■2008年7月19日(土)〜20日(日) 富士宮口
佐賀のとしぼうといいます。42歳の男です。妻も42歳で子供は8歳です。
はじめての富士登山でしたが7月19日より登って無事に20日山頂を極めることが
できました。「あっぱれ!富士登山」を参考にしまして御来光もみれて最高の登山でし
た。ありがとうございました。以下、簡単ですがお礼もかねてご報告いたします。
体力的なことと時間的な面を考え今回は富士宮口よりの登山とし、下山は河口湖口へお
りました。
九州よりは18日の夜、新幹線で岡山へ、そこからサンライズ瀬戸に乗り換
えて19日の朝に富士に到着しました。富士宮駅にはAM6:30に着き、始発のバスに
乗って富士宮口五合目には8時50分到着です。高度に慣れるためと最終準備で小一時
間使いまして9時50分に五合目を出発しました。
天候は少し靄がかかる程度で少し肌
寒いくらいでしたが歩き始めると暑くもなく寒くもなくといった感じでガレ場の道も
なんなく30分ほどであっけなく六合目についてしまいました。しかし、これが地獄の
はじまりでした。妻や子供の体力はインドアな我が家のこと十分でなくそれこそ10m
進んでは少し休みまた、10m進んでは休みを繰り返し遅々として進みません。途中で
少し頭が痛いかなと思ったのですが酸素缶の酸素を吸ってもあまり効果はありませ
ん。しかし、長めの休みを取ると回復しまた、登ることができました。
13時にはなん
とか七合目に到着しここで昼食を摂りました。コンロでお湯を沸かしカップラーメン
とパンを食べたのですがおいしかったです。それから岩場を登り「疲れた〜。休
む〜。」といい続ける息子をなだめすかして八合目には15時に到着です。本当はここ
で泊まる予定だったのですが翌日の御来光のためには御殿場口のほうが登りやすそう
だし赤岩八合館の方がすいていると思って赤岩八合館を予約していたのですがさすが
に連休の土曜日で満員でした。15時30分には到着して16時30分にはもう夕食です。カ
レーはおかわり自由ですが流石に早すぎておかわりはなしです。食事もそこそこに17
時には床についてまどろんでいました。昨日が寝台電車であまり寝れなかったので今
日はぐっすりかなと思いちょっと高いビールも飲んで寝床に入ったのですがやはり狭
いのと人の気配が気になって熟睡はできませんでした。でも1時30分までゆっくりと
横になれたので良かったです。
朝、暗い中、出発の準備で子供を起こすと鼻血を出し
ており少し頭も痛いといいます。登れそうか尋ねると「登れない。」と言うに決まっ
ているので鼻にチリ紙を突っ込んで2時に出発しました。暗い中、ヘッドランプの明
かりをたよりにゆっくりと登っていきます。道は岩場でもなく比較的勾配のゆるい砂
礫の足場は登りやすかったです。突然風が強くなり体感温度が0度を下回るころ頂上
に到着しました。4時には到着です。頂上でコーヒーでも沸かして飲もうと思ったの
ですがあまりの強風で断念し御来光を見るために河口湖口方面へ移動しました。
4時
30分ごろ無事に御来光をみることができ大変感動しました。構想から10ヶ月家族で富
士山の頂上での御来光を観るという夢が実現した瞬間でした。天気にも恵まれよかっ
たです。それから河口湖口へ移動したのですが人の多さに閉口しました。多分、自分
たちが河口湖口を利用していたら頂上での御来光は無理だったと思います。
6時前に
は下山を開始して八合目のところで缶詰とカップめんとスープで食事をしました。雲
海を眺めながらの食事はなによりのご馳走でした。しかし、八合目から七合目がやた
らと長く子供がトイレがしたいと言い出したのですがトイレは見えているのですがな
かなか近くにならず着いても長蛇の列でおしっこを漏らさないか心配しました。それ
から、六合目までゆっくりとした坂道を降りてゆき最後に馬と一緒に五合目のレスト
ハウスに到着です。ちょうど10時にたどり着けました。靴ひもの結び方が悪くつま先
が当たって下りが苦痛だったので最後の登りはかえって楽に登れました。帰るとなれば
子供は元気一杯でなんなく歩き終えることができ良かったです。もう、富士山には登
らないと言っていますが日が経つとまた一緒に登ってくれるかな密かに期待しており
ます。因みに帰りは新宿まで高速バスで行って飛行機で九州に戻りました。
おそらく「あっぱれ!富士登山」を観ていなかったら頂上までたどり着けなかったと思い
ます。 本当に有難うございました。