿泊しています。到着はPM6:00でし
た。日曜日なのに意外に宿泊者が多いのにはびっくりしました。とはいえ1人
に布団一組の広さはありました。聞くとお盆の間は逆にがらがらだったそう
です。8/7に登頂された皇太子様が赤岩館に寄って宿泊されたようで、その写真
が食事する広間に飾られていました。自分は1泊夕食のみで\6200。金剛杖を
持っていると焼印をサービスで押してくれます。ちなみに、ここは弁当はな
いので朝食は、ここで食べてから登るか、山頂で御来光を見た後で下ってこ
こで食べるかになります。新しい事はというと、前はトイレに紙が置いてな
かったのが、今回は据え付けてありました。
・御来光は山頂で見ましたが、なかなか見事でした。その後、反時計回りでお
鉢回りしました。吉田口に6:00頃着きましたが、下山口には大勢のツアーが
いました。御来光を見ての下山だと思います。バイオトイレの窓から道の山
側を一列で降りて行く様子がみられました。他に下山している、自分のよう
なFREEの登山者が居ないので、列を一糸乱さず一直線で降りていく様子は、
何かの行進のようでしたね。登山口にはまだまだ大勢の登山者が登ってきて
おり、9合目の鳥居くらいから繋がっていました。ただし列は詰まっていま
せんでした。道の両側に倒れて寝込んでいる人は、今回いませんでした。
・今回の登山では驚いたことが2つありました。一つは富士山の火口の小さな
ほうの底でテントを貼っていた人がいたこと。大きさからすると一人用が2
張でした。パトロールらしい人が上から注意してましたが、中にいないのか
出てきませんでした。係の人もどこかと連絡して対処を相談していたようで
す。もう一つは初日富士宮口を登っていたとき、8→7合目でロングスカート
を履いた外人のおばさんが下山してきたことです。金剛杖をついて割合しっ
かりした足取りでしたが、すれ違ったのは平地だったので、傾斜のきつい富
士宮道をどうやって登下してきたのかと思ってびっくりしました。後ろの人
も驚いていました。
以上
(管理人)
健脚者ならではの、すごい歩行距離です。一般登山者にはちょっと真似ができません。
富士山の上部でテントを張るのは自然公園法違反です。
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