■2009年8月16日(日) 御殿場口
昨夏初めて富士登山をしましたが、今年は早めに富士登山を開始。6月26日残雪
の中好天に恵まれ富士宮口から剣が峰まで登頂、7月25日悪天候のわずかな隙間を
狙い、須走口から登頂するも8合目からは強風、濃霧、雨に悩まされ、売店で購入し
た煮えたぎる鍋の中のココアで生き返る富士登山でした。
そして今年3度目の富士登山。今回は後輩で経験者のKくん(28歳。若い!)が
同行です。Kくんとはいつか御殿場口を攻めたい、と以前から話をしてましたので、
休みが合う16日に決めました。ちょうどマイカー規制もあり、御殿場口になるのも
必然でした。
16日午前2時、自宅前のコンビニまで迎えに来てもらい、食料調達後一路御殿場
まで。午前3時40分駐車場着。富士山のシルエットに浮かぶ山小屋の灯りに、興奮
が高まります。支度を済ませ午前4時20分登山口の鳥居をスタートしました。空に
は多少雲があるものの、悪化する兆しはありません、Kくんも7月19日、悪天候の
須走口を体験しており、いやがおうにも期待が高まります。まだ暗い登山道をヘッド
ライトの灯りをたよりに、大石茶屋を通過。「7合目まで4時間」の標識に「本当か
いな?」と思いましたが、4時間後改めてその正しさを思い知るのでした。
左手に双子山を見つつ、午前5時、東の空にご来光を見ました。山の上に真っ赤な
太陽がポッコリ。しばらくして直視できない明るさになりました。7時10分腕時計
の高度計が2400mを越え、富士宮口の高度になりました。とにかく黙々と進むし
かありません。最初は双子山と宝永山が連なって見えたのが、双子山を越えてからは
宝永山が遥か上方に見え、先が長いことが思いやられました。山小屋の目標がない
中、何度かの休憩を挟み、左手に下山道を駆け下りる下りの登山者を見ながら、登る
こと4時間30分。午前8時55分7合目日の出館到着です。空は素晴らしい快晴で
す。富士宮口に下りるであろう人たちがすれ違う中、その後10時05分8合目到
着、ここからは若いKくんに引っ張られるように登山を続け、いつものように9合目
あたりからは止まっては進み、止まっては進みの繰り返しで、余力を残したKくんに
は申し訳ない気持ちでした。初めての御殿場口ということもあり、どこまで登って良
いのやら分からないまま、下山する人に「あと少しですよ。」と励まされ、午後零時
05分、なんとか8時間を切る7時間50分で登頂できました。Kくんに感謝です。
一服した後はお鉢めぐり初体験のKくんのために早速剣が峰に向かいました(若い
というのは本当にうらやましい)。奥宮にお参りし、剣が峰へ。お盆休み最終で好天
ということで、混雑を予想しましたが、思ったほど登山客はおらず、剣が峰の最高峰
の碑の順番待ちもありませんでした。今まで2回剣が峰に来ましたが、奥の展望台は
初体験でしたが、日本で一番高い所の展望台にはビビリ、股間が縮まりました。この
ころから少し雲が湧いてきて、下界は見にくくなったものの、お鉢めぐりの最中は絶
景を楽しみました。山口屋支店さんでラーメンをいただき、もとの御殿場口まで到
着。午後2時15分下山開始です。下山途中7合目で小学生二人を連れたお父さんに
会いましたが、宿泊予定でなく装備も完全ではないので、午後3時を超えて風も冷た
くなってきたこともあり、下山を勧めました。25日の須走の時も何人かに下山を勧
めましたが、トムラウシのこともあり、大事にこしたことは有りません。
下山は大砂走りの際、少し雲が流れましたが、ほぼ天気に恵まれ、雲が晴れたとき
の下方に見られる駐車場の遠いこと遠いこと!快適に飛ばしたものの、なかなかゴー
ルに到達できず、「これが御殿場口の厳しさか。」とも思いました。何やかやで午後
4時57分、2時間40分で下山しました。
富士山に登るたび、反省点が出て来ますが、今回は長丁場ということもあり、2
リットル水を用意しましたが、若干不足しました。重量との兼ね合い、天候にもより
ますが、やはり好天時は少し多目が良いと感じました。まだシーズンは終わらないの
で、あと何回か登りたいと思います。
(管理人)
Kさんのサポートはありがたいですね。サッカーおやぢさんも、日帰りで御殿場ルートを往復できるのだから、かなり元気。
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