[登山記の目次に戻る]

 みんなの登山記2008−28
 投稿者:H.Mさん

■2008年7月29日(火)〜30日(水) 富士宮口

天気に恵まれた今回の富士山登山、日本最高峰の剣が峰展望台からの壮大な景色は6 回目の登山で初めて出会えた感動でした。孫娘二人登坂のつらい苦しみを忘れ手をに ぎりあって絶景に歓声をあげた。

五年先元気でいたら10歳になる孫〔娘〕と上りたい(登山記06−13)としていた私68歳、妻67歳。 富士山山開きのニュース見聞きし、急にまた上ってみたくなり孫娘佳香9歳、佳南7 歳を誘い、7月7日御殿場道赤岩八合館に7月29日宿泊予約を入れた所、前回の宿 泊を記憶されており感激。

7月28日午前1時広島(自宅)出発 SAにて休息取りながら山陽道、名神高速、東 名高速を乗り継ぎ 15時丁度表富士宮口5合目レストハウス前に駐車する事ができた。(この時間帯十 分駐車可能) 今回も登山口まで1.5km付近から何台もの路上駐車が残っており昨日の登山者の多さ が思い浮かぶ。 明るい時間到着(予定通り)で登山口付近の散策と雲が下に見える景色に大喜びの 孫。登山前に買っておくと土産選びに夢中であった二人も夕食後は長旅の(770k m)疲れで布団の中。

29日6時に起き 朝食、洗面、出発準備、(前回日焼け防止の失敗で佳香に火傷の 痛みをさせてしまったので今回は念入りにおこなう)佳香のザック腰ベルト付(着替 え、防寒着、予備手袋ソックス、酸素水他)6kg、 佳南〔着替え、酸素水、他〕3kg 。二人とも上りは通学時の運動靴(登山靴を買い求 めたが22.5cm以下には紐つきが無いとか)佳南21cmの紐なし運動靴では下山時の 砂入り、指先障害が怖いので、芸事に使用する地下足袋(22.5cm,21.0cm)、着替 え、雨具、水、膝用サポータ、他16kg 弱を私のザック。妻に10kgの荷物を頼む。 (途中私の荷物は増える?)

7時丁度登山口出発 前日に近辺散策の登山道を軽やかに歩む。

7時30分六合目(雲海荘、宝永山荘)焼印に喜ぶ二人。小休憩9時25分新七合目(御 来光山荘)11時10分元祖七合目(山口山荘)二人が疲れた気持ち悪いと訴える。登山 道脇にて大休憩、(携帯酸素、昼食少し、水素水)で元気取り戻し八合目にむかう。 (佳南のザックを私の荷物にくくりつけ)身軽になった佳南は前方に見える八合目で 待ってると元気に前進する。疲れ気味の佳香の手を引きながら12時30分池田館に到 着。

登山者が多く休息場所もない。金剛杖に焼印と佳南のトイレから出るのを待ち御殿場 側にむかう(通行止め柵あり)。トイレ使用代金の集金人が通行させまいとする嫌な 言葉が発せられたが「すみません、おねがいします」・・・通行止め無視の私を佳南 が不安がる。柵の在る訳を説明納得させながらブルトーザ道を歩き、御殿場道合流地 点の陽だまりで休憩〔遅い残り昼食、他〕

14時赤岩八合館に無事到着前回同様気持ち良い接待をうけた。 到着時快晴であった天気が雷雨、落雷、氷まで降る天気となり自分達は早い到着が幸 いしたが16時以降立ち寄り者、宿泊者皆雨具着用かずぶぬれの人達、着替えの無い子 供氏にストーブで乾かすまでと宿の主が自分の着替えを貸し与えておられた。益々赤 岩八合館のファンになる。

30日5時15分御来光を拝みその足で頂上にむかう〔荷物は宿に残し孫二人は杖のみ〕 10〜15m行っては一休みの九合目付近下山者の後少し頑張っての言葉で元気がでたと の二人、声をかけていただいた皆様ありがとうございました。又同郷の東広島,水野 様40回目の登山で兄貴様との記念登山(70歳代)おめでとうございます、元気でご帰 還のこととおもいます。

8時50分妻と佳南頂上着20分遅れて私と佳香、記念写真を撮り、奥宮にお参りし妻と 二人は食堂に。私は二人が宿で書いた両親あての葉書を投函に多くの人で待つこと10 分、天気は快晴、剣が峰が近く見える前回霧と強風で日本最高地点に往けなかった佳 香に今回は成功させてやりたい。本人も希望する。火口や残雪を見ながら急傾斜に挑 戦したが佳南の頑張りに驚いた。前方の大人達を追い抜きながら登頂し又私と佳香が 10分遅れて到着。剣が峰展望台からの眺望は言葉で表現できない。

下山に備え膝用サポータを取り付け10時20分下山開始、自衛隊行軍、冨士登山駅伝の 練習選手に道をゆずり順調に下っていた佳南が頭が痛いと座り込んだ。急速な下降で高 山病の症状か?横にしての休息で頭痛治まり11時55分八合館に帰着朝食代りの暖かい 昼食を頂いた。

頂上から下山中、何度も靴の砂だしをしたため、二人に地下足袋を履かせズボンの裾 と足袋をガムテープでテーピング砂入り防止を行い、またの再会を約して13時宿をあ とにした。
下山で元気な佳香の先導が富士宮口への分岐点を見過ごし御殿場道を下っている。 「おーい待て待て」引き返すのは可哀想なので砂走り、宝永火口経路に下山コースを 変更した。
下山距離は長くなったが地下足袋とテーピングが効果を発揮し砂走りの醍醐味を堪能 した。又岩場と登山者の多い富士宮道より楽に下山できた。15時50分五合目駐車場に 無事到着。妻、佳香、佳南良く頑張りました。ありがとう。

18時 富獄温泉〔花の湯〕で汗と埃を流した後、東名高速富士川SAまで車を走らせ遅 い夕食と仮眠をとる。行き以上の休息をとりながら31日13時30分自宅に帰りつき可愛 い二人の孫娘を無事、両親に渡して安堵した私と妻です。

(管理人)
雷雨の前に山小屋に到着して良かったです。歩行距離が長い行程ですが見事に歩ききった二人のお孫さんがとても元気で頼もしいです。



BACK  TOP  NEXT

(08/8/20)