■2009年7月22日(水)〜23日(木) 須走口
「今年こそ、剣が峰に立つ!」
一昨年は、初登頂であり息子の体力的な問題もあって断念。
昨年は、山頂付近が強風のため危険と判断して断念。
さて、今年こそは剣が峰に立てたか?
小学6年生になった息子と3年連続の父子二人の富士登山の記録です。
7月22日(水)
10:00 自宅出発
梅雨明けしたとたんに、鬱陶しい梅雨空が舞い戻ってきて、海の日の三連休から天候が回復せず。
天気予報とにらめっこしながら、23日早朝に須走口からの日帰り登山を決定した。
昨年同様に山中湖畔で昼食をとっている時、雲の合間から富士山が見えたが、
青空に聳え立つ黒々した富士ではなく、梅雨空にどんよりとした富士の姿であった。
なんとなく嫌な予感がする。(^_^;)
14:00 須走口五合目
関東地方は部分日食が見られるとあって、それらしきツアーバスが数台来ていた。
あいにく五合目は雲っていたが、山頂付近では日食が見られたのだろうか?
それでも平日のため第2駐車場は半分ほど空きがあった。
先週の土曜日は、ここから5kmほど下まで路上駐車の列が伸びたらしい。
須走登山口まで2時間弱も歩かなくてはならない。そりゃ〜厳しい! (^_^;)
15:00 小富士散策
今年も足慣らしと高山に身体を慣らす意味を含めて小富士までハイキング。 (^^♪
曇り空ではあるが頂上まで見渡せることができた。
今回は不景気による経費削減で車中泊としたが、夕食は菊屋さんに食べに行った。
三連休は悪天候にも関わらず、ものすごく忙しかったらしい。富士宮口の落石事故による駐車場の制限で
須走口に登山客が流れてきたからだろうか?
7月23日(木)
3:30 須走口五合目出発
日付が変わる頃までは駐車場から山小屋の明かりが見えるほどの天候だったが、霧が出てきた。
樹林帯に入ると小雨が降りだしてきたが、レインウェアを着込む程ではないし、気温も高めで蒸し暑い。
ご来光を山頂で見ないオフピーク登山であるために、ほとんど他の登山者がいない須走スタートであった。
突然の土砂降り
瀬戸館まで10分ほどの位置で突然の土砂降り!
急いで木の下に入りレインウェアを身に付けるが結構濡れてしまった。
荷物の整理ときちんと身支度を直したかったので、瀬戸館で暫しの休憩。(温かい飲み物付きで30分500円)
10分ほどで雨はあがり再出発!
6:00 大陽館通過
先ほどの雨を除けば、ほぼ予定通りに登っている。順調順調! v(^_^)
風が強くなってきたが、見晴館を過ぎたあたりからは日差しも出てきて、しっかり山頂が見える天候になった。
しかし、山頂付近の雲の速さを見ると強風が予測できた。またもや、お鉢巡りは断念かぁ〜? (T_T)
8:00 九合目通過
吉田口から登って来る人も多くなくそれほど混雑していないが、山頂間近の登山道は鉄柵で道幅が
制限されていて狭くなっている。ご来光渋滞は想像を絶するものではないか?
ただ相変わらず登山道を下ってくる人がいる。なんでかなぁ〜(?_?)
8:30 富士山頂到着
約5時間で山頂に到着した。 \(^o^)/
天候は晴れだが予想以上の強風が吹き荒れている。
残雪の影響でシャーベット状の部分もあるとのことなので、今年もお鉢巡りは断念した。
とても残念だが、大人でも吹き飛ばされる危険を感じるほどの風であった。
独立峰である富士山頂の風は甘く見てはいけないと再認識した。さぁ帰ろう!
9:00 下山開始
下山道の脇にも残雪があり、今シーズンの富士山の状態を物語っているようであった。
砂走りの手前でブルドーザで荷揚げをしているおじさんと話すことが出来たが、砂走りの入り口を整備したとのこと。
「ここの入り口が崩れかけてて危険だったんだよな〜!気をつけて行けよ!」とのありがたいお言葉を頂いた。
ルートを整備してくれる方々がいるからこそ毎年登山ができるんだなぁ〜って思った。ありがとう!
11:00 五合目到着
砂走りを下りきるまでは山頂まで見渡せる青空であったが、樹林帯の手前でまたもや土砂降り。(T_T)
もうレインウェアを着る気力も無く、そのまま五合目を目指して下る下る!
あっという間の2時間での下山でしたが、雨のせいで砂まみれにもならず五合目に無事到着! (ずぶ濡れだが…)
下界はものすごい濃霧で、あざみラインは国道に下りるまで前が見えなかった。
お鉢巡りはできなかったが、今シーズンの状況を考えると、まぁまぁのコンディションであったと思う。
年々たくましくなる息子の姿を嬉しく思う父であった。
来年そこは剣が峰に立つぞ! v(^_^)v