■2009年8月8日(土) 須走口
29歳男性のH・Tと申します。
三年前から須走、須走、富士宮と登っており、今年で四年目となります。
今年の目標を山小屋泊無しでの日帰りとし、8月8日に達成いたしました。
こちらのサイトは初登山の時から参考にさせていただいておりましたが、
今回の日帰り登頂成功を一つの節目とし、その記録を投稿させていただきます。
実は一度、7月20日に実験的に行ったのですが、
強風に加え膝を痛め、翌日が仕事だったため本七合目で引き返しました。
●今回のプラン。
8:10 須走新五合目着
9:00 須走新五合目発
10:00 六合目着・発
10:30 本六合目着・発
11:20 七合目着・発
11:40 本七合目着・発
11:55 八合目着
12:10 八合目発
12:25 本八合目着・発
12:45 八合五勺着・発
13:40 山頂着
14:30 山頂発
15:20 八合目着・発
15:50 七合目着・発
16:40 砂払い五合着・発
17:00 須走新五合目着
一応過去の実績を元にしたプランです。
当時かなり余裕があったため、実績より早くしている区間もあります。
品川から東海道本線、御殿場線、山岳バスと全て始発を乗り継いで須走新五合目着。
普段菊屋さんで食事していたので今回は東富士山荘。
富士山カレーやほうとうのメニューを見た時、間違って河口湖口に来たかと思いました。
9:00須走新五合目発
五合目を出た直後は太陽が顔を出していましたが、次第に雲に覆われて行きました。
風があまりなかったため、陰っていてもかなり体感温度は高めです。
六合目を過ぎた辺りからはいくらか風が出てきて涼しくなりました。
11:58本七合目着
ある意味予想通りではありましたが、ここで遅れが発生。
七合目〜本七合目の区間が実績より早くしている区間だったのですが、
砂礫に足を取られて思うように前に進みません。
足に疲労が溜まって来ていたので、石段に寄りかかって小休止。
先月来た際膝を痛めた原因を考えた結果、地面に座って膝を曲げたのが原因との結論に達し、
今回は座っても絶対に足を曲げない事に。
結局ここの出発は12:10となりました。
12:45八合五勺着
足の疲労を感じたら次の山小屋で数分立ち止まる形で休憩した結果、
本七合目以降は目立った遅れは発生しません。
ここでどう見てもスーツ姿の兵一人を含む集団を発見。写真を頼まれました。
会話を聞いていた限り、ここで予約なしで宿泊する様子でしたが、
お盆休みの土曜、いきなり行って宿泊できるのか疑問です。
その後どうなったかは分かりません。
14:10山頂着
結局30分遅れのままで山頂着。
個人的に祝杯はコーラでやるのですが、
500mlペットボトルでは今回に限り多すぎるのでオロナミンCで代用。
後は親用にお守りを購入し、お鉢を巡るどころか休む間もなく下山開始。
14:30山頂発
行きは良い良い帰りは怖い、プランに全く自信が持てない下りルート開始です。
基本的に下りはかなり慎重になるのですが、今回は休む時間が殆どなかったため、
それまでの疲労が一気に出てくる事が予想されるからです。
更に言えば、ブル道は所々大きい岩が出ていて、転倒してしまう恐れがあるので苦手です。
15:16八合目着・発
ここは予定より早く到着しましたが、空腹感でフラフラです。
ここまでパンとヴィダーインゼリーしか摂ってなかったので当然なのですが。
大陽館までそれほど距離は無かった気がしたのでここでの食事をスルーするも、結果として裏目に。
下山なのに、歩行速度が御来光登山の数珠繋ぎレベルまで落ちてます。
16:10七合目着
空腹が限界に達していたため即カップラーメン購入。
スープが異様に美味しく感じた事を考えると、
フラフラになっていた原因は塩分の減少だったのかもしれません。
食後ある程度落ち着くまで休み、身支度を整えるともう16:30。
砂走りの目安時間が徒歩80分ですので、仮にその時間だと砂払い五合に17:50分。
その時間で行けば6時のバスに「乗るだけ」なら確定できますが、
「確実に座る」ためには17:50分には五合目に戻っていたいところです。
という訳で、絶対に途中で立ち止まらない事にして16:36砂走り突入です。
ところで、他の方の登山記でも触れられていますが、
砂走りの入口はやはり危険だと思いました。
入口自体は去年ほど急ではなくなったため、入りやすくはなっているのですが、
そこから暫く細い道が続く中、中央に巨大な岩がいくつもせり出していました。
17:26砂払い五合着
意外にも50分で砂払い五合に到着しました。
ここでは気付という訳ではありませんがようやくコーラを補給、
店の人と軽く話しただけで17:32行動再開。
樹林帯は須走下山道で一番好きな区間なので、怪我でもしていない限り遅れません。
17:46須走新五合目着
何とか五合目まで戻ってこられました。
東富士山荘でソフトクリームを食べ、
お土産を購入後すぐにバス停に並び、無事に座ることができました。
帰宅してから親に次回どうするか考えてると言ったら「まだ行くの?」と呆れられました。
河口湖口から登るつもりはあまりないので、来年は御殿場口を登ってみたいと思います。
もし今後山小屋泊無しで登るにしても、時間制限が厳しい始発日帰りはやめ、
夕方出発で登頂してからお鉢巡りをして翌日下山、
くらいのゆとりを持てるプランを組みたいと思います。
(管理人)
帰りのバスの時間を気にしつつの日帰り登山は大変です。私も二回目の登山で同じような経験をしました。
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